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「猫街に星屑の降る夏休み』に、僕がみた夢。

作者: 秋葉竹



この前の夏に、

こんな詩(?)を書いた。

なんだか、懐かしいね。

でも、

今、

真冬の。


凛とした

清冽な岩清水の水を、

両手で掬いあげた。


ゴクゴクとのどを鳴らして、

歯にしみる冷水を、

ゆっくりと、ゆっくりと、

飲んだんだ。





猫街に星屑の降る夏休み



恋しよう?

そんな突然言うんだね

うつむく横顔 色づく 頬紅


うわ目つかい

あのとき伝えた甘いウソ

「好きになるかもしれない」信じた?


闇の絵に

「ぜったい誰にも だまされないこと」

その文字刻んで 裏切りおそれず


うそ 弱い?

片想い抱き ベッドで泣きそうな

ギムナジウムの転校生より


いばらみち

ゆきて未来のまぼろしを

みたと思った 悲しきオーロラ


夜道酔い

ガチャガチャラッパの猫街を

私のものだと 虹架け渡ろう


愛を知り

知って無視した暗き火で

真面目な虎でも焼き殺そうか


カッコイイ

カッコワルイはそのむかし

しあわせえらんだときにすてたよ


この世界

美しいのはだれのせい?

貴女が問うの? 自分で問うの?


予言だが

この道は尚つづくだろう

貴女を好きな 人の果てまで


いいんです

くちおしいけど貴女には

指もふれずに 眠るつもりさ


恥ずかしく

顔も上げずにしゃべってた

惚れたら負けの 猫の子みたいね


目指さない

この目みすえて猫が啼く

こんにゃみゃんみゃで いーのかにゃー


夏の窓

ロケットよりも高い青

蝉も黙った 静止す 初キス


サラダ食べ

夜空の花火を効果とし

初恋降臨 素足で駆け寄り


花浴衣

花火大会 手を繋ぎ

天使のプランを夜空に探そう


せつなくて

線香花火を見れず空みて

星屑あふれて 流れる刹那か




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