●トンネル襲撃の顛末
◆実行犯が有能でも、作戦が二番煎じで上が無能だと――というお話です。
時は遡り、ウルダトンネル開通当初――、
カイロス伯爵領側にあるトンネル入り口の直ぐ側に設営された天幕の中、
侯爵に伯爵に子爵と錚々たる家の子息達が集い、天幕の隙間からトンネル内に入っていく馬車の列を様子を楽しげに眺めていた。
「ククッ、浮かれておるわ」
「これが数刻後に悲鳴に変わるとも知らずに――ですね」
さて、この不穏な会話をする彼等が何者なのかというと、
数ヶ月前、トワが巻き込まれたトンネル爆破を画策した面々といえばわかるだろうか。
ちなみに、なぜ彼等がそれに関わっているのかが判明しているのか。
それは、ガルダシアの諜報員として働く影、トレシュの努力とトワやスノーリズなどガルダシア城のメイドの手腕に加え、万屋から大量に送られたコガネムシ型ゴーレム・スカラベを大量投入した成果だったりする。
そして今回、このトンネルの開通に合わせ、視察という体で、彼等からここへやってきたいと申し出があったことで、またなにか画策しているのではないかと、万全の体制を整えた上で、せっかくなのでここで決着をと、カイロス伯爵合意の元、スノーリズが監修、あえて彼等をここに招いたというわけだ。
と、そんな理由からもわかる通り、彼等が楽しみに待つその時が訪れることはあり得ない。
彼等はただ待ちぼうけを食らうだけで、
一時間、二時間過ぎた頃、なにも起こらないことにしびれを切らした何人かが――正確には立場が上の子息から急かされた下の立場の貴族子息が、更にその下の実行犯との交渉を命じられた――従者を呼び出しこう問い質す。
「お前達、闇ギルドとの交渉がまとまったと言ってたよな。これはどうなっている」
「まさか我らを謀ったとでも?」
天幕内に配置されたスカラベによって全て目撃されているとも知らずに、自分達の気が晴れるまでと従者達を相手にさんざん罵った上で、しっかりと契約がなされているのなら、さっさと計画を進めないかと、実行犯の尻を叩くように彼等をトンネルの中へと送り出す。
それから暫く、トンネルの入口が急に慌ただしくなってくる。
それを見た貴族子爵一同は「ようやくか――」と、送り出した従者が帰ってくるのを今か今かと待ち構える。
しかし、ここでやってきたのはスノーリズ率いるガルダシア城のメイド達で、
「ブリダ侯爵ご子息、チャドラ様はこちらにおいででおられでしょうか」
「何事だ?」
「はい。トンネル内でトラブルがございまして、皆様方には少しこの場を離れていただきたいのですが」
「いや、いい。
それよりも何が起きているのか聞かせてもらえるか」
「その前に避難を――」
「メイド、私はいいといったぞ。
それよりもなにが起きているのかの報告をしてくれないか」
ここでスノーリズからご指名のあったチャドラが、あえて強硬に事情を聞こうとするのは、トンネルでの失態をガルダシア自治領もしくはカイロス領の所属であろう彼女の口から聞きたいという魂胆があるからだ。
しかし、前述の通り、スノーリズはここまでの彼等の動きを知っていて。
「この処置は体面を気にしてのお願いだったのですが、ご本人様がいいと仰るのなら仕方ありません。
では、捕縛に移らせていただきます」
「は?」
そう宣言すると、周囲のメイドが天幕内の貴族子息たちを素早く拘束。
ただ、彼等としてもメイド達に後ろ手を取られては黙っていられない。
「メイド風情がなにをする」
「我々にこのような仕打ちをして、ただで済むと思うのか」
離せとばかりに体を捩り喚き散らすが、
「けど、どうにもならないんだよね」
メイドの一人が貴族に対するには不適当な砕けた口調でそう一言。
スノーリズが彼女の言葉を引き継ぐように。
「貴方がたにはトンネルへの破壊工作を画策した嫌疑がかけられております。尋問の為、ご同行願います」
「な、なにを馬鹿な」
そう、『馬鹿な』なのである。
彼等からしてみると自分達が犯人とされることがないという自信があった。
だからこそ、のこのことこの現場にやって来ているわけで、
その為に闇ギルドなどに少なくない金額を放出しているのだ。
ゆえに、多少の嫌疑を掛けられたとしても、まさか拘束されるなどとは彼等は夢にも思っておらず。
「しかし、そのようなことを申されましても、すでに拘束に十分な証拠も揃っておりますので」
「証拠だと?」
「以前ガルダシア側で起きた事件の反省から、トンネル内にある特定の魔法を感知・封じる措置が施されているのです。
ですので、魔法による破壊工作を行おうとした時点で、相手を見極める事ができるのですよ。
そうして洗い出した者共を張見張っておりましたところ、ロアーリ家とディンゴム家の家令を名乗る人物が現れましてね」
と、そんなスノーリズの言葉に合わせるように、見たこともない台車に乗せられて運ばれてくるのは、先ほどチャドラの取り巻き達が様子を見てくるように送り出した従者達。
そして、続けて運ばれてきたのは商人らしき姿の男達で――、
「では改めて聞きます。貴方の依頼主は誰ですか」
「真ん中の奴だ。他にも何人か見た顔がある。
ぜ、全部話すから、こいつを、こいつを外してくれ」
スノーリズの問いにまず答えるのは後に運ばれてきた商人風の男だ。
「では、ご指名を受けた貴方、貴方たちが今回の犯人ということでよろしいですか」
「ち、違います。私はただお坊ちゃまの命令で動いていただけです」
そして、事実はすでに確認済みであるのだが、一人が喋りだせば、我も我もと残る従者達も声を上げ始め。
「貴様――」
あっさり真実を暴露する従者に食って掛かるのは、実際に彼等を送り出した子爵家の子息二人。
ちなみに、どうして彼等がこんなにも素直に応えてくれるのかというと、その秘密は彼がズボンの上から着用している鉄の下着にある。
言うまでもなく、これは〈息子殺しの貞操帯〉を改造したもので、嘘をつくと、強い衝撃が装着した部分に発生させる――というのはあくまで体で、実際にはただ遠隔操作で衝撃を発生させるだけというものなのだが、
その衝撃の発生というのが事実証拠に基づいて行われることで、彼等が事実そういう魔導器と思い込んでしまったのなら、嘘を付くわけにはいかないと、こうして素直に話してくれているという状況になっているのだ。
「さて、これでご理解いただけたでしょうか」
そして、証言も取れたところで、すぐに処分に移ろうとするスノーリズ。
しかし、チャドラを始めとした貴族子息達はここで場の流れを読み、抗議を向ける相手を現場を取り仕切るスノーリズに変更。
「これはなにかの間違いだ。父上に連絡を取ってもらえれば私の無実が証明されるハズだ」
「そうだ。実家に、実家に連絡を取ってもらえれば、こんな横暴など許されないぞ」
肩書き、権力を持って懐柔を迫るものの、スノーリズはそんな脅し含みの彼等の声にもあっさりとした反応で、
「残念ながらそれは不可能でございます」
「不可能だと」
「僕を嫡男と侮っているのか」
落ち着き払ったスノーリズの様子になにか感じるものがあったか、数名の貴族があえて口を噤む中、低めた声で言ったのはブリタ侯爵家嫡男のチャドラだった。
「それもありますが、おそらく貴方様がいま考えておられるようなことは既に不可能かと」
「どういうことだ。王国東部で権勢を誇る。我がブリダ侯爵家を軽んじるか」
後ろ手を捕まれながらも、無駄に胸を張り、自家の格を語るチャドラ。
しかし、そんなチャドラの態度にスノーリズは冷めた目を向け。
「まずはご自身の立場をご理解していただかなければなりませんね。
では、こちらをご覧ください」
軽い手振りでいくつかの書類を模した幻影を空中に投影。
まるで伝説の魔導書のように、宙に浮かんだ書類に書かれる内容は、不正の証拠に犯罪の事実、それによる権利剥奪のオンパレード。
その中には本人達の犯罪の証拠を記した書類もあって、
それを見た貴族子息達は大きく目を見開き。
「なんだこれは?」
「書いてある通りのものですが」
「ね、捏造だ。
こんな魔術で作り出したものが本物であるハズがない」
「そうだ。こんなもので我らを裁けると思うなよ」
「たしかに、これは本物ではありません」
明らかに動揺しつつも、口角泡飛ばす勢いでチャドラがした抗議に頷くスノーリズ。
と、そんなスノーリズの言葉にそれ見たかとばかりに気炎を上げる貴族子息一同。
しかし、彼等が喜び勇むのは気が早かった。
「そもそも本物の書類は現地に法衣貴族に届けられている最中ですので」
そう、本物の書類が必要なのは、実際に処断を下す各地の裁判官だ。
よって、その書類はすでに各地の役職ある貴族に届けられる途中であり、実は彼等はその処分を待つ段階にあるのだ。
更に、今回裁かれる対象が貴族ということで、原本となる書類も王城で保管される為、ここに実物を持ってくることは不可能な状況となれば、
「この幻影は王都にて作られたものをそのまま写し取ってもらったものなのですよ」
「し、信じられるか」
「そのように申されましても信じてもらうしか無いのですが、まあ、こんなこともあろうかと、他に手を打ってあるのですが」
ここでスノーリズはまた虚空に指を彷徨わせ、その写しが作られた際の映像をいくつか投影。
そんな光景に、ここで一部の貴族子息が、二ヶ月程前、王国全土を巻き込んだ不正発覚によって処断された、ガルダシアに隣接する貴族・豪族の末路を思い出す。
もしや、自分達は手を出してはいけない相手に手を出してしまったのではないか?
そして、一部貴族子息が緊張に捕らわれる中、最後に大きく映し出されるのは、まるでスケルトンが人間の皮を被ったようなガリガリの男だった。
はてさて、この男はいったい何者なのか。
ここで勘の悪い――、
いや、むしろ勘が鋭いのかもしれない貴族子息が声を尖らせる。
「こ、このこ汚い男がなんだというのだ」
「貴方様はこちらの方が誰と知らないと?」
「知るわけ無いだろう」
この言葉にスノーリズは周囲を見回し、他の子息の反応も見て、呆れるように幻影の男に話しかける。
「ゾシモス殿、アナタは王宮でなにをしていらっしゃるのですか?」
『申し訳ありませんスノーリズ様。なにしろ以前は研究に没頭しており、表に出ることは滅多にありませんでしたので』
研究? 王宮?
貴族子息達の脳裏を、このスノーリズとゾシモスと呼ばれた痩せこけた男の言葉が駆け巡る。
しかし、それが形になる前にスノーリズが彼の正体を明かす。
「彼は王宮の魔導兵団の長にして王の相談役、そしてウルデガルダの五指に数えられる錬金術師ゾシモス=スプリッツァーノですよ」
「「「「「は!?」」」」」
この紹介に声を上げてしまったのはチャドラだけではなかった。
この場に案内された貴族子息のほとんどが思わず唖然とした声を出す。
ウルデガルダの五指――、
それは、この大陸に置いて五本の指に入る強力な魔法使いに与えられる称号である。
そんな栄誉ある一人がこのこ汚い男だというのか。
正直ここにいる貴族子息のほとんどが――、
いや、メイド達とて信じられない気持ちの方が強かった。
しかし、そんな彼等にもゾシモスという名前には聞き覚えがあった。
現国王のルデロックの右腕であり、稀代の錬金術師。
最近では中隊規模の兵を一気に運ぶ雲を生み出したとして、一躍その名を周辺各国に轟かせており、そんな功績を引っさげて王の相談役という地位にまで上り詰めたという成功の象徴。
そのゾシモスがこの痩せこけた男だとでもいうのか。
にわかには信じられないような事実に言葉もない貴族子息達。
と、そこにスノーリズから追い打ちが入れられる。
「そもそも貴方がたが敵対しようとしていたマリィ様も、その五指に数えられる一人なのですがね。わかっておられるのでしょうか?」
それは彼等も知っていた。
知らぬ筈がないだろう。
しかし、それと同時にマリィには一つの良くない噂があった。
それは彼女がいまいる地位を金と権力で買ったという噂――、
選定の際に大々的な式典などが行われなかったのはそれが故という噂――、
ただ、それはあくまで事実無根の噂であり。
「ルデロック様が流したデマが尾を引いているようですね」
『我が主がご迷惑をおかけしました』
そう、マリィに関するこの噂には伯父であるルデロック王の関与があった。
ウルデガルダの五指に選定された際、マリィ本人が――、その両親が――、後々の争いの火種にならぬようにと、大々的に発表を見送ったことを逆手にとったルデロックの欺瞞工作。
それが後に一部貴族や豪族によるマリィへの侮りに繋がり。
現在、彼等が陥っている状況を導き出したともいえるだろう。
「さて、この幻影が本物の書類であることは、ソシモス様が証明してくださります」
『ええ、これら書類の策定には自分も関わっておりますので』
そんなゾシモスの声に連動するように再生される映像は、先んじて捕まった王都にいる関係者、そして、ルデロック王の身元で提示される数々の証拠だった。
そんな映像を見せられ、さすがのチャドラも自身の現状を把握したか。
「クソッ、どうして、どうしてこんなことに――」
「今さら嘆かれましても――、
そもそも貴方様方が原因でしょうに」
そう、スノーリズの言うように、先に手を出してきたのはチャドラ以下貴族子息の側である。
いや、正確にはチャドラの実父であるブリダ侯爵がまとめる一派が、ガルダシアに関わる利権を奪うべく、邪魔なトンネル事業を潰そうと、ガルダシアに、カイロスに、害意を向けてきたのが原因なのだ。
「加えまして、自領地に対し高い関税をかけ、経済を滞らせたのもよろしくなかったかと。
その辺りの資料を献上しましたところ、ルデロック王も今回の粛清に喜んで協力してくださいましたので」
それが巡り巡って国の財政に打撃を与えたのがよろしくなかった。
そう、国庫に大きな被害がもたらされるのなら、流石にあの権力にしか興味のないようなルデロック王とて黙っていない。
その結果、マリィ配下のトレシュが集めた証拠が惜しみなく使われ、本来握り潰されていた犯罪の数々が明るみとなり、そのまま家のお取り潰しに繋がってしまったのだ。
と、ここまで筋書き立てられれば、自分達が持つ権利を盲目的に信じ切っていた彼等とて、少しは現実が見えてくるだろう。
スノーリズとしては多少の期待をしていたのだが、
「くっ、こうなれば――」
「実力行使ですか、無駄だと思いますがね」
ここにきて彼等が選んだのは実力行使のようだ。
「メイドごときが舐めるなよ」
スノーリズ達を恨みのこもった目線で見据え、全身に魔力を巡らせるチャドラ。
しかし、スノーリズは平然とした様子で、
「なにか高価なオモチャでも買い与えられているのですね。
しかし、それだけでどうにかできると思うなど愚の骨頂としか思えないのですが」
『単にアナタ様方が誰なのかをわかっておられないのでは』
独り言のようなスノーリズの声にゾシモスの気を使ったような声。
次の瞬間、冷たい風が吹き抜け、チャドラのみならず、他の貴族子息達の体のそこかしこにも霜が降りる。
「なんだこれは!?」
「氷属性中位の魔法〈霜花の戒め〉です」
それは冬の精霊のイタズラ。
ちょっとした魔導器くらいならば、氷の花によって一時的に使用不能にしてしまういった魔法である。
『これは氷の中位魔法?しかも、この私すらも知らない魔法を予備動作無しで発動させるとは……』
ウルデガルダの五指と呼ばれるゾシモフでも一部中位魔法の無詠唱は出来ても、なんの予兆を見せずに行使することはできない。
そして、ゾシモスは霜花の戒めなどという魔法は聞いたことがなかった。
このゾシモフすらも関心するスノーリズの魔法によって最後の望みは絶たれる貴族子息達。
しかし、チャドラは諦めない。
動かない魔導器に文句を言いながらも、諦め悪く藻掻き、メイド達を罵り、その拘束から逃れようとするのだが、
その態度にスノーリズはわざとらしく重い息を吐き。
「仕方ありません。最終手段を使わせていただきましょう。
シェスタ、クゥをお出しなさい」
「えぇ、またですか。
私、クゥちゃんをそういうことに使いたくないんですけど」
ここで指名を受けたのは斜めになった前髪が特徴的なメイド、シェスタだ。
彼女はブツクサと文句を言いながらもスカートの中から一枚のカードを取り出し、それに魔力を流す。
すると、その肩口に極彩色のナニカが現れ。
「なんだソレは?」
突然現れたそのナニカに掠れた声を出すチャドラ。
一方、問われた側のシェスタは「あのお兄ちゃんに遊んでもらっておいで」とクゥを解き放ち。
そのクゥが無邪気にもチャドラかまってと飛んでいく様に、貴族子息達は恐慌状態に陥り、メイド達に助けてくれと懇願を始める。
すると、そんな彼等の態度にシェスタが複雑な顔をしながらも、チャドラの頭に飛び乗り、キャッキャとはしゃぐ? クゥを呼び戻し。
「相変わらず貴女のスクナは便利ですね」
「便利とかそういう問題じゃありませんよ。
まったく、こんなに可愛いのにね。クゥちゃん?」
そこが頭なのか、召喚主であるシェスタが戻ってきたクゥの一部を一撫で、
その様子をスノーリズが呆れたように横目で見て、
最早、反抗する精神をへし折られたチャドラ以下貴族子息達に視線を戻すと、
「さて、後はそちらに輸送すれば処分を下してくれますね」
立体映像のゾシモスに声をかけるのだが、
どうやらゾシモスの意識は意外にも、いま呼び出されたクゥにいってしまったみたいだ。
『え、あ、はい』と気のない返事で応えながらも続けて、
『それよりもスノーリズ殿、彼女が召喚せしその存在がそれがなんなのか、それが気になるのですが』
興味津々と送られてくるコメント。
そんなゾシモスのコメントに、スノーリズは疲れたように腰に手を置き。
「マリィ様の許可が下りたのなら詳細を明かします」
『誠でありますか』
「なので、この者共の始末はしっかりとお願いしますよ」
『了解であります』
交わされた約束にホクホク顔のゾシモスを見て、スノーリズは重ねてため息を吐き出すのだった。
◆というわけで、久々に登場のゾシモスでした。
彼はルデロックに付き従う形でガルダシアに攻め入った挙げ句、自爆する形で精神崩壊に追い込まれながらも、彼にこのまま倒れられたら、主に戦力的な意味で面倒だということで、マリィのはからいで回復がなされ、現在は多少まともになったルデロックの下、不安定な国内情勢を抑えるべく、研究に費やす時間を制限されながらも、東奔西走する毎日を送っているという設定になっております。
◆少々体調を崩しておりまして、次の投稿は一週間後になってしまいそうです。
風邪が耳に来るなんてことがあるんですね。耳鳴りが酷いです。
皆様、お気をつけを――、




