傲慢な侵入者
「おお、なんつーか迫力があるな」
「元春、不謹慎ですわよ」
森の中を飛び進む、フクロウ型ゴーレム『アインス』から送られてくる迫力ある映像に、はしゃぐ元春に注意を入れるマリィさん。
現在、僕達は魔王様たちが暮らす森に侵入者があったとの報告を受けて、現場に向かっているところである。
侵入者を発見したフルフルさんのお仲間『妖精警備隊』からの報告よると、侵入者の数はおよそ二十、数名の人間にエルフ、そして多くの獣人とおそらくは妖精に属するだろう人物の姿も確認できるみたいだ。
ちなみに、他にも、どういう理由か、迷いの結界を抜けられなかった人員が、精霊のみなさんがその領域とする森の周囲にかなりの数いるみたいで、そちらの対処もまた後でしなければならないだろうとのことである。
しかし、それよりもまずは侵入者の対処が先であり。
「人間と獣人が混成する集団の中にエルフが一人ですの。
今まで聞いていた話から察するに、そのエルフが今回の元凶なのでしょうか?」
確かに、これまでの魔王様の話をまとめると、マリィさんが指摘する可能性は高いだろうけど。
「現地に行ってからでないとちゃんとした判断は難しそうですね。
もし今回の件がエルフの差し金だったとしても、森に入ってきた数が一人というのが気になりますから」
「そうですわね」
まあ、ここで僕とマリィさんがそんなことを言っていても、今回メインで動くのは現地にいる魔王様達。
ゆえに、今回の襲撃に関して僕達が出来るのは、せいぜい戦いのアドバイザーとか後方支援をするのが関の山といったところだろう。
と、そんなこんなで、フルフルさんの操縦で森の中を飛ぶこと十数分、ようやく目的の集団を見つけることが出来たみたいだ。
先行していた妖精飛行隊のメンバーが操る鳥獣型ゴーレムの誘導で、付近の巨木の枝に止まり、見下ろす先を歩くのは、報告にあった通りの集団だ。
先頭は屈強な獣人が十名ほど、それぞれに動きやすそうな革鎧を身に着け、それに続くのが金属製の鎧を身に着けた人間の集団と白髪の女エルフ。
そして、集団の中央には檻がついた神輿のようなものを担ぐの獣人達がいて、檻の中に入っているのは褐色肌に白髪と、どこか魔王様に似ている小柄な少女だった。
「あれは?」
「報告にあった妖精族でしょうか、見たことがない種族ですわね」
僕とマリィさんが、その少女の容姿をモニター越しに、彼女は妖精だろうかと話していると、フルフルさんが『う~ん』とちょっと迷うような声を出し。
『あれって、ドヴェルグじゃないかな』
「ドヴェルグっつーとアレだよな。ドワーフ」
「神話によっては闇の精霊だったりするって話もあったような気もするけど、この場合は――」
元春がかつて得た知識から、フルフルさんの言葉に当たりをつけて、僕がそれに補足を入れようとするのだが、
その声に被せるように元春が言うのは、
「つまり、合法ロリってことか?」
言い方――、
とはいえ、たしかに送られてきている映像を見る限り、この世界のドワーフ女性は、硬派なファンタジーに出てきたりする髭モジャの女性ではなく、ゲームキャラクターなんかにありがちな、コロコロと可愛らしい女の子タイプのドワーフみたいだ。
こうなると、元春の言うこともあながち間違いではなくて、そんな元春の発言に『またなにか不埒なことを言っているのでは?』と、マリィさんが視線を鋭くするなんてと、やや緊張感に欠けるやりとりを僕達がしていたところ、ガシャンと大きな音が聞こえてきて、なにがあったのかと僕達が魔法窓を覗き込むと、どうも数名の人間がドヴェルグの少女が入った檻を鞘のついた剣で殴りつけているようだ。
と、そこでアインスの高性能な聴力が捕えた音声をよく聞いてみると、どうも彼等はドヴェルグ少女を脅しつけ、彼女に精霊の気配を探らせているみたいだった。
成程――、そうやって彼等はこの森に入ってきたのかな。
僕が聞こえてきた内容に、彼等が迷いの森を抜けられた理由に当たりをつける一方、そんな人間達の蛮行を目の当たりにした元春が、
「『おい』」
低い声で魔法窓にがぶり寄り。
そして、元春の声に重なるように一人の獣人が、ドヴェルグの少女を乱暴に扱う人間の手を掴もうとするのだが、次の瞬間、彼女を助けようとした獣人がうずくまってしまう。
そんな突然の状況に、元春が「あん、どうしたんだよ?」と不思議そうにする中、マリィさんが口にするのは彼が倒れてしまった原因ではないかというマジックアイテムの存在だ。
「あれは、奴隷の首輪ですわね」
「奴隷の首輪。んなもんがリアルにあるんすか」
マリィさんの推測に真剣な顔で訊ね返す元春。
いつもなら、奴隷の首輪という夢のアイテムに欲望まみれな反応をするだろう元春も、今のやり取りを見せられた後ではそんなことも言ってられないようだ。
「おそらくは、私も見るのは初めてですが」
「あれって外すことは無理なんすか?」
「奴隷の首輪は私達が暮らすガルダシア――、いえ、ルデロック王国や周辺諸国においても禁止されている魔導器ですの。もしも所持していた場合は問答無用で死罪を言い渡されるようなものですから、その詳細まではちょっとわかりませんわね」
つまり、外し方なんてマジックアイテムの専門家でもないとわからないと。
だったら――、
僕が万屋のデータベースを立ち上げると、マリィさんが覗き込んできて、
「なにか情報はありまして?」
「解除方法はいろいろあるみたいですけど、世界によってまちまちみたいですね」
「ってことは、こっちが手に入れるまでわかんねーっとことになんのか?」
「いや、解除方法を知らなくても、魔王様の魔法なら――」
『……取れる。
でも、あれに触らないと難しい』
魔王様は空間系の魔法が使える。それを使えば安全に取り外せるのではと問いかけるような僕の言葉に、おそらく向こうでは、魔王様も現場に向かっている最中なのだろう。魔王様は微妙に息を乱れさせながらも出来ることは出来るのというのだが、魔法の発動条件の問題で直に触れなければ難しいという。
「そうなると、まずは相手を拘束しないといけませんね」
僕のその問いかけに魔王様が『……ん』と頷き、そして、どうやって侵入者を捕らえようかと、僕達が相談を始めようとしたそこで、脅しつけられていたドヴェルグの少女が精霊の――おそらくはニュクスさんの――気配を察知したみたいだ。
震える指先で魔王様たちの拠点がある方向を示すと、男達は鼻を鳴らして、うずくまる獣人に蹴りを一発、周囲の獣人にドヴェルグの少女が閉じ込められた檻を担ぐように命令、ふたたび歩き始める。
と、そんな人間たちの所業に、おそらくは魔王様に運ばれながらもアインスを操作しているのだろう。フルフルさんが『ぐぬぬ』と声を漏らし、他のメンバーも眉をひそめたりするのだが、ここで特攻をかけても、確実に敵を倒せるのかというとちょっと心もとない。
「ふむ、でしたら、逆にそれを利用するのが一番ですか」
『……利用?』
「はい。あの人達が精霊を探知して真っ直ぐ魔王様の拠点を目指して向かっているようですから。
少し進んだ先に罠を張ればいいんじゃないかと。
それに、例のものの試験運用にもちょうどいいんじゃないでしょうか」
『ああそっか、だったらすぐに準備に取り掛からないと――』
察しのいいフルフルさんはそれだけで理解してくれたみたいだ。
ついさっきまでの不機嫌だった雰囲気を、不敵なものに切り替えて、意気揚々と妖精飛行隊に指示を出してゆく。
そして、ここからは時間の勝負。
ゆっくりとであるが着実に魔王様達の拠点目指して歩を進める侵入者に、監視要員を一名残し、妖精飛行隊はその場を後に――、
そして、ついさっきまで居た場所から少し進んだ先で見つけた開けた土地に、空中から植物の種のような粒をばら撒き、そこに特殊な魔法薬を振りかける。
と、できれば、拠点からの応援が間に合えばいいと、迎撃ポイントの位置情報を念話通信を使って拠点側のメンバーにも知らせるのだが、残念ながら拠点からの応援はちょっと間に合わないみたいだ。
まあ、そこは場所的条件があるから仕方がないかな。
ということで、迎撃ポイントにザクザクと近づいてくる足音。
その足音に妖精飛行隊の一同は、その専用機を素早く樹上に退避させ。
のこのことやってきた――と言ったら語弊があるのかな。
とにかく、準備を済ませたポイントに侵入者が現れたそのタイミングを見計らって、
『魔弾、一斉掃射』
ここまでの鬱憤を晴らすかのように、それぞれが操る鳥獣型ゴーレムの羽の半ばに装備する超小型の魔法銃から衝撃の魔弾を発射。
敵を逃さないようにと弾幕を張る。
と、そんな妖精飛行隊の奇襲に、侵入者一同は大わらわ。
ただ、そこは魑魅魍魎が跋扈すると言われている『魔の森』に立ち入らんと集められた者達か。
性根が腐っていたとしても、そこはきちんと訓練を受けた集団のようだ。
不意打ちこそくらいはしたものの、すぐに持っていた荷物や装備を盾に体勢を立て直し。
『獣人どもは俺達を壁になれ、他の奴らは獣人共が時間を稼いでいる間に敵をやっちまえ』
獣人達を肉壁に迎撃するつもりのようだ。
敵の非道な対応にわずかに攻撃の手を緩める妖精飛行隊。
と、それをチャンスと見たのか、動き出す人間達。
だが、それでフルフルさん達の攻撃に対処できたのかというとそうではない。
そもそも、フルフルさん達が操るゴーレム達が放っているのは衝撃の魔弾。
あくまでそれは敵の足をこの場所に止める為のものでしかなく。
フルフルさんたちの攻撃の勢いが緩んだとしても、彼等をその場に止めるという目的からはあまり変わらないのだ。
そして、そんな衝撃の魔弾に目を奪われている間に本命となる仕掛けが目を覚ます。
『なんだ?』
獣人達が肉の壁となり、魔弾の雨を受け止める陣営の中央、獣人達を犠牲に反撃の準備を整えていた金髪の髭面男がその頭上に疑問符を浮かべる。
男が見つけたのは地面から伸びてきたツル。
そして、男の疑問符に答えるように、地面から這い出したツルは絡まるように一つの形を形成する。
それは前腕部が大きく発達した、どこかの世界で森の賢人と呼ばれる生物にそっくりな植物のゴーレムだった。
『やっちゃえ~』
樹上の声に応えるように、人間たちに襲いかかる植物ゴーレム。
この蔓でできたゴーレムはゴリラ✕3。
以前アヴァロン=エラに迷い込んできたエルフから没収した世界樹の種と、マールさんが保存しているマンドレイクなどの種をかけ合わせて作られたゴーレムであり、種族至上主義ともいえるエルフに対する皮肉を込めて作り出されたゴーレムだったりする。
『精霊の手下か?
チッ、面倒くせぇ。とりあえず、獣人共はつっこんどけや』
かたや人間達はというと、陣営の中央に現れたゴーレムにやや面を食らいはしたものの、すぐにそれに対処するべく重ねて理不尽な指示を発動。
そして、命令が下されてしまっては獣人達も従わざるを得ない。
襲いかかるゴリラ✕3に捨て身で突っかかっていく獣人達。
しかし、その相手はリドラさんからのご注文で相手を拘束することに特化して作られたゴーレムだ。
場所をスイッチ。妖精飛行隊が放つ魔弾の対処からゴーレムの相手をすることになった獣人達だが、粗末な装備で挑みかかった彼等はゴリラ✕3の猛攻に対処することもできずに、その体を構成するツルに絡め取られ、そのまま飲み込まれてしまう。
こうなるってしまうと、もう人間たちを守る壁は存在しない。
フルフルさん達は魔弾の圧を強め。
『くそっ、上から下から鬱陶しい』
男達は頭上からの魔弾攻撃に忌々しげに舌打ち、盾を傘のように構えながらも、もう片方の手に持つショートソードでどうにかゴリラ✕3に対抗しようとするのだが、こんな状態でまともに戦えるハズもなく。
『おい、傭兵。テメーも黙ってないでなんか仕事をしやがれ」
そんなピンチに髭面の男が声をかけたのは、終始集団の中央で冷静に戦場を見渡していた真っ白な髪が特徴的な女エルフ。
そして、このやり取りを聞く限り、どうやら彼女は、当初僕達が想定していた立場とはちょっと違うようだ。
彼女は髭面の男の尊大な命令にキュッとその眦を釣り上げながらも、このままでは自分も危ないと、若干ムッとした雰囲気を作りながらも、両手をを突き出し、その手の先に作り出した巨大な火球をゴリラ✕3の一体に向けて放つ。
「無詠唱ですの!?」
「つか、デカくね」
『危な!?』
女エルフが放った火球がゴリラ✕3を貫き、妖精飛行隊の一人が操る鳥型のゴーレムにヒット。
その小さな体を吹っ飛ばすが、彼女達が操る鳥型のゴーレムは基本的にミスリルで作られている。
加えて、空中で受けた攻撃ということもあり、大袈裟に吹き飛んだわりには大きなダメージはなく。
『レナレナ、無事?』
『うん。システムオールグリーンだよ。でも、森の木が』
『そっちは一応ヘーキかな。すぐに火を消したから』
レナレナさんが操るゴーレムはフルフルさん達のサポートを受けてすぐに戦線に復帰。
自分のゴーレムよりも森の木の方が心配だと周りに状況を確認するのだが、それにフルフルさんが答える中、ここでまた予想外の出来事が起こる。
吹き飛ばされたレナレナさん機に妖精飛行隊がバタつく中、女エルフに挑みかかったゴリラ✕3が、まるでダンボールでも割くように真っ二つに引き千切られてしまったのだ。
「うえっ」
そのあまりの光景に元春から変な声が溢れ、フルフルさんも信じられないといった様子で、
『ちょっと、あのエルフなんなの。ありえないよあんなの』
か細いエルフが身の丈二倍はあるゴーレムを真っ二つに引き裂くなんて通常ありえない。そう絶叫するのだが、ただ、エルフの中には、稀に――、いや、剣の一族を考えると結構な人数になるのかな。そういう人もいるわけで、
「ホリルさんと同じタイプのエルフでしょうか」
「かもしれませんわね」
そういう人に限って得てして厄介な場合が多く、それが想像を絶するレベルの技量を持つ人だとしたら、基本的に自我を持たないゴリラ✕3では止めることは難しく。
ただ、連携もなにもない、ただ力を振るうだけの存在ならば押さえる手がないわけでもない。
「あのエルフを安全に抑えられるとなると、糸が使えるアラクネのみなさんくらいですか。
何人かで一気にかかれば――」
「ですわね。ミスト達はどうなっていますの」
『……もうすぐ、着く』
現在、魔王様の拠点に暮らす戦える者たちは、フルフルさん達が足止めを買って出てくれているこの場所に向かってきてくれている。
しかし、さすがにソニアが森の警備用にと開発したアインスの機動力とは比べるまでもなく、到着までにはまだ少し時間がかかるみたいだ。
そして、ミストさんたちの到着を待っている間にも、フルフルさん達が促成栽培したゴリラ✕3はその数を減らしていき。
このままではミストさん達が到着するまでにすべてやられてしまうかもと、危機感を抱いたフルフルさん達はここで一つ切り札を切る。
他の飛行隊の援護を受け、女エルフの頭上を旋回したアインスが、隙をうかがい、とあるマジックアイテムを投下する。
それは、透明な緑色の殻に包まれたピンポン玉サイズの真紅の球体。
その球体は地面に落下した瞬間、周囲に毒々しくもやや黄色みを帯びた赤い霧を撒き散らす。
次の瞬間、煙に巻かれた侵入者が咳き込み、涙を流し始める。
球体の正体は唐辛子爆弾。
発生した赤い霧は錬金術によって唐辛子の辛味成分を凝縮させた粉である。
ものが消費アイテムということで、正直あまり使いたくはなかったのだが、敵の中に規格外の相手がいるのならやむを得まい。
所持弾数は多くはないが、そうもいってられないと逃げ場を塞ぐようにばら撒かれる唐辛子爆弾に、地上の人間達は一気にパニックに。
『く、なんだよこの煙!?』
『痛ぇ、水、水――』
『それよりもポーションだろ』
『ダメだ。先に煙をどうにかしねーと意味がねぇ』
『――っ、散りなさい!!」
喚き、咳込み、嗚咽を漏らしながらも助けを求める人間たち。
しかし、人間の数百倍の嗅覚を持つと言われる獣人に対処ができるハズもなく。
それはエルフにとってもかなり辛いものであるみたいだ。
ただ、そこはエルフというべきか、彼女は苦しみながらも風の魔法を発動させたらしい。
気合を入れるように彼女が獣のような叫びを上げた瞬間、彼女の周囲から赤い煙が吹き飛ばされる。
しかし、ここで手を休めるフルフルさん達ではない。
すぐに唐辛子爆弾のおかわりを投入。
すると、
『くぅ、次から次へと――、
ええい、獣人共は何をやっている。死にたくなかったら俺等を助けねぇか』
赤い煙に巻かれてハッキリとはわからないが、煙の中から髭面の男らしき声が飛ぶ。
しかし、そんな命令も最終的にまだ残っているゴリラ✕3によって阻まれたみたいだ。
カプサイシンの煙の中から、聞こえてきていた男の声も、やがて小さく消えてなくなり。
ただ、例の女エルフだけは最後まで抵抗するみたいで、
彼女を中心にフルフルさん達が唐辛子爆弾を投入。それを魔法で洗い流すというイタチごっこのような状況がしばらく続くことになるのだが、
そろそろアインス達のお腹の中にストックしてあった唐辛子がなくなって、こうなってしまっては仕方がない。
投下するアイテムを、こういう時の為に用意していた嫌がらせじみたアイテムにチェンジしようと、フルフルさん達が相談し始めたその時、ようやく待ちに待った増援が到着したみたいだ。
『遅れました』
そう言って、赤い煙に包まれた戦場に現れたのはガスマスク姿のアラクネお姉さん達。
『霧の中にいるエルフに気をつけて、マオ様の友達に匹敵するくらいの相手みたいだよ』
『『『『『了解』』』』』
そんなアラクネお姉さん達にフルフルさんの注意が飛んだ直後、戦場に無数の蜘蛛糸ネットが投げ込まれた。
◆今回登場のマジックアイテム。
森林警備ゴーレム試作機……リドラの注文によって作成された鳥獣型ゴーレム。森林警備の任務をメインとした遠隔操作ゴーレムで感知能力に優れている。
加えて、軽い戦闘も行えるようになっていて、基本武装は双翼の中央につけられた小さな魔法銃。そして、お腹にはちょっとしたマジックバッグ機能が組み込まれていて、そこから様々なマジックアイテムを投下することで攻撃が可能となっている。
ゴリラ✕3……とある世界のエルフがもたらした世界樹の種を改良して作ったゴーレムクリエイトのマジックアイテム。地面に埋めることによって簡易的な植物ゴーレムを作り出すことが可能。そのゴーレムの能力は成長するまでの時間、そして、土壌に内在する魔素濃度によって変化する。(つまり、魔法由来のサ○バ○マンである)