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虎助、友人達を招く1※

 それは春休みに入ってすぐの週末、

 僕と元春は二人の友達を引き連れてアヴァロン=エラにやってきていた。


「じゃあ、店まで行こうか」


「だな」


「いやいやいやいや、これ説明は? これ説明は?」


「そうです。非常識です。あまりに非常識です」


 ゲートに降り立つなり、すぐに万屋への移動を始める僕と元春に、動揺した声を出して引き止めてくるのは次郎君と正則君だ。

 そう、今日アヴァロン=エラに連れてきた友人というのは小学校の頃からの付き合いがあるこの二人。あらかじめ幾らか情報を与えていたとはいえ、突然、家に連れ帰ったかと思いきや、ビッグフット(そにあ)の口に中に入ってねと突き落とし(おねがい)、いきなりこんなところに立っているんだから、その混乱は言うまでもないだろう。

 しかし、


「質問は歩きながらでいいかな。ここにいると危ないかもしれないから」


「危ないかもって、それ、どういうことなんだよ?」


「あの動画を見た二人なら分かるでしょ。

 まあ、あそこまでじゃないにしろ、ここにいると襲われる可能性があるからね」


 ちなみに、二人が見てもらった動画は、マリィさんプレゼンツで僕が編集したディストピアの内での映像だから、こことはまた違った意味での危険なんだけど、念には念を入れておいた方がいいと、みんな揃って歩き出したところで僕がいつものように魔法窓(ウィンドウ)を展開。


「マリィちゃんはとかマオっちはもう来てんのか?」


「みたいだね」


「って、それなんだよ」


 横から覗き込むようにしてきた元春に答える僕の声に、被せるような正則君のツッコミが入れられる。


 うん。いつもボケ役の正則君にしては珍しく鋭いツッコミだね。


 僕は普段とは違う役目を果たす正則君に『これは説明しておいた方があとあと楽かな――』と、用意しておいたミスリルの〈メモリーカード〉を二人に手渡して、


「虎助君、なんですかこのカードは」


「指先に意識を集中させる感じでICチップみたいな場所に触ってみて」


 手渡された黒いカードをまじまじと見る二人を対して、一発で発動できるといいんだけど――と少し心配しながらも〈メモリーカード〉の起動方法を教えると、これも母さんによる教育のおかげなのかな。二人とも、特に失敗することもなく、一発で魔法窓(ウィンドウ)を発動させることに成功。

 ともすれば未来的なその技術に、正則君だけでなく次郎君までもが『おお』と驚いて、


「なにこれ、魔法かよ?」


 無邪気に聞いてくる正則君に対し、僕が「正解」と正直に答えると、次郎君がおそるおそると言った様子で手元の魔法窓(ウィンドウ)を操作しながら、


「冗談――じゃないみたいですね」


「冗談みたいな話だけど。本物だからね」


 言って僕は指先に火を灯す。

 これは生活魔法の〈炬火(トーチ)〉。

 実際、この程度のことならマジックなんかでも簡単に再現できそうなものなのだが、二人は素直にも信じてくれたみたいだ。


「マジか!?」


「いろいろと理解が追いついていかないのですが」


「それも合わせて説明するから、とりあえず店の中に入って」


 魔法という未知の技術に困惑する二人の背中を押すように僕達は、ゲートから百メートル程、たどり着いた万屋の正面スライドドアを開けて店内に中に入ってゆく。

 すると、それを待ち構えていたかのように奥の和室にいたマリィさんが、


「あら虎助、いらっしゃいましたわね」


 いらっしゃいましたわね――って、場所を考えると、正直、マリィさんがその言葉を言うのは立場的に逆のような気もするけど、たしかに後からやって来た僕が「いらっしゃいませ」って言うのも変だよね。

 僕は苦笑いをしながらもマリィさんからの挨拶に「お邪魔します」とそう返し、すると、それを横で見ていた正則君が「ん?」とクエスチョンマークを浮かべて、


「おい虎助、誰に向かって喋ってんだ。まさか魔法の後は幽霊とか言わないよな」


「はぁ、何いってんだお前、あの魔乳が目に入らぬか」


 いやいや魔乳って、元春は自殺願望でもあるのかな。

 さっきまでの脅しが効いているのだろう。いつになく不安そうな正則君の問いかけに、元春がまた不用意な発言をして、僕がその発言に注意するよりも早く「誰が魔乳ですか」とマリィさんから火弾(ツッコミ)が入れられる。

 すると、次郎君と正則君の二人からは、元春が突然ふっ飛んだように見えたようだ。『え、え?』と動揺するように周囲を見回して、

 僕は魔法窓(ウィンドウ)を操作。

 カウンター奥にかけられている認識阻害から二人が除外されると、火弾を放ったマリィさんと、その奥でテレビに向かってゲームをしていた魔王様が急に意識に飛び込んできたのだろう。


「オパッ、オパオパ、オパ――」


「これは凄まじいですね」


 二人とも最初に興味を示すところはそこなのかな。

 しかし、ここで二人が変なことを言い出したら人間の黒焼きが二体追加されるだけ。

 だからここは二人が迂闊なことを口走る前にと僕が率先して、


「二人とも、それ以上は、ここで迂闊なことを言うと元春と同じ運命だから――」


 と、元春に視線を送って静かにさせて、


「紹介するよ。奥にいるのが常連のマリィさんと魔王様」


「どうもですの」


「……ん」


 僕の紹介に、立ち上がり、華麗にカーテシーを決めるのはマリィさんだ。

 一方、魔王様はゲームをポーズ、上半身だけを半回転させて目礼。

 そんな二人の挨拶に次郎君が「これはこれはご丁寧に――」と頭を下げかけたところで、ピタリと動きを止めて、


「あの虎助君、いま、あの少女のことを魔王様と紹介しませんでした?」


 ああ、次郎君はそこに引っかかったんだ。

 でも――、


「魔王様はちょっとした事情で魔王様をやってるんだよ。

 ちなみに、本名はマオさんっていって、魔王様といっても優しい人だから、あんまり気にしないで」


 そう、魔王様は【魔王】なんて実績がついているのがおかしいんじゃないかってくらいにいい子なのだ。

 魔王様としては年下の僕にこんなことを言われて不服かもしれないけど、これはきちんと言っておかないと――、

 僕がやんわりと魔王様の紹介をしたところ、次郎君は「もう何がなんだか――」と額を抑えながらも、


「というか、君はいつまでオパオパ呟いているんです。あまりしつこいと元春君のように黒焦げにされますよ」


 バシリと正則君の頭にツッコミ一発、平静を取り戻そうとしたのかもしれない。

 しかし、そのツッコミにより正気を取り戻した正則君が「なにすんだよ」と、次郎君とじゃれ合いを初めてしまい、僕はそんな二人に苦笑い。マリィさんは少し呆れるようにしてと、店内はちょっとカオスな状態になったところで、


 これはいったん二人に気持ちを整理してもらう必要があるかもね。


 そう考えて、自己紹介をそこそこに、復活してきた元春も連れて、二人を工房に案内。落ち着いてもらおうとしたのだが、向かった工房の広さと施設の充実に、また次郎君と正則君が唖然とするなんて事もあったりもしたが、すべては腰を落ち着かせてからとややも強引にトレーラーハウスの中へ。


 お茶で一服したところで、ようやく落ち着いてくれたみたいだ。

 正則君が言ってきたのは、


「おいおい虎助、お前、あの魔乳を独り占めしてるとかどんだけだよ」


「いや、そんなことする訳ないよね」


 本当に正則君は何を言っているのかな。

 お客様にそんなことをしたら失礼じゃないか。

 いや、それ以前に人としての問題なんじゃないかな。


「で、結局ここはなんなんだよ。俺等ついさっきまで虎助ん家にいたよな」


「そうですね。動画の場所に行くと聞かされて、あの『そにあ』でしたか、ビッグフットに飲み込まれたと思いきや、ここでしたから、ちゃんとした説明が欲しいですよね」


「簡単に言うと異世界かな。そにあの口がここに繋がってるんだよ」


「はぁ、謎生物の口内から異世界ですか。定番といえば定番ですか?」


「おいおい、異世界転移とかマジかよ。ドラゴンとかお姫様とかがいたりするんか」


 まあ、その辺の説明も面倒だけどしないといけないかな。

 僕は次郎君に続く正則君の疑問にどこから説明したらいいものかと考えて、


「そうだね。ここはちょっと特殊な世界だから、二人が想像するような世界とはちょっと違うかもね」


「特殊な場所?」


「何ていえばいいのかな、ここはある種の人為的に生み出された空間みたいなものだから、世界っていっても二人が考えるほど広い場所じゃないんだよ」


 そんな取っ掛かりからカクカクシカジカと、このアヴァロン=エラが特別な空間であること、ここには僕達と偶然にここを訪れる人以外は住人が全くいないこと、そして、僕が義父さん誘いに乗って訪れた冒険先で発見したビッグフットの導きでこの世界にやってきてソニアと出会ったこと、それからいろいろあってアルバイト店長になったことの経緯を簡単に説明したところ、正則君はともかく、次郎君はおおよその流れが掴めたみたいだ。


「つまり、ここにはいろいろな世界から人や物が集まってきて、虎助君たちはそれを利用してさまざまな魔法研究を行っていると――」


「てか、俺はその魔獣ってのと戦いてぇな。面白そうだ」


「はぁ、君はまたそんな脳天気な」


「つか、マジで言ってんのかノリ、普通に死ねるぞ」


「いや、モトは死んでねぇだろ。だったら俺でもいけんじゃね」


 普段の元春を知っている正則君がそう言うと、元春は「ふふん」とわざとらしく鼻を鳴らし、親指を自分に突きつけて。


「オイオイ、舐めるなよノリ。俺は【神獣の加護】を持つ男だぜ」


 間違ってはいないけど、元春にはその【神獣の加護】を手に入れた方法を思い出して欲しいんだ。

 それは僕にも言えることなんだけど、僕達がテュポンさんにした行いを知らない正則君は「【神獣の加護】だと!? おいおい、かっけぇな」と興奮する。

 その一方、次郎君は冷静に「今の話は?」と聞いてくるので、僕は苦笑しながらも。


「この世界っていうか、地球でもそうなんだけど、実績っていう見えない力みたいなものがあってね。その一つがいま元春が言った【神獣の加護】になるんだよ」


「定番のゲームみたいなあれですか」


「うーん。どっちかっていうと、そういう力がありますよって単純に可視化しただけだから、次郎君が想像しているそれとはまた少し違うかもね」


 魔獣や神獣、龍種など、特別な存在を倒した時に得られる力以外はまだしも、その人が鍛錬で獲得したものが、体内の魔素に影響されて定着する場合が多いと聞く。

 しかし、僕も実際のところ、実績のシステムがどう成り立っているのか、詳しいことは理解していない。なので、中途半端な説明をするよりも実際に見てもらった方が理解が早いだろうと、久しぶりに〈ステイタスカード〉を取り出して、


「とりあえず、いまどんな実績を持ってるのか確認してみる?」


「おう、楽しみだぜ」


「お願いします」


 ということでドン。二人のステイタスがこれである。


 榊原正則

 魔力:0

 獲得実績:【見習いアスリート】【格闘家】

 付与実績:【ニブチン】【野獣】【助っ人】


 酒井次郎

 魔力:0

 獲得実績:【狩人】【レタッチャー】

 付与実績:【秀才】【アイドルマスター】【総受け】


「少なくね。 つーか、微妙な実績が多すぎんだろ」


「いや、地球っていう環境を考えると多い方なんじゃないかな」


 自分の方がいっぱい実績を持っていたとニヤつく元春の考えを訂正する僕。

 実際、始めてステイタスを図った時、元春は既に七つの実績を獲得していた訳だが、その中身は【G】やら【HENTAI】やら【赤点王】やらと不名誉な周囲の評価からくるものが殆どで、比較的まともな実績の数を考えると、二人と大差なかったハズなのだ。

 と、文句を言う元春の一方で次郎君が物申すのは、


「【総受け】ってなんですか、【総受け】って――」


 他にもいろいろとツッコミどころがあったけど、次郎君としてはそこが一番気になったんだね。


「でも、これは付与実績だから、誰かからそう思われているのがそのまま出たんじゃないかな」


「成程――って、それを思ったのは誰ですか!? 教えてください。僕はノンケですよ」


「アッハッハッハ――」


「まあ、次郎の場合、ノンケはノンケでもかなり特殊なノンケだけどな」


 自分の知らないところで語られる自分の評判が結果となって現れ、愕然とする次郎君。

 正則君はそんな次郎君を見て大笑いするのだが、正則君も正則君で――、


「つか、ノリのも【ニブチン】とかあんま役に立たなそうなものも混じってんじゃん」


「ああそれな。

 でもよ、俺、ニブくないのになんでそんな――、実績だっけ? それがあんだ」


 元春からの問いかけに、首をひねり答えたかと思いきや、何故かその場で反復横跳びを始める正則君。

 すると、そんな正則君の行動に元春が呆れたように「ほら、そういうところがだよ」と指摘して、売り言葉に買い言葉というのはちょっと過剰かな。「いや、だったらモトはどうなんだよ」と正則君が軽くむむっと難しい顔をして反論。「ビビんなよ」「ビビるかよ」と元春と正則君がにらみ合うようにして、


「よっしゃ、見せてやれ虎助」


「えと、その流れは自分のステイタスを見せるところなんじゃないの?」


「虎助の言う通りだぜ。もしかしてモト、自信がねぇのか」


「チッ、いいぜ。見せてやらぁ」


 ということで、久しぶりに鑑定した元春と――、ついでに僕のステイタスがこれである。


 間宮虎助

 魔力:99

 獲得実績:【忍者】【学徒】【見習い人形師】【豪商】【整備士】【見習い冒険家】【見習いトレジャーハンター】【錬金術師】【魔法使い】【星霊魔導士】【クリエイター】【万能技師】【ゴーレム操者】【調停者】【繋ぐ者】【魔獣殺し】【巨獣殺し】【魔人殺し】【魔動機壊し】【竜殺し】【龍殺し】【龍退者】【精霊の加護】【神獣の加護】【使徒殺し】【死霊祓い】【英霊討伐】【喰霊殺し】

 付与実績:【黒い委員長】【魔王様の友達】【ワーカーホリックドリーマー】


 松平元春

 魔力:23

 獲得実績:【助兵衛】【遊戯巧者】【闇商人】【曲芸士】【見習い魔法使い】【情報屋】【見習いゴーレム操者】【リアクション芸人】【見習い鎧闘士】【魔獣殺し】【巨獣殺し】【精霊の下僕】【使徒殺し】【神獣の加護】

 付与実績:【G】【赤点王】【変態紳士】【淫夢に溺れしもの】


「ふぁ!? なにこれ、ぶっちぎってんじゃんかよ」


「これぞまさに俺TSUEEEってヤツですね」


「まあな」


「いや、モトじゃねぇし」


「ちょ、おま、よく見やがれ、ちゃんとスゲーのもいっぱいあんだろうよ」


「そうですね。残念なものに隠れがちですが、元春君の方にも、実積でしたか、強そうな項目が幾つか見られますね」


 次郎君の言う通り、元春もちゃんと成長している。

 でも、鎧闘士ってなんで鎧なんだろう。

 元春なら棒使いや銃士なんかが出ると思ったんだけど。

 もしかして前に邪神の眷属と戦った時はまだ武器とか持ってなかったから、その辺が影響しているのかな。

 あれだけでかなりの数、戦闘をこなしてるからね。

 あの後も、インキュバスやらボルカラッカと、まかりなりにも鎧姿で大物と関わっているし、それが積み重なってこうなったってところかな。


「しかし、基本ヘタレの元春君までもがここまでのものを持っているとは」


「ヘタレってのには異論があるが、死なないで訓練できる場所があるからな。そこで鍛えたのが良かったんだろ」


「死なないで訓練できる場所?」


「それはどういうことです?」


 元春がふと零した情報に食いつきを見せる正則君と次郎君。


「だから、動画見せただろ。ここにはああいう場所に行けるアイテムがあってだな、そこなら安全に実績をゲットすることができんだよ」


「マジかよ。リアルにあんなリアルなバトル空間があるなんて面白そうだな」


「僕も興味がありますね」


 正則君は単純な好奇心から、次郎君はディストピアそのものへの興味の方が大きいかな。

 しかし、二人が興味を持ってくれたなら取り敢えず――、


「じゃあ、簡単なディストピアを試してみようか」

◆ちょっとした実績の解説。


 イズナの指導を受けた元春、正則、次郎に忍者系の実績がついていないのは、本格的な指導を受けていないからです。

 しかし、この訓練によって【曲芸士】や【格闘家】【狩人】の実績を得ることが出来ました。

 それぞれのキャラクターにあった実績を考えたのですが、次郎の実績構成は冷静に考えると結構ヤバめになっていますね。


 参考までに――、


 通常、日本に暮らす一般の学生の持つ実績は、見習いと付与を合わせて、二つか、多くて三つくらいと考えています。


 あと、見習いが取れている実績はプロレベルの腕前と考えていただいて大丈夫です。

 上記の二項目を考えると、志保はともかく、元春もああ見えて、まだ保育園の頃から虎助――というよりもイズナ――と付き合いがあったが為、けっこう異常な人間に育っているということがわかります。


 そして、虎助とタバサ以外に【学徒】の実績が見当たらないのは、これが多岐に渡る学問を学ぶことによって得られる実績だからです。錬金術や魔法学などの学問が一般に広まっていない地球で、これを獲得する条件を満たすには、大学などの研究者だったり、独学で広く様々な分野の知識を蓄える必要があります。

(マリィなどはその上位互換のような【探求者】などの実績を取得しているため除外されています)


◆次回は水曜日に投稿予定です。

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