ルベリオンからの招かれざる客
その日、万屋は取り囲まれていた。
工房と外界を仕切る巨大な石壁の前に建つ万屋を包囲するのは、お揃いの鎧を装備する兵士達。
夕日を浴びてオレンジ色に光り輝く鎧の一団から大柄の男が前に出てくる。
たしかああいうのをカイゼル髭と言ったかな。必要以上に偉そうに見える髭の男が高らかに宣言するのは次のような文言だった。
「建物内の者に告ぐ。武器を捨て、我らルベリオン王国所属、銀星騎士団の前に投降するのだ」
その内容を聞く限り、彼等はどこぞの国の軍に所属する騎士団のようだ。
というか、ルベリオン王国って確かフレアさんが拠点にしている国なのでは?
聞きおぼえのある国名に僕がフレアさんを見ると、フレアさんはちょっと驚いている様子で、
「銀星騎士団だと、まさか本物なのか」
「あ、やっぱり、ルベリオン王国って、フレアさんが暮らしていた国の騎士団なんですね?」
「ああ、直接の面識はないが、銀星騎士団といえばルベリオン王国西部を守護するロアエ伯が擁する騎士団だな」
もしかして、同じ国名の別世界――ってこともあるかもしれないとした質問にフレアさんが答えてくれる。
「本物なんですか?」
「鎧に刻まれた文様を見る限り、おそらくは本物だろう」
フレアさん達が拠点としていたルベリオン王国では鎧の意匠でその所属を識別しているようだ。
よくよく見ると彼等の鎧にはそれぞれ数や大きさの違いはあるが星型のマークが刻まれていた。
しかし、それはそれとして、そんな由緒ある騎士団がどうして万屋を取り囲むのか、そして、どんな理由でもって投降を促すなんて強引なことをするのか。その行動自体も気になるのだが、それよりもまずは――、
「でも、どうしてその銀星騎士団がこのアヴァロン=エラにいるんでしょう?」
「そうですわね。以前、聞いた話によると、貴方の世界からこのアヴァロン=エラに来る道は、秘された遺跡の奥にあるということではありませんでしたの?」
僕の声を引き継いで疑問を投げかけるのはマリィさんだ。
そう、マリィさんが言う通り、フレアさんが普段このアヴァロン=エラに来る為に使っている次元の歪みはルベリオン王国から離れた未開の地にある古代神殿の奥にあるのだという。
その場所はフレアさんパーティの秘密であり、そもそも生半可な実力ではその場所にすら辿り着けないのではないかとのことだが、どうしてそんな場所から彼等のような一団がこの世界に来ることができたのか。
僕達の疑問符にフレアさんは「むぅ」と唸るようにしながらも腕を組んで、
「俺にもわからないな。そもそもあの遺跡は、精霊の加護を受ける俺や、聖職者であるポーリなどがいなければ見つけることが出来ない場所だと聞いていたのだが」
「まさかポーリが――」
「ポーリは裏切らない」
フレアさんの言葉から、ティマさんが連想するようにポーリさんの名前を出し、メルさんがすかさずそれを否定する。
そして、ティマさんも本気でポーリさんを疑っていたのではいないようだ。
「そうね。私もポーリは裏切るなんて思ってないわ。
でも、国を通じて教会から要請されたら断れないって場合もあるんじゃない」
たしか、ポーリさんはいま魔王城への遠征後の国内の混乱を押さえる為に、教会に留まっているんだったっけ。
その活動の中でフレアさんがここへの移動に使っている神殿の詳細を明かせと迫られたら――、
ティマさんはその可能性があるのではないかと、そう考えているみたいだ。
だが、
「まあ、彼等にはいろいろと聞きたいことがあるかと思いますが、取り敢えず、お店を取り囲むのだけはやめてもらいましょうか」
このまま彼等に居座られてしまっては万屋として困ってしまう。
ということで、彼等には包囲を止めてもらって、そこから冷静に話し合いの場を設けられないものかと、どうにかそういう方向にもっていけないかと、僕がスライドドアに手をかけたところ、ティマさんがその手をとって、
「待って、ここは私が出るわ」
「ティマさんがですか?」
正直、こんな囲まれた状況でティマさんを店の外に出すのはどうかと思うが、相手がフレアさん達の暮らす国の騎士団となれば、フレアさん達が話すのが筋なのかもしれない。
ただ、普通こういう交渉事は、普通パーティのリーダーであり、勇者を名乗るフレアさんがするべきものではなかろうかとも思うのだが、ティマさんが代表として出るのはそれでいいんだろうか。
まあ、フレアさんの性格だとこういう交渉事に向いてないだろうし、メルさんはちょっと口下手なところがあったりする。ポーリさんがいないこの状況ではティマさんが頑張るしかないのかもしれないね。
だから、ここはティマさんを立てる形で前に出てもらって、僕はいつでもティマさんのフォローが出来るように背後に控えることに。
僕は銀星騎士団を名乗る彼等がこの店を取り囲んだ時、すでに展開していた結界を少し広げて気配を消して、影からティマさんの交渉を見守る位置に移動する。
しかし、いざティマさんが店の外へ出たところで不穏な空気が流れ出す。
「何者だ。女」
「私は勇者フレアのパーティの魔導師ティマ。皆を代表して貴方達の話を聞きに来たのよ」
これこそまさに上から目線。巨体を存分に活かした迫力ある髭の男の問いかけに、ティマさんが果敢にも言い返す。
だが、それを聞いた髭の男は片眉をぴくんと反応させ。
「勇者フレアの従者だと、ここに勇者フレアがいるのか」
「ええ、それが目的で来たんじゃないの?」
このアヴァロン=エラにルベリオン王国からの兵隊が来るとしたら、それくらいしか理由がないだろう。そんなティマさんの切り返しに、男はその立派な髭を一撫でして、
「クク、なるほど、そういうことか,どうやらあの噂はあながち間違いではなかったらしいな。
女、勇者フレアを出すのだ。
いや、違うな……、死にたくなかったらそこをどけ,でなければ、貴様の首も撥ねねばならなくなるやもしれぬぞ」
居丈高に言い放つ髭の男。
しかし、男の言い分はティマさんの触れてはいけない部分に触れてしまったらしい。
ティマさんは体から漏れ出す魔力を微かに揺らめかせて、
「ハァ? どういうことよ。訳が分からないわ。説明しなさい」
「女如きが、このバジク様に命令するか」
ふむ、この髭の男は男尊女卑の意識が強い人のようだ。ティマさんの文句に、背負っていた槍を手に持って、一触触発の雰囲気を醸し出す。
因みに、ここで彼が襲いかかろうともティマさんに接触する前に結界に弾かれるだけだ。
そして、それはティマさんも同様で――、
それを理解しているティマさんはつい漏れ出してしまっていた魔力をかき消すと、肩をすくめ。
「話にならないわ。もう、コイツは完全に敵ね。ぶっ飛ばしちゃった方が早いんじゃない」
万屋の方を振り返り、そう問いかけてくる。
すると、ティマさんのその呼びかけに応えるようにフレアさんが店の外に出てきながら、剣呑な眼差しをバジクを名乗る髭の男に向け。
「ふむ、なぜ俺の捉える必要があるのか、たしかにそれは気になるな」
「む、出てきおったな勇者フレア。 そこになおるがいい」
そしてバジクは、フレアさんの姿をその目に、『ここで会ったが百年目――』というほど大げさなものでないのだが、自らが手に持つ槍を構え、今にも飛びかからんとするのだが、
「あの、ちょっとそれは危ないですから」
このままだと結界に突っ込んでしまいそうなので、一応、僕が止めようとすると。
「む、何者だ。下男ごときが我に話しかけるでない」
僕って下男なんですね。
と、そんなやり取りを見て、メルさんと一緒に店の外へと出てきたマリィさんが「まるで子供ですわね」と呟いたところ。
「言うに事欠いて子供だと。この無礼者が――、
いいだろう。全員まとめて地獄に送ってやるわ」
なんて沸点が低い人だろう。バジクは無駄に豪華な装飾が施されたショートスピアを突き出して突進してくる。
しかし、その先には当然結界があって――、
結界に激突したバジクはそのまま倒れてしまう。
だが、その無駄に丈夫そうな巨体が幸いしたか、ダメージらしいダメージは受けなかったようだ。
すぐに上半身を起こして、
「くっ、なんだこれは――、
我を罠に嵌めるとはちょこざいな。
我が必殺の槍を受けてみよ」
槍を杖代わりに立ち上がると、魔力を込めているのかな? 薄っすらと紫色の魔力をその槍にまとわせて、まるでファイアーダンス――、もとい、光る穂先をクルクル回してからの強烈な刺突を繰り出してくる。
しかし、その刺突に対するのはゲート由来の結界だ。
たかだか微妙な魔力とほんの少しの遠心力を乗せた突きごときがその防壁を抜けるハズもなく。
結果的に自分の技の威力に弾き飛ばされてしまい二度目の自爆――、
大技を仕掛けた弊害だろう。派手にひっくり返ってしまったジ――バジクに駆け寄る銀星騎士団。
「バジク団長」
「貴様ら。よくも団長を――」
そして、結界に群がる兵士達。
しかし、団長であるバジクが壊せなかった結界を彼等が壊せるハズがなく。
ひとしきりゲート由来の結界に武器を叩きつけた後、彼等が言うのは――、
「卑怯者共め。この魔法結界を解いて我らと決闘するのだ」
「そうだ。結界の奥で身を縮めていないで正々堂々我らと勝負しろ」
うわぁ、自力で結界を破れないからって相手の方に出て来いって――、
これには、マリィさんも完全に呆れ顔で、
そのあまりに情けない騎士団に、マリィさんは手を腰に当て、フレアさんにこう問いかける。
「貴方達の世界の騎士は皆こういう人ばかりですの?」
「いや、強い人は強いぞ。
ただ、銀星騎士団に関しては修行不足というのは否めないだろうな」
「あの、私そういうことを言っているのではないのですが……」
マリィさんの言いたかったことは、自分達の力不足を嘆くことなく、都合のいい戦いを求める彼等の態度であって――、どうしてフレアさんの世界の人達はこうも猪突猛進の人が多いのかと、そう聞きたかったんじゃないだろうか。
しかし、フレアさんはそれをただ結界が破れない彼等の実力不足を嘆いたと理解したようだ。
そして、噛み合わない二人のやり取りに結界の外の騎士達が憤るという悪循環が生まれる。
正直、マリィさんの発言はともかく、結界の外の銀星騎士団にもちょっと落ち着いてもらいたいんだけど、ここで僕がなにか言おうものなら、彼等の怒りはさらにヒートアップしてしまうこと間違いない。だったら、ここは銀星騎士団は無視をする方が無難なんだろうけど。
「それでどうしましょう。事情は聞きたいですけど、話が通じないみたいですし、黙らせるだけならたぶんそんな手間じゃないでしょうけど、そうすると情報は引き出すのも面倒になるかと」
「我らが何でもない相手だと?」
僕の問いかけに怒鳴るのはもちろん結界の向こう側に居るバジクだ。
ポーションを使って戦線復帰したようだ。元春までとは言わないが、なかなかの回復速度である。
しかし、彼の文句にいちいち取り合ってもいられない。
僕が結界の向こうで喚くバジクを無視して、結界内のメンバーにどうしましょうかと訊ねてみると。
「そうですわね。ここは話が分かりそうな数人を残して、他は拘束してしまえばいいのではありませんの」
「貴様、我ら栄誉ある銀星騎士団を拘束するだと。何の権利があって言っているのだ」
『そうだそうだ』
この男はいちいち反応しないと気がすまないのだろうか、マリィさんの発言にも槍を結界に叩きつけ突っかかってくるバジクとその部下達。
しかし、なんの権利があってというのはこっちのセリフでもあって――、
「いまさらですけど。この人達はなんでこんなにも突っかかってくるんですかね?」
そもそもからして、いきなり店を取り囲んで投降しろなんて話が尋常ではない。
一先ずの目的はフレアさんの引き渡しのようだが、それも偶然のような話しぶりだったし、だったら、なぜ彼等はこんなところに居るのだろか?
フレアさん達に心当たりは無いのかと訊ねたところ、どうも、わざわざ万屋を取り囲んだ責任者がその理由を解説してくれるらしい。
「とぼけるにもいい加減にしろ。姫をさらった魔王軍の犬が」
「えと、僕達が魔王軍の犬ってどういうことです?
それに姫をさらったって、それはもう解決した話だったんじゃあ」
おっと、気になる内容につい無視をするのを忘れてしまった。
僕の問いかけにバジクはこちらをバカにするように苦笑して、
「は、とぼけるなよ。魔王が姫と手を取り合って逃げたなどという話はすべて魔王側の作り話。貴様らも魔王側の協力者なのだろう」
「これはどういうことですの?」
「知らないわよ。
どうせ、またどっかのバカがくだらない言いがかりでもつけてるんじゃないの?」
微妙に噛み合わないやり取りに、マリィが誰ともなく問いかけると、ティマさんがそっけなくもそう答えてくれる。
だが、このティマさんの発言に対して、バジクは大層お怒りのご様子で、
「女、我らが主の考えがくだらないとはどういうことだ?」
「はぁ、だってそうでしょうに。姫が自分から消えた証拠は王も確認しているわ。
にも関わらず訳のわからないことを言って私達を取り囲んでこんなことをしてることがすでに馬鹿なことじゃない」
「それが貴様等の作り物だというのだ。
なにより、貴様らが魔王と通じていないというのなら、なぜ貴様らはいまだ魔王城の中にいる。それこそが確固たる証拠ではないか」
バジクの啖呵に『そうだそうだ』と騒ぎ出す。
僕達はそんな声に「は?」と盛大に疑問符を浮かべて、逸早く一瞬のフリーズから脱した僕が今の発言はどういうことかと訪ねると、どうやら彼等は姫の痕跡を探して潜入していた魔王城にて、隠し通路を発見、その先にあった儀式上のような場所からこのアヴァロン=エラへやってきたのだという。
「ということは、僕達は勘違いで襲われていると」
「いや、それってどうなのよ。
だってアイツ等フレアの名前を聞いて討ち取ってやるっていってたのよ。
それに姫様がどうのこうのって」
「つまり、この馬鹿達はどこかの上役に踊らされているだけ?」
「貴様等ァ――、またもロアエ様を愚弄して――」
と、そんな僕達の会話を聞いてバジクが自ら墓穴を掘る。
要するに彼等は、そのロアエという人に言われて動いているってことか。
まあ、これはあくまでそれは、バジクがポロポロと零した迂闊なセリフから読み取った推測であるのだが、
「ふむ、いろいろと気になることはありますが、先ずはこの煩い者共を一度黙らせた方がいいのではありません? こう興奮していては詳しい話も聞けませんし、なによりもうるさくてかないませんの」
「そうですね。唐辛子爆弾でも使いますか」
マリィさんの提案に僕が腰にぶら下げたマジックバッグから唐辛子爆弾を取り出す。
しかし、何故この場面で唐辛子爆弾を使うのか。
本来、相手を拘束するのに向いているのは魔法銃による麻痺弾の乱れ打ち、そして、雷のディロックによる麻痺が簡単ではあるのだが、
相手はこれだけの大集団の場合、もしも雷系の魔法を使った場合、その中の誰かが心臓麻痺などに陥ってしまった時に処置の遅れがあるかもしれないのだ。
まあ、それでも、このアヴァロン=エラ内での出来事なら、まず死ぬことはないとは思うのだが、数の多さに気付くのに遅れてしまっては大事になりかねない。
ならば、ここは唐辛子爆弾で敵の動きを制限して、エレイン君達に確保させた方がまだ安全だと短い判断でそう結論したのだ。
ということで、一部、銀星騎士団が集まっている結界を一時的に一方通行の結界に変更。
まあ彼等ごときの攻撃で壊されることはないと思うのだが、一方通行の結界は多少強度に問題があるということで、さっさと唐辛子爆弾を投げ込んで、結界を元通りに。
すると、すぐに血煙のような赤い霧が銀星騎士団を飲み込んで、阿鼻叫喚の地獄が生み出される。
「アンタ、容赦ないわね」
「ティマさんも実際に体験したからわかると思いますけど、直接的なダメージはほぼありませんからね。
それよりも彼等が言っていたことですけど――」
「そうね。ポーリに連絡を取れば詳しい話が聞けると思うけど――」
ティマさんはそこで言葉を止めてフレアさんを見る。
ここから先の詳しい話を聞くとなると、魔王と逃げた姫様と関わることになるかもしれない。
ティマさん達としては、ようやく姫様のことを諦め始めたフレアさんがこの件に関わるのは精神的にあまりよくないのではないか、そう懸念しているようだ。
しかし、それでも困っている人は放っておけないと、そういう人だからこそ彼は勇者を名乗るのだろう。
「無論、俺も行くぞ。もしも姫が危機とあらば放っておけないからな」
まあ、その決断はフレアさんらしいといえばらしいのだが……、
「一応聞いておきますけど、これで彼女を助けたとしても、たぶん前に言っていたようなことはありませんよ」
「ああ、それは元春に教えられているから分かっているさ。
しかし、それでも惚れた女が困っていたら助けに行くのが男なのだろう?」
ふむ、いろいろと混乱を巻き起こしてくれた元春の試練だが、あれはあれで役に立っているらしい。
「だったら僕がアレコレ言う話ではありませんね」
僕はいかにもフレアさんらしい答えに、少し苦笑しながらもそう応えると、「ただ、そうなりますと――」と呟きながらも魔法窓を開いて幾つかの操作をしながらも。
「すぐにフレアさん達が旅立てるように準備を整えなければなりませんね。万屋からも少し支援物資を出しますね」
「いや、さすがにそれはどうなのだ。虎助にはすでに散々世話になっているのだぞ」
僕の提案を珍しく殊勝なフレアさん。
しかし、僕はなにも善意だけでフレアさんのサポートをしようというのではないのだ。
「いえいえ、彼等が言うように、ここが魔王城と繋がっているとしたら、こちらとしても心配事ではありますし、フレアさんにはお姫様の様子を見に行くついでにその対処も頼もうと思いまして」
そうなのだ。フレアさんの世界の魔王が暮らしていた城にアヴァロン=エラに繋がるゲートがあるとしたら、フレアさん達に動いて貰う必要がある。だから、あくまでこの支援というのはその対価ということなのである。
「そうか、虎助の頼みというのなら別にタダ働きでもよかったのだが」
けれど、そんな理由を聞かされてもフレアさんはそれでも遠慮がちで、
しかし、さすが女性はこういうところが強かだ。
「いいじゃない。受け取っておきましょうよ。
「ここは甘えるべき」
多分こういう女性ならではの性質が年を経る度に成長していき、いずれはおばちゃんという恐るべき存在へと進化を遂げるのだろう。
「そうか、ならばよろしく頼む」
◆次回は水曜日に投稿予定です。