王の企みと対策会議
◆今回、おまけと補足があってちょっと長めとなっております。
お気をつけを――、
「本日はお集まりいただきありがとうございます。それではさっそく会議の方を始めさせていただきたいと思います」
狼の影なる密偵の潜入から翌日、いつも通りメイド服をビシッと着こなしたトワさんの司会で始まったこの会議は、侵入者の報告をきっかけに、これから攻め込んで来るかもしれないマリィさんの叔父――ルデロック王に対する戦略会議である。
出席者は僕にマリィさんにトワさんに魔王様に元春、そして、大型の〈インベントリ〉を中継機に、マリィさんの城に暮らすメイドさん達もこの会議の内容を知ることができるようになっている。
因みに、今までトワさんの前に出ることがなかった元春がどうしてこの場にいるのかというと、今朝、いつものようにやってきた元春が、和室横の土間に安置されていた首なしの体入りカプセルを見つけて、「おい、なんだよこりゃ?」と騒ぎ立てたので、昨日あった潜入騒動とその顛末を伝えたところ、トワさんのピンチは放っておけんとこの会議へ参加する運びとなったのだ。
しかし、そこはいつになく真剣な想い人の前ということなのだろう。普段の軽薄な雰囲気は鳴りを潜めていて――、というか、あまりの緊張からだろう。魔王様以上の無口キャラになっていたりするのだが、
はて、そう考えると元春がここにいる意味があるのだろうか?
これならオブザーバー枠の魔王様と同じように、レトロゲームに興じてくれていてもあんまり変わらないような気がするんだけど。
まあ、元春の場合、もともと居ても居なくても大して関係ないだろうから、取り敢えず放っておくということで、今は会議に集中しよう。
「それで、僕達は、相手側――、つまりルデロック王がちょっかいをかけてくるという前提で準備を進めて欲しいとのことですが、あちら側の動きはなにかありましたか?」
「それがどうも、叔父様自らが出兵したみたいなんですの」
「ええと――、それは王様自らが攻め込んでくるってことでいいいですか?」
申し訳ないというか、ちょっと恥ずかしそうに顔を伏せるマリィさんに、僕が思わず聞き返す。
何故ならマリィさんの叔父さんといえばその国の王なのだ。そんな人がなんでまた最前線とも言うべき場所に出張ってくるのだろうか? 事情を知らない僕なんかはそう思ったりもしたのだが、どうもそれにはちゃんとした理由があるらしい。
「王位についたとはいえ、叔父様の地位はまだ盤石とはいえませんから、相手が私ともなると、自らが出陣しないと格好がつかないのでしょう。後で問題にされても困るでしょうからね。本当に貴族の考えることは面倒くさいですの」
なんていうか、傍から見るとお花畑としか思えない、そんな叔父達の考え方に忌々しげな顔をしたマリィさんは、会議の前に冷温庫の中から確保しておいたロイヤルなミルクティーの栓を開けて喉を潤す。
なるほど、新米の王様な上、王の座についた方法が方法だけに、国内に幾つものくすぶりを抱えることになった王様が、本来なら王となるはずだった男の娘であるマリィさんにちょっかいをかけるとなると、周囲に自分の力を見せつけるという意味でも自分が動かなければならないと――、
あちらはあちら面倒な事情があるみたいだ。
「あと、付け加えるのでしたなら、姫様のコレクションの存在が大きいと思われます」
うん。トワさんが言ってくれたそっちの理由はわかりやすいね。
なにしろ、マリィさんの城にはエクスカリバーとまではいわないまでも、勇者を自称するフレアさんですら聖剣と勘違いしてしまうような魔法剣が何本も存在するのだ。
そもそも、例の狼の影という侵入者は、そちらというか、ミスリル製の装備がどのように供給されているのかの調査がメインだったみたいだし、もしかすると、この出兵は貴族的な事情うんぬんは抜きにして、最初から決まっていたことなのかもしれないよね。
「それで、敵はどのくらいの勢力になりそうなんです?」
敵の狙いはわかった。
そうなると、次は敵がどう攻めてくるかだ。
敵の規模、どういう風にやってくるのかによって、取るべき対策がいろいろと変わってくる。
だからと敵の規模を訊ねる僕にトワさんが言うには、
「単純に数だけとなると五百ほどになります。到着予定は明日――になりますか、ただ問題は、その殆どが魔導兵と呼ばれる新設の部隊であることでしょうね」
数だけ聞くと少ないように思えるその戦力――、
だが、それが全て魔法が扱える兵士であるというなら、練度によっては万軍の兵にも匹敵する戦力となることだってあり得たりするのが魔法が存在する世界である。
まあ、相手側は新設の部隊ということで、その詳細な実力まではちょっとわからないのだけれど、これは思っていたよりも深刻な事態かもしれないな。
因みに、マリィさん達がどのように敵の数や動きを知ったのかというと、このアヴァロン=エラを見守る監視ゴーレム『カリア』の簡易ヴァージョン、省エネルギーで広範囲を偵察できるようにと開発したプテラノドン型の無人偵察機を使って偵察を行ったからである。
前々から空中要塞の周囲を探る用途にと頼まれていた無人偵察機の試作機が、先日完成したということで、今回の事態を鑑みて、試運転も兼ねて使ってもらっていたのだ。
「しかし、随分と早い侵攻速度ですね」
「敵の中に五指に数えられるゾシモス様がおられるようですから」
マリィさんが暮らす辺境の古城とルデロック王が暮らす王都とでは五百キロ以上、距離が離れている。
それくらい離れた場所からの出兵となると、魔法の箒などを使ったところで、もう少し時間がかかるんじゃないんですか?
そう訊ねる僕に、トワさんはまるで骸骨のようなガリガリの男の映像に資料を添えた魔法窓を差し出しこう答えてくれる。
なんでもこのゾシモスという人物は、錬金術の腕を持ってしてマリィさんと同じく【ウルデガルダの五指】に数えられる稀代の錬金術師なんだそうで、今回の行軍に際し、彼は人も乗れるような大きな雲を作り出し、ジェット気流のようなものだろうか――、ルデロック王国の上空に吹く、強い風に乗ってマリィさんの暮らす古城を目指しているのだという。
「それはなんというか強敵ですね。
しかし、人が乗れる雲を作り出す錬金術ですか。
それだけ聞くとちょっとメルヘンな技術に聞こえるんですけど。
その人、強いんですか?」
マリィさんと同じ【ウルデガルダの五指】というだけあって、弱いなんてことはありえないとは思うんだけど、雲を使った移動方法といい、その見た目といい、なんだかあんまり強そうには見えないんだけど……。
トワさんがくれた資料を手元に僕が首を傾げていると、二人が教えてくれたのは以下のようなことだった。
「私も一度か二度しか会ったことがありませんから、この資料以上のことは存じ上げませんの」
「あまり表に出て来ないお方ですから」
ふむ、お二人の話から察するに研究馬鹿で引きこもりな錬金術士とかそういう人になるのかな。
でも、今回は王に無理やり引っ張り出されたってところか。
だとしたら、立ち回りによってはその錬金術士と敵対せずに済むのかも――、
いや、それはあまりにも楽観的過ぎるか。
僕は追加でパスされた気を付けるべき魔導兵の資料に目を通しながらも、続けて、
「それでマリィさんはどう対応するつもりなんです?」
「正直、叔父様はともかくとして、自国の兵士とはあまり戦いたくはありませんわね。
しかし、叔父様は確実に私の屈服を狙ってくるでしょうし、トワの集めてくれた資料によると、素行の悪い兵も多く含まれているようです。
そうなると、トワ達にも危害が及ぶ可能性も出てきますから、私達の安全を考えますと殲滅する他ないでしょうね」
ルデロック王の狙いはマリィさんだが、トワさんの資料には、ルデロック王が私兵として使う魔導兵団に相当数の素行の悪い魔法使いの存在が確認されているという。
だとするなら、マリィさんの身柄が抑えられていた後、その危険がトワさん達にも及ぶ可能性は高い。
マリィさんはそれを危惧して剣呑な雰囲気を漂わせる。
「でも、相手は【ウルデガルダの五指】に数えられる錬金術師と、急造とはいえ近衛を任されるような魔法使いなんですよね」
無人偵察機により集められたた資料を見る限り、相手側には魔力の高い兵士が多く見受けられる。
そうなると、さすがにマリィさんだけでは対応しきれないのではないか。
僕はそう分析をするのだが、
「虎助――、貴方はすっかり感覚が麻痺しているのかもしれませんが、万屋の装備は相当なものなのですよ。たとえ直接的な武器はなくとも、使い捨てのマジックアイテムと防具だけでも、私達は相当の戦力強化をされているハズです」
同じ実力者に数えられる者だとしても、その装備に大きな開きがあるのなら、その実力は如何ともし難い程に大きな差となって現れる。
確かにオリハルコンの鎧を着るマリィさんにベヒーモレザーの防具を持っているトワさん達、他にも、順次この万屋で装備の更新を行っているメイドさん達のことを考えると、マリィさんの指摘は尤もなものなのかもしれない。
「でも、マリィさん側が強力な装備を持っているってことは相手側もわかっているんですよね」
しかし、敵がそれらマリィさんのコレクションを奪いにきているということは、当然相手側もマリィさん達が伝説級の装備を使ってくることも想定しているのではないか、だとするなら、相手側も何らかの対策を練ってくるのではないか。
僕がそんな懸念を訊ねてみると、マリィさんは少し険しい顔をして、
「これは叔父様の性格を考えた上での憶測になりますが、おそらく叔父様はお母様を人質にとってくると思いますの」
成程、情に訴える作戦か。
マリィさんとマリィさんのお母さんを別々の場所に軟禁しているのはこういう状況を想定してなんだろう。
「でも、それって不味くないですか」
さすがのマリィさんもお母さんを盾にされてしまっては、本来の力を発揮することができなくなってしまうのでは?
それでなくとも、マリィさんの魔法には被害が広範囲に出やすい魔法が多いのだから、相手側に傷付けられない相手がいた場合、使える手札が限られてしまうのは確実だ。
その隙をつかれ、敵に懐に入られてしまったとしたら、純粋な(?)魔導師タイプであるマリィさんにとっては不利になるのではないか。
しかし、マリィさんの考えは違うらしい。
「いえ、これは逆にチャンスですの。叔父様の襲撃で敵を殲滅することができたのなら、こちら側でお母様を確保できますもの。叔父様の戦力も潰せて一石二鳥ですの」
マリィさんにとって数少ない泣き所であるお母さんの存在。
敵がわざわざ彼女を連れてきてくれるのだから、逆に救出するチャンス。
たとえ相手がどうなってしまおうと、マリィさんとしてはお母さんさえ確保できればそれでいい。
まったくマリィさんらしい考え方である。
「だけど、マリィさんは盾にとられている人をどうやって取り戻すんです?」
「そういうのはトワが得意ですので――」
正直、マリィさんの魔法を駆使しても確実に人質を確保することは難しいだろう。
僕の問い掛けにマリィさんがしたのはトワさんへの丸投げだった。
うん、これはヒドい。
というよりも、トワさんに全幅の信頼を寄せているといった方が正しいのかな。
実際、マリィさんから水を向けられたトワさんは、コホンと咳払いをして魔法窓を展開、考えていた作戦を披露してくれたのだ。
それによると、トワさんの作戦では、まずルデロック王側がマリィさんの城へと攻め込んでくる前に、上空に無人偵察機とファフナーに乗ったアーサーを待機させ、敵がマリィさんのお母さんを出してきた時点で、予め上空に飛ばしておいた彼等に命令を出して急降下。ディロックを使って障壁を展開。防護機能を全開にしたところでマリィさんが全力の一撃を放ち、周囲の兵士を消し飛ばしたところでトワさんが率いるメイド舞台が突撃。残存兵を討ち取りつつも人質にとられていたマリィさんのお母さんを確保するというのが大まかな作戦の流れだという。
なるほど、その作戦なら、多少強引ではあるのだが、マリィさん達の装備、実力を持ってすればやってやれないことはない。
ただ問題なのは、その作戦を実行してしまうと、おそらくは少なからず数の死者が出てしまうということだろう。
そして、その犠牲者にはルデロック王も含まれてしまうかもしれないということだ。
そうなると、マリィさんにとってはちょっと困ったことになるのでは?
さすがに一国の王まで殲滅してしまうのはいろいろと問題があるのではないか。
そう懸念を伝えたところ、マリィさんはこう答えてくれる。
「人を殺してしまうのを躊躇って大切な人が殺されてしまうのは嫌ですから、トワがその作戦で行くというのなら、私はそれを実行するだけですの」
それは、お父さんが殺された時のことを言っているのだろう。
本当はマリィさんも自国民を犠牲にしたくはない。
自国の政治状況が荒れるのは本意ではない。
しかし、大切な人を守る為なら、大切な人を救う為なら、自らが手を汚すことを厭わない。
マリィさんはそういう決意をしているのだろう。
だが、僕個人としては、マリィさんにはあまり物騒なことはして欲しくない。
それがたとえ僕のわがままだとしても、友人が、囚われの母親を救いたい一心から行わざるを得なかった行為によって、人殺しと罵られ、国賊の汚名を着せられてしまうというのは看過できないことである。
だから、
「わかりました。そういうことなら僕も手伝いますよ」
「虎助様、それは――」
僕の提案にトワさんの躊躇うような声が重なる。
しかし、ここでの遠慮は必要ない。
どうしてかといえば、それは――、
「そもそもそういう予定でしたから――、
それに、トワさんの心配も分かりますけど、マリィさんが困っているんです。助けない訳にはいかないでしょう」
「虎助――」
友達として当然のことです。暗にそう言った僕の言葉がマリィさんとしては嬉しかったのだろう。感極まったというのは言いすぎかな。マリィさんは僕の名前を呼ぶのが精一杯のご様子で、
「あと、万屋の信条として、僕達が関わる作戦で余計な犠牲が出てしまうのは本意ではありませんから。
ここは僕達も採算度外視で完全バックアップ体制をとりますよ」
僕達としては万屋で売った武器で人死が出るのはなるべく避けたいという思いがある。
まあ、相手が自分達の主張を無理やり通そうと実力行使をしようとしている時点で、その制限は僕の中では意味のないものになっているのだが、
それでも、被害を少なく出来る方法があるのなら、そうしたいというのが、平和ボケが蔓延する日本に暮らす僕の思いである。
「それに、ただでさえ強いマリィさん達が、万屋が全面的なバックアップを受ければ、余計な犠牲者もゼロにできるでしょう」
「そう、ですね。虎助様方のご協力が仰げたのなら、確実かつ完璧にユリス様を救い出す作戦が可能となるでしょう」
少し挑発的になってしまったけれど、トワさんとしても可能なら僕達にも協力して欲しいと思っていたみたいだ。
元春はともかく、マリィさんまでもが何故か静かにしているその横で、トワさんがどこかホッとしたような表情で頷く。
「でしたら、なおのこと僕達も張り切らざるを得ないですね」
「……手伝えることがある?」
これで後顧の憂いも無くなった。
さて、後はできる限り、相手側の被害を下げて完勝できる作戦を立てるだけだ。
僕達が改めて作戦の立て直しを始めようとしたところ、横でピコピコゲームをしていた魔法様が聞いてくる。
だが、万屋の全面バックアップに加えて魔王様までマリィさんに味方してしまったら、それは相手側に気の毒だ。
「魔王様は最終兵器ですから、そのままくつろいでいて下さい」
「……ん、わかった」
ということで、改めて新しい作戦を考え直し。
僕はトワさんと一緒に味方はもちろん敵側にも被害が出ない作戦を立てていくことになるのだった。
◆◆◆おまけ・会議後の万屋◆◆◆
「……元春、元春、元春っ!!」
「あん、どうしたんだよ虎助。そんなデケー声出して」
「どうしたんだよって――、それはこっちのセリフだよ。ずっとボーッとして、もう話し合いも終わっちゃったし、時間も時間だからそろそろ帰ったほうがいいんじゃないの?」
「話し合い?」
「マリィさんの城にスパイが入り込んだって話だよ。そのスパイがマリィさんのコレクションとかそういう情報をマリィさんの叔父さんに送っちゃったみたいだから戦いになるかもって、その対策会議をするって言ってたじゃん」
「ああ、それな。うん、聞いてた聞いてた」
「いや、それ、絶対聞いてなかった人のセリフだよね」
「それで、会議はどうなったんだ。
つか、ちょっと待て、終わっただと。それじゃあ、トワさんはどうなったんだよ」
「どうなったんだよって、もう特区の昔に自分の世界に帰っていったよ。これからマリィさんの叔父さんが攻めてくるってことで、いろいろと準備があるからね」
「ちょ、なんでそんなことになってんだよ」
「いや、なんでそんなことになってるかって言われても、マリィさんの世界の事情だから仕方がないよ」
「違う違う。俺が言いたいのはなんでいつの間にかその会議が終わってるかっつーこと」
「いつの間にかって、普通に始まって普通に終わっただけだけど」
「だったら俺はその間、何してたんだよ」
「えと、ふつうに固まってたって感じかな」
「固まってた、だと……」
「うん。会議が始まるちょっと前からかな。動かなくなったなーって思ったら、そのまま殆ど喋らずに会議が終わっちゃったって感じになるかな」
「いやいやいやいや、それ、お前、声かけろよ。俺を放っておくなよ」
「そんな、放っておくなって言われても、僕も何度か元春に意見はないかなってふったんだよ。でも、元春は『おう』とか『そうだな』って言うくらいで、ずっとムッツリ腕組んでただけじゃない」
「マジかよ。つか、まったく記憶にねーんだけど、どうなってんだよ。まさか魔法か? 魔法の仕業なのか?」
「いや、そんな魔法は――――あるかもしれないけれど、元春の場合、単に緊張してただけだよね」
「緊張で記憶を無くすとか、普通そんなことあり得ねーだろ」
「今ここであり得てたよね」
「ぐっ……」
「とにかく、僕に文句を言われても困るから」
「チ、チクショー。なんつー友達がいのないヤツだ」
「ふ~ん。まあ、元春がそう言うなら、今度からトワさん絡みで何かがあった時には元春は呼ばないようにするよ。また後で友達がいがないなんて言われたくないからね」
「こ、虎助さん。すいませんっした――」
◆ちょっとした補足・無人偵察機〈カリア改〉について――
カリア改……アヴァロン=エラの監視任務を担う球体型ドローンゴーレム〈カリア〉を改造した機体。機体そのものを飛行に適したプテラノドン型にし軽量化、使用する索敵魔法を厳選することによって大幅に消費魔力を抑えた新型機。
全長1メートル、翼幅2メートル。二十四時間の滞空が可能で移動距離は一万キロ程とかなり高性能となっている。
機体内にはインベントリが搭載されており、オートパイロットでの運用が基本なのだが、機体から送られてくる映像を頼りに遠隔操作も可能となっている。
因みに対空攻撃への備えとして魔法障壁による自動防御があり、宇宙的な技術を応用して作られたマジックバッグの付与によって物資の輸送なども行える。
使われている主な素材 → ミスリル+ドロップ(魔力電池)、古代樹(骨格)、蛇竜サーベントドラゴンの革(表皮、飛膜)、他細かな部品が諸々。