表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

135/834

メガブロイラーを食べてみよう

◆今週の二話目です。

 魔鳥のスタンピートと蛇竜の来襲があって翌日、僕達は工房を取り囲む巨大な石壁の西側に広がる荒野にいた。

 なんでそんな何もない場所にいるのかというと簡単に言えば料理教室を開く為である。

 実は蛇竜討伐の後、魔王様と二人で分けたメガブロイラーの食べ方を聞いてみたところ、魔王様はふつうに丸焼きしか食べ方を知らなかったのだ。

 だったら他に美味しい調理法を教えますよ――ということで料理教室を開くことになったのである。

 因みに、どうして万屋のキッチンや工房の中でやらないかというと、料理教室の話を聞きつけたマリィさんがメイド達にも教えてやってくれとお願いしてきたのと、主にこの方を招く為である。


「今回は我等の為に新しい鶏肉の調理を教えてくれるということと聞いております。謹んでお礼申し上げたい」


 そう言って頭を下げるのは黒曜石のようなつややかな黒い鱗を持った西洋龍のリドラさん。

 そう、メガブロイラーが大好きだというリドラさんを迎えるということで、さすがに万屋のキッチンで料理という訳にもいかず、こんな場所になってしまったのだ。

 まあ、そんなリドラさんやら魔王様についてきたミストさんを見た際に、一部のメイドさんが失神しかけるなんてハプニングがあったりもしたのだが、人は慣れる生き物である。ミストさんと一緒にやって来た妖精達のフォローもあり、小一時間もすれば殆どのメイドさんがリドラさんに慣れてしまったようだ。


 さて、みんなも落ち着いたところで調理に取り掛かるとしよう。

 今回、僕が教える料理は鶏肉の定番である唐揚げだ。

 とはいえ、さすがに唐揚げのみというのは寂しいので、味付けを変えてフライドチキンと余ったガラを使った鶏がらスープ。後は鶏肉のグリルを乗せたシーザーサラダも合わせて作る予定である。

 実はもう一つリドラさんに送るスペシャルメニューを用意しているのだが、それはエレイン君達に裏の工房で作ってもらっているから後のお楽しみということで、先ずはメインとなる食材のメガブロイラー、こいつの解体を始めることにしよう。

 因みに今から解体するメガブロイラーは昨日の内にすでに絞めてあり、羽毛も毟られ、内蔵もちゃんと処理されていてと、クリスマスなんかに見られるような丸鶏(まるごとチキン)の状態になっている。


「しかし、デカイな」


「メガっていうくらいだからね」


 サイズにしたら通常のニワトリの三倍くらい、たぶん大型犬とかそれくらいあるんじゃないかというくらいの大きさに元春が呻くように言う。

 今日はこれをみんなで解体していく。

 とはいっても、解体に関しては僕が教えるまでもないみたいだ。

 森で暮らしている魔王様のお仲間は勿論のこと、マリィさんの城に暮らすメイドさん達もニワトリを屠殺した経験があるのだろう。それぞれが組になって解体を始めていた。

 中には鳥の解体は初挑戦だというメイドさんもいるようだが、ふだんから解体しなれているらしいシルクさんがフォローしてくれているみたいだ。

 まあ、そこは初めて見る魔人ということで、ちょっとぎこちない感じもあるにはあるが、それはそれで微笑ましく見える。


 ――って、僕もボーッと見てる場合じゃないな。


 僕も元春を助手にメガブロイラーの解体に取り掛かる。

 まずナイフを入れるのはもも肉の部分だ。

 仰向け状態で寝かされるキングブロイラーの足の付根にナイフをはわせるように切れ目を入れていき、股関節を境目にももの肉を切り分ける。

 右と左、両方の足を外したところで次に解体するのは胴体。

 下腹部にナイフを突き刺すと、そこから魚の開きを作るように中骨に沿ってナイフを滑らせていく。

 そして、首元まできたところで斜めに切り落として巨大な胸肉とささみの部分を取り外す。

 これも足と同様に反対側の胸肉も切り取って、三枚おろしのような状態になったところで、あらわになった肋骨まわりの軟骨やら松葉と呼ばれる――人間で言うところの鎖骨周りの――肉を削ぎ取って、次に手羽、最後にぼんじりなどと裏側に隠れていた希少部位を切り離していく。


 しかし、さすがにデカイだけのことはあるな。

 ニワトリなら何羽も潰さないと取れない量の希少部位がこんな量とれるなんて――、

 こんな量が取れるなら、ちょっと焼き鳥を作ってみんなに振る舞うのもいいかもしれないな。


 思っていたよりもたくさん取れた希少部位にふとそんな事を思いつきながらも、僕は最後に残ったガラを、それぞれの組のフォローに回ってくれているエレイン君に回収してもらい、寸胴型の錬金釜で煮込んでもらうように指示を出しておく。

 錬金釜を使えば時間をかけずにダシを抽出するのも難しくないからだ。

 あとは適当なところで、酒と醤油、もやしを投入するだけでスープが完成する。


 ということで、スープ作りはエレイン君に任せるとして、僕はみんなを集めて唐揚げ作りといこう。

 今回作るのは塩唐揚げだ。

 一口大に切ったキングブロイラーのもも肉に、酒、砂糖、塩、にんにくとしょうがをおろしたものと、順番に揉み込んでいく。

 まあ、口で言うのは簡単だけど、量が量だけにもも肉を切り分けるだけでもけっこう大変な作業になる。

 まるで漫画にでも出てきそうなサイズの骨付きの鶏もも肉を、いつものメンバーにメイドさん、アラクネのミストさんに魔王様の城からやってきた妖精さんにスクナであるアーサーと、手が器用に使える人達でちょっと大振りな一口サイズに切り分けていく。


 うん。アーサーや妖精のみんながメガブロイラーの肉を解体しているところを見ると、なんとなくヴリトラの解体を思い出すな。


 そして、すべてのもも肉を切り分けたところで調味料を投入。

 味を染み込ませるようにざっと揉み込み、アクセントとして分量を調節した粉山椒を振りかけたところで元春が聞いてくる。


「でもよ。なんで塩からなんだ?」


「ああ、醤油は万屋(ウチ)でしか手に入らないからね。それなら、その世界で作れる調味料で作れる塩ダレベースの唐揚げの方がいいかなと思ってね」


「ふ~ん。でもよ。自分の世界でって話なら、錬金術とか使えば醤油くらい簡単にできそうじゃね」


 言われてみればそうかもしれない。

 醤油に限らず発酵食品というのは、基本的に麹菌がエネルギーを得るために物質を酸化させるという性質を利用したものであるらしい。

 これを錬金魔法で再現してやれば菌の助けなく発酵食品が作れるのではないか。

 その辺りの魔法開発は後でソニアと相談するとして、まずは目の前の料理を完成させるとしよう。

 元春の何気ない発言から、少し脇道にそれた思考を目の前の鶏肉に戻した僕は、まだまだ大量にあるもも肉の味付け作業をミストさんとメイドさん達に任せて、フライドチキンの下ごしらえに取り掛かる。


 フライドチキンに使うのは唐揚げに使わなかった手羽や胸肉の部分。

 それを骨ごと解体用ナイフことドラゴンキラーでぶつ切りにして味をつける。

 味付けに関して今回は簡単にシーズニングで済ませてしまおうと思う。

 実は、前にレトルト食品などの仕入れに倉庫型の量販店に行った時、大瓶サイズのシーズニングを見つけていたのだ。

 特に使う予定はなかったのだが、そこは量販店マジックと言えるだろう。ついつい大瓶のシーズニングを買ってしまい、何度か家で使ってみたはいいものの、なかなか減らない瓶の中身に困っていて、どうせならここで使ってしまおうと持ってきていたのである。

 ということで、そのシーズニングを惜しげもなく手羽や胸肉にぶっかけて、こちらも豪快に手でかき混ぜておく。


 次に僕が取り掛かったのは付け合せとなるシーザーサラダ作りだ。

 とはいっても調理は簡単、野菜を適当に切り分けて、その上に乗せる鶏むね肉のグリルを作るだけだ。

 僕は手伝うことがなくなって手持ち無沙汰だった妖精のみんなを呼び寄せて、野菜を用意、それを風の魔法で切り刻んでもらう。

 一方で僕は残しておいた胸肉の一部を使って鶏肉ならぬメガブロイラーのグリルを作るとしよう。

 先ず用意するのは、以前、ベーコンバーベキューの時に使ったバーベキューコンロ。

 そこに世界樹の端材から作った炭をセット、マリィさんに頼んで火をつけてもらって、皮目を下にパリパリのグリルを作っていく。


 と、メガブロイラーのグリルを作っていくその空きスペースでこれも焼いてしまおうと取り出したのは鉄串に刺された焼鳥の数々だ。

 軟骨、ぼんじり、松葉と希少部位ばかりのそれは最後にメガブロイラーから切り取ったものである。

 実は僕達が揚げ物の下味付けやサラダの準備をしている間に、暇そうなエレイン君をつかまえて、未使用の千本通しを渡して作ってもらっておいたのだ。

 僕は、みんなが鶏肉の味付けにサラダ作りに励む横、元春とエレイン君の数体に手伝ってもらいながら、メガブロイラーのグリルと焼鳥を焼いていく。


 すると少しして、その香ばしい匂いに誘われたのだろう。シュトラを頭に乗せた魔王様にリドラさん。マリィさんに塩唐揚げの味付けを終えたメイドさん達と徐々に人が集まってきて、

 本当はメインの唐揚げの脇役にと作り始めた焼鳥だが、ここまで期待の眼差しを送られてしまっては振る舞わない訳にもいかないだろう。

 ちょっとフライングではあるのだが、とりあえずこれで小腹を満たしていて下さいと焼きあがった焼き鳥を一人一人に渡していく。

 すると、リドラさんを初めとした年長組の数人が、軟骨の塩焼きを大いに気に入ってくれたらしく、これは鶏肉のどの部分なのかと詳しく聞かれてしまったりもした。


 そんなちょっとしたハプニングがあったりもしたけど、みなさんが焼き鳥を楽しんでいる間にもグリルが完成。エレイン君達が担当してくれているスープもいい感じに仕上がって、唐揚げ用の鶏肉にも味が染み込んだ頃だろうとい事で、メインの揚げ物に取り掛かるとしよう。


 因みに、今回から揚げの粉として使うものは小麦粉と片栗粉を半々に混ぜ合わせたものだ。

 僕の家がこの配合ということで、これは食べた後でそれぞれに好みの配合を調整して欲しいと言っておいた。

 後は人海戦術で粉を付け、揚げていくだけだ。

 メイドさんと魔人のみなさんが鶏肉に粉を付けていくその横で、僕は魔導コンロを大量に用意して、揚げ油の準備を始める。

 すると、そこにトワさんがやって来て、


「虎助様、鍋が二つセットになっているのはどういう理由からですか」


 僕が温度の違う鍋を二つで一つのセットとして用意している理由を聞いてくるので、


「ああ、これはですね。二度揚げといって、少量作る場合は低音でじっくり揚げてから、温度を揚げると鶏肉がカラッと揚がる為ですよ」


 手本を見せたところで軽く試食、するとトワさんも納得してくれたようだ。

 自分も自分もと試食をせがむ他の面々を一喝してくれたトワさんの号令で、フライドチキンもあわせて唐揚げを揚げていく。

 ここまでくれば後は流れ作業。体が小さい妖精以外のみんなが二人一組になり、低温と高温二つの鍋を使って唐揚げを作っていく。

 初めて唐揚げを作る人はここで生焼けになったり、焦がしてしまったりと、失敗が多い工程だけど、そこは切り分ける時にしっかりと均一の大きさにして、キッチンタイマーを使って時間を測って揚げてあげればそんな失敗も殆ど無くなる。


 と、そんなこんなでシステマティックなフライ作業はあっという間に終了。

 唐揚げとフライドチキンの山が出来上がり、全ての料理が出揃ったところで、世界樹の枝をスライスして作った長机に料理を並べて、いただきます。


 皆がまず手を付けたのはもちろん今日のメインである鶏肉――もとい、メガブロイラーの唐揚げだ。

 少し大きめに作られた唐揚げをカリッと噛んだ瞬間、全員の手が止まる。

 別に口に合わなかったとかそういう理由ではない。それはみんなが浮かべる蕩けるような笑顔からも分かるだろう。

 そう、彼女達はみんな、じゅわりと口の中に広がるジューシーな味わいに感動しているのだ。

 まず騒ぎ出したのは魔王城に住まう妖精達。パタパタと蝶のようなトンボのような羽を震わせたかと思いきや、一斉に歓声をあげる。

 それに続いたのがメイドさん達のグループだ。おしとやかに感嘆の声を漏らしたかと思いきや、がっつく者、唐揚げの調理に関して意見を交わす者、美味しいと騒ぎ立てるものそれぞれ性格に合わせた反応を見せる。

 因みにマリィさんはじっくりと味合う派で魔王様はがっつく派のようだ。隣りに座るミストさんがフライドチキンにかぶりつく魔王様の口元がテラテラと光ってるのに気付いて、懐から取り出したハンカチで口元を拭いてあげている。

 そして、唐揚げを食べ慣れている元春も別の意味で驚きの声を上げる。


「スゲーなこの鶏肉。名古屋コーチンとかそういうのよりもうめーんじゃねーのか」


「うん。リドラさんが絶賛するだけのことはあるよね」


 因みにそのリドラさんは地面に置かれた巨大な皿の上に山盛りになっていた唐揚げをむさぼり食べていた。

 僕はそんなリドラさんの様子を満足気に見つめながらも、唐揚げを飲み込み、もやしスープに手を付ける。


 うん。殆どエレイン君まかせだったけど美味しくできてるね。


 手早く作ったのが逆によかったのだろう。もやしのシャキシャキ感も僅かに残っていて、なかなか食べごたえがあるスープに仕上がっている。

 そうだ。食べごたえがあるといえば、一部のメイドさんがエレイン君達が大量のもやしを寸胴型錬金釜に投入しているのを見て、これはどんな野菜なのですかと聞いてきたから、簡単にではあるがもやしの説明をしてあげた。

 豆と水さえあれば意外と簡単に作れる野菜ということでメイドさん達が興味を持ったみたいだ。今度、城の使っていない部屋で栽培してみますと言っていた。


 しかし、もやしなんてどこでも作っていると思ってたけど、実はそうではないみたい。

 その辺りの話を詳しく聞くと、なんでも、もやしは足が早い野菜ということで、マリィさんの世界では一般の流通には乗らないという。

 唯一もやしの存在を知っていたトワさんの話によると、基本的に魔法薬の材料として使われているだけとのことだ。


 でも、もやしから作った魔法薬ってどんなものなんだろう。

 ちょっと興味があるから、今度、ソニアにでも聞いてみよう。


 と、そんなもやしに興味津々だったメイドさん達はというと、自分達が作ったシーザーサラダにメロメロになっていた。

 メイドさん達の話によると、彼女達が暮らす世界では、サラダは基本的に野菜のみのシンプルなものばかりで、基本的に肉やチーズなどの具材を乗せるという発想があまりなかったみたいだ。

 実際、僕もおしゃれカフェなんかの特集を見るまでサラダといえばポテトサラダにスパゲッティサラダ。後は野菜をカットしたサラダくらいしか思い浮かばなかったのだから、別に変なことではないのかもしれない。


 そんな風に、それぞれがそれぞれの理由でテーブルに並べられる料理を味わっていたところ、背後から、小さな――しかし確実にはっきりと溜息が聞こえてくる。

 リドラさんだ。

 どうもリドラさんは、この短時間で用意された料理をぜんぶ食べつくしてしまったみたいだ。

 しかし、安心して欲しい。どうせこんなことになるだろうとリドラさんにはスペシャルメニューを用意していたのだ。

 僕は、まだ食べ足りなさそうにしているリドラさんに笑顔を向けて「ちょっと待っててくださいね」と声をかけつつも、魔法窓(ウィンドウ)から工房にいるエレイン君達に追加の料理を持ってくるようにお願いする。

 少しして運ばれてきたのはメガブロイラーを一羽丸焼きにしたものだった。

 ただこれには一つ手間が加えられていて、


「リドラさんにスペシャルメニューを作っておいたんですよ」


「おお、ありがたい。 では早速――と、むむっ、なんだこの料理は――、中に何かが詰め込まれているぞ」


 大きな口を開け、かぶりついたところでリドラさんが驚いたような反応を示す。

 だが、それは不快なものではなく、予想外のサプライズに喜んでいるような反応だった。


「……虎助、あれはただの丸焼きじゃない?」


「実はあの中に味をつけたご飯が詰め込まれているんですよ」


 リドラさんの反応が気になったのだろう。瞳の奥を微かに輝かせて聞いてくる魔王様に僕はスペシャルメニューの正体を披露する。

 それは、多くの人がその存在を知りながら、殆ど食べた事がないと言われるピラフ入りのローストチキン。

 さすがに本格的なものは素人には難しかったので、申し訳ないが中身はただの冷凍ピラフなのだが、もともと味がいい冷凍ピラフだけにかなり美味しく作れているとは思う。

 魔王様の反応から見て、これはリドラさんの為に用意した、あと二つあるローストチキンでも足りないかもとそう思い、エレイン君にローストチキンの増産を頼んでおいた。

 こんなこともあろうかととはちょっと違うんだけど、冷凍食品を買い溜めておいてよかったよ。

◆言わずもがなかもしれませんが、ローストチキンなんかの丸鶏は基本的に仰向けの状態に置かれています。足が上にある時点で分かるかと思ったのですが、友人が以前、あれをうつ伏せ状態だと勘違いしていたもので、一応の為……。


◆あと、リドラの大きさに関しての表記がありませんでしたが、だいたいガン○ムや奈良の大仏くらいを想像してくれるとありがたいです。

 西洋龍タイプなので、通勤や通学などに使う電車一両分くらいって言った方が分かりやすいでしょうか。

 翼があり飛行するドラゴンということで小柄という設定にしております。

 まあ、空を飛ぶドラゴンというなら巨大戦艦ばりに大きいヴリトラはどうなんだという話になるのですが、そこのところは魔法技能と移動速度の兼ね合いということで理解しておいてください。

 リドラがジェット戦闘機というのなら、ヴリトラは飛行船といったところでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓↓↓クリックしていただけるとありがたいです↓↓↓ 小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ