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課程修了

作者: 甘夏深

意味のないことを、たくさんした。


そして、笑っていた。

うるさいと注意されても、なんともなかった。

ずっとこの時間が続けばいいと、思っていた。

全てがうまくいっているこの時間が、永遠に続けばいいと。


でも、ずっとそんな時間ばかりを過ごしてきたんじゃない。


うまくいかないことなんて、死ぬほどあった。

もう乾いてしまっているけど、

あのとき流した涙は、本物だ。


私は、そういうもの全てが詰まってできている。

空っぽじゃない。

大丈夫。

何か一つでもいい。

空っぽにならない限り、私たちは大丈夫。

生きていける。

殺されそうになって、ちょっとでも怖いと思えたら

大丈夫。

まだ、空っぽじゃない。



意味のないことを、たくさんした。


意味のないことは、本当におもしろいことだと思う。


意味のあることをするより、何倍もおもしろい。


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