Help me!
注意:暗い詩です。気分が不快になる可能性があります。
ご注意ください。
「助けて!」
そんな言葉を、もう何度叫んだのだろうか。
暗くて、深くて、『明日』の見えない闇へと
堕ちていくんだ。
「だれかたすけてよぉ…つらいよぉ…」
そんな風に泣き喚いてさ。
でも、誰も助けてくれなくて。
様子を窺っているのに
誰も助けてくれなくて。
そうやって私はいつの間にか
誰かを信じることを恐れたんだ。
気づいたんだよその日から。
『他人』は所詮『他人』だって。
目まぐるしく変わり続ける季節。
私を堕としたのは、だぁれ?
「Help me!」
そんな風に叫んだって
誰も助けてくれないよ。
伸ばした手を嘲笑され
掴んだ手を振り落とされてさ。
そうして、私は堕ちていくんだこの暗闇に。
「Help me!」
馬鹿みたいに叫びながら。
何かを諦めながら。
「May I help you?」
笑顔で手を差し出す君。
…笑うな。笑うなよ。
「No thank you.」
偽善にまみれた助けなんて
いらないんだよ!
…そんな風に私は
何も信じられず
そんな風に私は
何かにすがることも出来ず
堕ちていくんでしょう、この暗闇に。
馬鹿なんでしょうね。愚かなんでしょうね。
嘲笑されても構いません。罵られても構いません。
…もう、限界なんです。
甘ったれた私でごめんなさい。
たいした苦労もしていないのに
人に助けを求める弱い私でごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。
でも、もう限界です。限界でした。
あれが最後の抵抗でした。
さよなら。
…ああ、最後に
何かを伝えることが出来たのなら
最後まで傍に居てくれたあの子に
私の言葉を伝えてください。
『ごめんね。大好きだったよ。』
…と。
…そんな夢を見ていたんだ。