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やはり100円じゃ安かったか。

神様はご立腹らしい。

仕方ない、ここはもう100円の追加だ。

財布から100円硬貨を取り出してお賽銭箱に投げ入れた。

お賽銭箱は木製なのでコンと音を立てて下部に入っていった。

もう1度手を叩いて鈴を鳴らす。

そしてお願い事を3つ、目の前にいるちっちゃいおじちゃんのような神様に伝える。

神様はフムフムといったように頷いている。

でも、なんだろう、神様を見ていると笑いそうになってくる。

笑っちゃいけないのを我慢するとますます笑いたくなってくる。

お賽銭の追加のためにお賽銭箱まで戻ることになった。

そのお賽銭箱の先に神様が浮いてらっしゃる。

近づいてみると神様のお姿がより鮮明に見えることになる。

よ〜く見ると鼻毛がニョロ〜ンって。

しかも風に吹かれて両方の鼻の穴からの毛がソヨソヨって。

もう笑うしかないじゃない。

それを我慢してるって。

あたしは偉いな。


「なんや、その顔は?」


はっ、見破られた。

笑いをこらえるために両目を見開きほっぺが極限にまで膨らんでる顔を。

こんな真面目な場面で鼻毛がソヨ〜ンは卑怯だよ。


「まぁ、ええわ。

3つの願いは請け負った。

できる限りのことはするぞよ。

そうさのぉ、まずは順番を決めないけん。

期日が迫ってる順からか···」


清衣弥はホッとしている。

多くの願い事をいっぺんに言ってしまったが3つだけは受け入れてもらえた。

かなり身近で重要なことを3つ。

考えるまでもなくすぐ3つに絞れた。

どう考えてもこの3つになるだろうといった重要なお願い事だ。



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