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トラウマの遺伝

作者: エンゲブラ

トラウマの遺伝。

何その非科学的な仮説。


(ふる)いひとほど、それを非科学的と捉えるかもしれないが、最新科学では極めて有力な考え方とされ始めている仮説。


暴力的な体験を受けた際に発生するDNAメチル化(遺伝子の化学的変化)が、子孫にも受け継がれる可能性を示唆するデータが、続々と集まってきているのだとか。


「ホロコーストやルワンダ虐殺の生存者とその子孫を対象にした先行研究でも、似たようなエピジェネティック変化が見られた」(ナゾロジー『暴力によるトラウマは人間でも遺伝する可能性がある:シリア難民の遺伝子に特定の変化』より抜粋)


これは非常に興味深く、様々な物語に流用出来そうな話でもある。


戦争などの「絶対的体験」による遺伝子スイッチの後天的オンオフ。大戦後の昭和に「覚醒した人間」が多く登場したのも、これに起因することなのだろうか。そのオンオフは何もトラウマに限ってのことでもあるまい。


そしてまた入ったスイッチがオフの時代へ。


ゲノムコードの解析はすでに完了したとも言われている。自分が持つコードのオンオフの状態がいったいどのようになっているのか、非常に興味が湧く部分である。


安価で、事細かなデータが見れるようになれる時代、早く来いよと願う夜。

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