博麗神社なう(なぜか飛ばされた)
地獄のような日々が終わり、やっとの休日
なれるかも(小説家になれるかも)系のアニメを見終わりふと私は思った
転生系のアニメ、漫画、ラノベはよく聞くが転移系は少ないなぁ
そんなことを考えながら私はベットに飛び込む
「あの主人公尊すぎるよ~」
と枕に顔を押し付けながら叫ぶ
当然部屋には響かない私だけの叫びだ
そのあと私は眠くなってきたのでそのまま眠りについた
「おはよう!!」
私は大きな声で推しのフィギュアに言ったつもりだった
だがよく見てみると畳が敷かれている和室の真ん中にいる
「は?」
私はこれしか言葉が出なかった
夢ではないかと思いとりあえず頬をつねってみた
(痛いなこの野郎!)
夢ではないようだ
一旦整理しよう
・昨日ちゃんとベットで寝た
・生きてて、夢じゃない
・和室
・巫女服の裾が見える
こんなもんかな
ん?
巫女服の裾が見える?
恐る恐る私は見上げた
「起きたのね」
その姿はまるで東方プロジェクト(まあまあ知ってるくらい)に出てくる博麗霊夢だった
もしも本当ならば私は今幻想郷にいることになる
私幻想入りしたってこと?
ヤバくね?
私があたふたしているうちに霊夢(仮)が私の前に座っている
そんな見ないでくれ恥ずかしいだろい
「もしかして、博麗霊夢さんですか」
「そうだけどなんで知ってるの?あなたは幻想入りしてから一回も起きてないはずだけど」
「こっちのせ……いや、どっかで見たことあるなって」
「いつの間にか有名人になっているもんね。お賽銭は入らないけど」
こっちの世界のことを話したら面倒なことになりそうだな……
私ってば頭さえてるぅ
「ところでどうして幻想郷に来ちゃったの?」
「実は私もわからないんです」
「そうなのね、まあ元の世界に戻れるように協力するわ」
「ありがとうございます」
「今頃だけど敬語は使わなくていいわ。なんか気持ち悪いから」
「わかった」
「戻れるまでは私のところにいていいからね、私は今から人里に行ってくるからくつろいででいいわよ」
霊夢が人里に出掛ける前にお賽銭入れてくれないかしらとつぶやいていた
しょうがないな入れてあげよう
そのあと、お言葉に甘えて私は縁側に出て足をプラプラさせながら空を眺めていた
綺麗な空だなぁ雲はちょうどいいくらいに出てるし、ほうきに乗った黄色い女の子も飛んでるし
ん?空を飛んでいる黄色い女の子?
「霊夢~」
「霊夢なら人里に行ったけど」
「そうか~いないのか~って見慣れない顔だな」
「なんか突然幻想郷に来ちゃって」
「よくわからないけど軽く自己紹介しとくと霧雨魔理沙だ。よろしくな」
「私は上原三久よろしく」
「霊夢が帰ってくるまでとなりいいか?」
「いいよ」
私は魔理沙と縁側でたわいのない話で盛り上がった
そういえば霊夢は人里に何をしに行ったんだろう
なかなか帰ってこないな……
そう思っていると魔理沙が境内にいる鳥を追いかけまわしている
「魔理沙ってさ魔法使えるの?」
「もちろん魔法使いだからな!」
「ちょっと気になる」
「特別に見せてやろう」
自慢気な顔でちょっと離れていろよと言った
私は離れた縁側から見ているので離れる必要あるか?と思った
「マスタースパーク!!」
八卦炉を取り出し鳥居の間をくぐらせるように閃光を発した
これが通称マスパか……
ゲーム画面で見るのとは迫力が全然違うなぁ
私が見とれていると
「またマスタースパーク打って、人里とかに迷惑掛かったらどうするの?」
「霊夢さんよ~別にそっちに向かって打ってないんだからいいだろ」
「全く魔理沙は」
飽きれた様子でこちらを見てくる
やっぱりこの二人は仲いいなみたいな感じの目で返した
「あの人間どうしたんだ?三久とか言うやつは」
「三久って言うのね」
「今知ったのかよ」
「それであの子がどうしたの?」
「なんでいるんだ?」
「さあ?私にもわからないわ」
こそこそと何をしゃべっているんだろ
まあ、私には関係なさそうだしいっか
またなんか言い合ってるよ……
逆に仲いいみたいだしいっか
空もだんだんと橙色になってカラスと射命丸が飛び始めるまで魔理沙と霊夢と雑談した
時間もよいころになり魔理沙は帰っていった
「夕飯なんでもいいわよね?」
「いいよ」
そして夕飯と風呂を済ませ布団の準備をする
布団を敷くなんて何年ぶりだろう
「隣で寝るけどいいわよね?」
「いいよ、自分寝相悪いかも」
「そんな気にしないわ」
布団が敷き終わると霊夢と一緒に眠った
初めて二次創作書くので設定がおかしかったりしますが温かい目で見守ってください
飛んでいる魔理沙を書くとき飛んでいるバナナにしようか迷ったけどさすがに怒られそうだからやめた