ムトゥ 踊るマハラジャ(1995/インド)
おもしろい!!すげーおもしろい!
映画製作本数世界一は、実はアメリカではなくインドだった、
というのを思い知らせてくれる元気な1本。
なにしろ、歌あり踊りありアクションありの2時間46分。
途中「-休憩-」なんて出てきたりして、きっと本場インドでは
盛り上がって、いったん休んでまた盛り上がる2時間46分。
踊りはジャネット=ジャクソンの「リズムネイション」ばりの群舞!
カーチェイスはないけど馬車チェイスあり!
そしてもちろん、定番の恋のさや当てはシェイクスピア風!
主人公のムトゥはとってもいい奴、歌って踊って悪い奴らをやっつける!
このすべてがインド風味。音楽も素敵、民族衣装もすごくきれい。
このムトゥを演じる俳優さんは地元では大変な人気者らしく、
冒頭、出演者がクレジットされる時、
この人の名前が出る前には「スーパースター」って出てきた。
(しかもかなり時間をかけて。すぅ、ぱぁ、すたぁーてな感じ)
たしかに劇中の活躍ぶりはスーパースターらしく、かっちょいい。
見た感じは、人のいいオッサン風なんだけど。
でもそういう「楽しい要素てんこ盛り」だけじゃないんだな、これが。
インドに行った人は10人にひとりがそこに居着いてしまうという
言い伝え(?)通り、人生観ゆらぎまくりのシーンも
ちゃんと用意されているのでした。
このふところの深さはすごすぎるぜ。
それにしてもインドの美人さんてホントきれい。
「世界で一番の美女はインド人と日本人のハーフだ」
というこれまた言い伝え(?)もあながちウソじゃないかもしれん。
でも好みだよな。
2000,9/18