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映画の小骨  作者: トリム
1/9

カラスの飼育 (1975/スペイン)

カラスの飼育?観終わったあともタイトルの意味が

わかったような、わからないような。


原題は「Cria Cuervos」。


手元の辞書によると、Criaはスペイン語で「飼育;動物の子供」、

Cuervoは「カラス」。Sがついて複数か?


主演は「ミツバチのささやき」でおなじみのアナ=トレント。

「ミツバチ」でもアナという役だったけど、これもまたアナという少女役。

監督も違うし、シリーズ物でもないのになぜ?という疑問はさておき、

「ミツバチ」同様、アナに吸い込まれる一品。


現実とアナの中の虚構、過去と現在が折り重なって話が進んでいくので、

しかもアナの母親役とアナが大人になってからの役を

ジェラルディン=チャップリン(あのチャップリンの娘ね)

が二役演じてたりするので最初は「?」と思うが、

わかってしまえばこういうちょいと複雑な構成は、おもしろい。

しかしアナが大人になるとジェラルディン=チャップリンか、う〜む。


それにつけてもアナ=トレント。

名子役っていうのは古今東西いっぱいいるだろうけど、

なんていうか、マコーレー=カルキンとか安達祐実とは対極にいるのだ。


まず、演技が上手いのかどうかは、よくわからない。

顔がかわいいのかっていったら、確かにかわいいが、

かわいい子役は他にもいっぱいいる。


一体、彼女の何に魅かれるのか。

何もせずそこにいるだけであの存在感。「こども高倉健」か。

子供なのにあの憂いをおびたまなざし。


この作品は1975年だから今はすっかり大人だが、

僕は運がいいのか悪いのか、大人になってからのアナの作品を観たことがない。


観ればきっと「大きくなったねぇ〜」と親戚のおじさん風リアクションをとる

自分は手に取るように分かるが、

彼女がどんな大人になっているのかは全く想像できない。


大人になって全く変わることがある、というのは

クリスティーナ=リッチが証明済みだからだ。

(※「アダムスファミリー」と「バッファロー’66」を比較参照の事)


いつか心の準備ができたら観てみることにする。


それにしても劇中で何度もかかる、あのポップス調の曲が頭から離れない。

今だに口ずさむことができてしまう。


2000,7/28



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