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大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!  作者: zinnto
外伝(管理者が新崎友哉を異世界に召喚しなかった世界)
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ナーサ冒険者最後の依頼

ナーサがワイバーンキングとワイバーンの群れの討伐に参加して二週間、この日ワイバーンキングを屠る事に成功した、残りはワイバーン10体となった所で日が暮れた。


まるでこの日を待っていたかのようにグレイバー侯爵の協力者が姿を現した、その人物はフェブリクだった。


フェブリクがグレイバー侯爵と密かに合流した後、ナーサのテントに夜襲を掛けた。


ナーサもグレイバー侯爵の陣ともあり警戒していたが、SSのフェブリクが相手ではなすすべがなかった。


ただその際フェブリクはレイピアを使い、ナーサの手足の神経を狙い貫き切断され四肢が動かなくなった状態で生け捕りにされた。


最小の傷で四肢を封じられたナーサは髪の毛を引っ張りグレイバー侯爵の前に引きずり出され、僧侶により傷口だけを治される。


(神経切断していても傷口が有れば治せるが、神経が切断したままで傷口が無い場合は治せない。神経が切断している場所に神経がある場所まで傷口を付け回復するしかない。)


フェブリクはグレイバー侯爵から依頼料が入った袋を受け取り、すました顔でナーサを見つめる中、グレイバー侯爵は兵にナーサの装備や服を剝ぎ取るように命じた。


兵が大勢いる場で一枚また一枚と装備をはぎ取られ、それをニヤニヤと薄気味悪い笑顔で見守るグレイバー公爵。


ナーサが下着だけの状態になると、グレイバー侯爵は兵を少し下がれせ、今度は自分の服を脱ぎだしナーサに襲い掛かる。


それまで見ていたフェブリクは二ャっと笑った後背を向け歩き出す、背中越しから悲痛な悲鳴が叫ばれるが振り向くことなくその場から離れた。



一週間後の昼前、ニナは王都のホームに戻る、誰もいない屋敷内、使用人たちが居ない屋敷は少しずつだが汚れや手入れをしていない所が目立つ様になってきている。


生活魔法の《クリーン》を使うと綺麗にはなるが、手入れだけはニナとナーサだけではどうにもならない。


ニナは待つだけでは暇だと思い《クリーン》を使い、手入れをして二人を待つことにした。


その晩ヴィルが帰って来た、やはりと言うべきかどこかで酒を飲んできたらしい、この日は疲れもあったのか暴れる事も無くそのままベットに行き寝た。


ニナはため息を付き、速くナーサが帰ってこないかな?と思いつつ自分も就寝したのだった。


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