怪しい三者三様の特別依頼
片翼の翼の完全崩壊は、ある三つの特別依頼から始まった。
王国からの特別依頼(S扱い)
鬼人ヴィル、ザザムーンの外れに住み着いたレッドドラゴンの討伐を依頼する。
報酬は、討伐報酬として白金貨5枚(五十億円)とする。
王国からの特別依頼(★2扱い)
聖弓ナーサ、ビッサへ行き、ワイバーンキングとワイバーンの群れ350体を討伐の応援を依頼する。
報酬としては金貨8枚(八千万円)と出来高としてワイバーン討伐1体として小金貨5枚、(五百万円)ワイバーンキングに討伐は金貨5枚(五千万円)を報酬とする。
王国からの特別依頼(★2扱い)
聖女ニナ、ガザに行き、奇襲してきた蛮族で傷ついた兵と冒険者の回復を依頼する。
なお戦闘中に付き戦闘が終わるまでの期間、ガザにて任務に付いてもらう。
報酬は一日小金貨1枚(百万円)依頼終了日時を不明とする。
尚、ガザには第一王子が参戦している、必ず挨拶に王子陣営へと足を運ぶように。
この3枚の特別依頼に不信感を抱いた、何故ならこの3っつの特別依頼を片翼の翼に出す必要が有ったのか疑問だったからだ。
まずヴィルの依頼は、勇者フェブリクの存在だ、私達と同じく王都に拠点を持ち、前回の依頼から10ヶ月も冒険に赴いていない、ランクS以上は1年に一回、最低★1以上の依頼をしないといけないのにだ。
それに対しヴィルは、2ヶ月前に★1を達成している、順番で言えばフェブリクのはずだがヴィルに来た。
次にナーサの依頼、スタンピード後、連弩、連槍、投石などの兵器の大量生産と改善に着手した王国は、兵器の能力向上と軽量化に成功、数も充実しており各城塞都市でさえ兵器だけで中級の国家レベルの武力を誇る程になっていた。
本当に聖弓ナーサが行く必要があるのか疑わしい依頼。
最後にニナの依頼、回復薬が足りないのだろうか?僧侶などの回復者は?そしてなぜ依頼の中に第一王子に挨拶をしろとあるのか?
怪しい依頼ではあるが王国からの特別依頼である以上、断る事は出来ず片翼の翼結成以来、全員がバラバラな依頼に赴くことになった。




