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大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!  作者: zinnto
ブリューク
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剣での戦い

上段から振り下ろすが、構えていた聖剣で私の剣戟に合わせるように当てて受け止められた、そのまま鍔迫り合いになるかと思っていたら、力で押し返された。


押し返された時、バックステップで後退したが振り下ろした聖剣の剣先が胸のプレートをかすめた。


距離が開いたので鎧を確認すると、剣先がかすめた場所がパックリと切られていた。


恐ろしいほどの切れ味に戦慄しつつも再度切りかかる。


(力で負けるならスピード(手数)勝負!)


間合いに入ると同時に素早く剣を振り、まずは切り下ろしから。


さっきと同じく剣戟に合わせるように当ててくるが、私はそこで手首の力を緩め剣を逃がす様に更に切り下す、剣はフェブリクに当たらない。


更に一歩踏み込み切り上げる。


フェブリクは一歩引きながら横から払ってくる。


踏み込んだ分下がるがまたもや剣先が胸のプレートをかすめる。


胸のプレートには+の切り込み傷ができるが、気にせず一歩強く踏み込みつつ切り上げていた剣を背後に回し、剣を持ち替え突きを放つ。


昔のマンガにあった牙〇零式(見よう見まね)の偽物。


本物は踏み込まず、腰の回転で放つ突き…だったと記憶しています。(うつろ覚え)


フェブリクは剣の茎で突きの軌道を変えつつ払いを放ってくる。


これは躱せないと思った時。横から槍が飛んできた。


フェブリクは払いを途中で止め槍を躱しつつ後退した。


槍が飛んできた方を見るとヴィルが何かを投げた終わったポーズ。


(助かったけどさぁ~カッコつけなくても良いよ。)


九死に一生を得た私は再度フェブリクに対すると兵の方から数種類の魔法が飛んできた。


「やめて!!彼は魔法を吸収してるみたいなの!!」


私は叫んで魔法を打つのを止める様に言うと兵士長が号令で魔法を打つのを止めさせた。


魔法で巻き上がった砂埃がやむのを待つと、そこからフェブリクの闇の光が脈を打つように波立っていた。


「GO!GAAAAAAAAAA!」


叫ぶと同時に闇の光から何本もの触手が生え私達を襲ってきた。


触手は私達全員に絡みつく。


「ク!」


触手は私たちの魔力を吸い出している。しかもかなりのスピードで。


このままではエネルギー切れで変身が解けてしまう。


だけど打つ手がない、剣では勝てない、魔法は吸収される。


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