ブリューク
ブリュークの領主とギルドマスターとギルドマスターが入室してきた。
ブリュークの領主と思われる人は、銀髪のショートで鼻が高いイケメン、身長も高く180センチはありそうだ、ガタイは普通だが、衣装が派手だった。
もう一人は、坊主で左目に大きな傷が有り目が潰れているようだ、タンクトップでジャージっぽいズボン、体は筋肉で鎧を纏っているが如くモリモリだった、多分この人がギルドマスターだろう。
「私がこのブリュークの領主であるフィード・ホン・ブランクシード侯爵である、この度は我の依頼を受けてくれてうれしく思う、明細はギルドマスターから説明してくれる、後は頼む。」
予想道理、服が派手な方が、領主のフィード・ホン・ブランクシード侯爵で坊主がギルドマスターだった。
「ブランクシード侯爵様よりのご指名で説明をする、50体以下の魔物の群れが、村や町をランダムで襲ってくる、しかもこの一週間で11カ所、回数は18回と襲われている、今のところは対処が出来ているが、原因不明の上に、このままでは対処が出来なくなる所も出てくる、と説明を受けていると思うが、今朝更に3カ所増え、回数も4回増えた。はっきり言って危機的状態だ、なんとしても早めの原因究明と対策が必要だ!君たちには期待をしている、行く場所等については1階の職員が教えてくれる、頼んだぞ。」
ギルドマスターの指示に従い、ギルド1階に行くと数人の職員がPT名を書かれたプラカードを持ち、待ち構えていた。
「片翼の翼の皆さ~ん、こちらですよ~。」
(おい!空港でたまに見かけるガイドさんかよ!)
まさかこっちの世界でガイドさんに出会えるなんて夢にも思わなかった・・・大げさw
「片翼の翼の方々ですか、行ってもらう場所はボギー村です、ここから馬車で2日ほど離れた場所にあります、4日前に村を襲ったモンスターはトロール15体でした、駆逐は出来ましたが死傷者が多く出て、次に同じ規模で襲われたら村が崩壊しかねません、早急に現地に向かって下さい。馬車はギルドを出て左に停留所が有ります。」
ギルド職員からの説明を終えてギルドを出ると、目の前に大海原が広がっていた。
「大きな湖ですね。」
「こんなに大きいの見たことがない!だけどなんだか変な匂いがするね。」
ニナとナーサが大海原を湖と間違えている。
「ニナ、ナーサ、これは海だよ。」
俺が教えてあげると。
「これが海ですか!」
「これが伝説の海!!」
(いや!どこの伝説だよ!)
ナーサの伝説発言にビックリしたが、停留所へと向かった。