誘拐される?
大好きな聖女様、僕と付き合って下さい
47話の天使と悪魔の心の囁きと
自称聖剣を手入れたら呪われた、イヤお前邪剣だから!
29話が間違って投稿していたのを今頃気が付いたw
修正しましたのでご確認ください。
私の不手際で、申し訳ございませんでした。
マリナがデート♪デート♪と、浮かれている最中、ヴィルが爆弾を投下する。
「それと、悪いが誘拐もされてくれ。」
「「はっひ!?」」
ナーサとマリナは驚きのあまり変な声が出てしまった、俺達も驚き、口が開きっぱなしになった。
「いやな、この作者の奴が、内容が無いデートの話を2話も引っ張ったから、引っ張りすぎだとの声が・・・幻聴で聞こえてくると言っている!そこで一気にかたづけたいそうだ!」
「酷い作者の都合だな!」
ややあって。
夕方、ナーサとマリナは人気のない場所で複数人に取り込まれていた。
(ほんとに酷い作者だな!本来ならデート途中の話を詳しく書くぞ!)
俺達は建物の物陰で隠れて様子を見ている。
予定道理馬車の中に連れ込まれる2人、そのまま連れていかれる、馬車のスピードは街中ともあり、走る程度の速さだったので、俺達は馬車の後を付ける。
※跡を付ける=痕跡をたどる、後を付ける=後ろを付けていく(尾行)、と私は認識していますが、間違いでしたら教えてください。
もし、離されても大丈夫なように、ナーサには波長発信魔法が付与されたペンダントが渡されている。
やがて馬車は、貴族街の離れにある一軒の古ぼけた平屋の庭に入っていった。
「この屋敷は・・今は誰も住んでいないはずだが。」
ヴィルいわく、ここは没落した男爵の家で、今は誰も住んでいない事を教えてくれ、指で裏口に回るように指示を出した。
裏口の門は朽ち果てて開いており、誰でも入れる状態だった。
屋敷の裏手から屋敷内へと入ると話し声が聞こえてきた。
「マリナ!へっぽこな冒険者に依頼をしたな!おかげで簡単に誘拐ができたよ!はははははは!」
屋敷中に響き渡る大きな声でしゃべっている、この声の主がモグダ様?
声は応接間の辺りから聞こえてくるが、屋敷内に数人の見張りが立っているために簡単に近くには近付けない。
「ニナ、無属魔法に睡眠魔法があったな?」
「はい、見張りに掛けますね。」
ヴィルの要請に答え、杖を構え《スリーブ》と唱えて魔法を放つ。
次々と倒れて眠りにつく見張り達、応接間の扉の前に行くと、そ~っと扉を開け、ヴィルがニナに合図を送ると、もう一度と小声で唱えた。
部屋に入ると3人の男性とナーサ、マリナ、全員が眠っていた。安全確保のため部屋全体に掛けたのだろう。
「覚醒魔法を2人に掛けますね。」
ニナがナーサとマリナに覚醒魔法を掛け、目覚めた後モグダ様を確認した。
「こいつがモグダ様か、全員拘束した後憲兵隊に突き出すぞ!」
何事もなく全員を縛り上げ詰所へと連行した。
次の日マリナはこの事を報告する為に両親の元に一旦帰った。
マリナが来て以来ナーサの顔が晴れやかになった一日になった。




