勇者のウザイ絡み
「き!君を探してたんだ!」
ニナやナーサにも目もくれず、私の両肩を強い力でガッシリと捕まえ、必死な形相をしていた。
「い、痛いです、止めてください!」
止めてと言ったがフェブリクは更に力を強め、フウフウと息を荒らげながらだんだん顔を近付けてくる。
※荒らげる=“あららげる”が本来の読み、最近では“あらげる”と使う人が多いようですが間違いです。辞典、辞書参考。
(へ?か!顔が近い!!)
力を入れて突っぱねようとするが、だんだん近付き。
「何でここに!この宿は調べたはずなのに!いや!それよりこの機会を逃したら。」
など、ぶつぶつ言ってる。
(ちょ!マジ勘弁!!)
私は大きく右手を振りかぶると同時にナーサもの背後に回る。
私は振りかぶった右手を握りしめ、鉄拳制裁《右フック》をフェブリクの左頬に、ナーサは背後から《C〇ck and ball t〇rture》を放った。
「【ゴリ!】ウッ!!【バキ!】・・・【ドゴン!】グベ!」
ナーサの《C〇ck and ball t〇rture》で一気に顔を青くし、浮いた体に上に私の鉄拳制裁が見事に左頬に入り打ち抜くと、フェブリクの身体は回転しながら渡り廊下の壁に当たり、変な声を出しながら床に倒れた。
「きゃ!足にムニュ!ゴリって変な感触が!」
ナーサは蹴った際に、玉の感触が足に伝わったのか、やたらと気持ち悪がっていた。
(感触伝わったのか!気持ち悪いだろうな~・・・あ!しまった!勇者が当たった壁に蜘蛛の巣状の罅が!もしかして弁償させられる?)
弁償の事を気にしたが、ニナとナーサがその場から離れる様に私の手を引っ張る。
するとフェブリクが、苦しみながら何とか声を絞り出す。
「ま・・待て・・君の・秘密を・・知って・いる。」
私の秘密を知っている!!
「明日の・早朝・・東門の外・来い。【ガク】」
「ちょっとどうゆうこと!?」
私が気絶したフェブリクの襟を持ち上げガクガク揺らすが反応が無い。
「トモヤさん、完全に気絶しています、回復しても、今日は目が覚めないかと。」
「マジ!…それならこのままほっときましょ、それと闇聖女の時はトモでお願い、誰かに聞かれるか分からないから。」
“秘密を知っている”気になるが、フェブリクがもし気が付いたら、また変に攻められそうで怖いし、このまま朝まで気絶してくれた方が安全だと判断した。
「う~まだ気持ち悪いよ~、もう一回お風呂入り直す~」
本当に気持ち悪いのだろう、ナーサは宿屋の中に走って行った、多分大浴場に行ったのだろう。
「トモさん、私達も部屋に行きましょ。」
ニナもフェブリクを放置する事に決めたのだろう、私の手を掴み宿屋の中に一緒に入った。
ーーーーーーー
あとがき
祝なろうにて5000PV達成しました(^-^)v
カクヨムでもこの話か次話(こっちが濃厚)で1500PV達成するかと(*^^*)
5000PVのお礼と少し早いですがカクヨム1500PVのお礼を兼ねて次週閑話を書きます(*^^)v
読んでいただいている皆様には感謝しかありません。
これからも読んで頂ける様に頑張りますのでよろしくお願いします。




