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大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!  作者: zinnto
スタンピード
34/107

休日

シスの街の宿屋、正午過ぎに俺は目覚めた。


「トモヤ気が付いたか。」


ベットの横にはヴィルが椅子に座っていた、俺は怒られると思ったが、ヴィルは立ち上がり。


「すまなかった。」


と、いきなり頭を下げ謝ってきた。


「え?!なんで謝っているの?」


「俺達が不甲斐ないばかりに無茶をさせてしまった。」


「ヴィル達は悪くないよ、それよりあれからどうなったかを教えてほしい。」


頭を上げ、被害などを教えてくれた。


要約すると、スタンピードから四日経っており、移転の魔法陣で三日(すでに過ぎている)、五日、七日、十日に繋ぐのでどれかで帰れるとの事、被害については、街には無く、スタンピードに対応した人が何人も亡くなった。


今回のスタンピードに参加した最終人数


王都、兵2500人、冒険者312人、シス、兵550人、冒険者214人、ガザ、兵420人、冒険者155人、ブリューク、兵490人、冒険者168人、ビッサ、兵400人、冒険者161人、計5370人


死者

王都、兵311人、冒険者74人、シス、兵23人、冒険者47人、ガザ、兵19人、冒険者17人、ブリューク、兵21人、冒険者15人、ビッサ、兵17人、冒険者18人、計562人、この死者数の中でドラゴンが勇者に放ったブレスで亡くなった方は59人


そして、このクエストは特別報酬が追加された、これによりニナとナーサの1ランクupして★7に、俺は2ランクupして★8になる(本人がギルドに行って、プレートを更新し正式に★8となる)事が決定してるとの事だった。


ただ問題はドラゴンと対峙した謎の女性《闇聖女》、ギルドが探しているとの事だ。


当たり前か『身元不明の者がドラゴンと渡り合った、そんな人材の身分を把握し、冒険者として活躍してほしい』ってところだろう。


それと勇者も闇聖女を探している、何故探しているかは不明だが、かなり必死だったとの事。


(う!なんだか悪寒がする。)


「今日は大人しく寝てろ、この宿の温泉は有名だから、今晩連れて行ってやる、それと明日の午前中にギルドに行ってプレートの更新と備品の購入、昼から俺と戦闘訓練だ。」


「え!ヴィルが訓練をしてくれるの?」


「あぁ、明日だけじゃない、俺の暇なときは訓練をつけてやる、それと6日後の移転の魔法陣で王都に戻る。」


「うん、分かった、ありがとう。」


ヴィルが部屋を出ていった後、寝てると部屋にニナとナーサが入って来た。


「トモヤ、起きてる?」


「ナーサ、ノックを忘れてるよ。」


「同じPTメンバーの部屋だもの細かいこと言わないの、それより今からどこか買い物行かない?」


「も~ナーサったら。」


「ごめん、ヴィルに今日は寝てろって言われたんだ、その代わり明日の午前中に、ギルドと備品の調達に行く事になっているんだ。」


「なら、ナーサ様が道案内してあげる。」


ナーサはニコニコと満面の笑顔で誘ってくる、その横で少し寂しそうにしているニナ、(一緒に行きたいのかな?)


「それならニナも一緒に行かない?二人で案内してほしいな。」


「はい!トモヤさん、一緒に行きましょう。」


今度はニナが満面な笑顔に対し、ナーサはふくれっ面になってしまった。


(これって、あちらを立てればこちらが立たず?ってやつ?)

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