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大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!  作者: zinnto
スタンピード
30/107

闇聖女再び

神秘的な光が聖剣に集約し、高さ100mの1本の光のつるぎの柱へと変わる。


勇者は剣の柱を振り下ろすと。


【ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ】


予想に反し、ブレスが2つに割れていく。


割れたブレスは森を食らい周りを焼く。


勇者が作った剣の柱のすごい勢いで短くなっていく、と同時にブレスの割れ方が狭まり、ブレスの勢いに負けて踏ん張っても押し込まれていく。


剣の柱が消えると同時にブレスも終わり、何とか命拾いはしたが、勇者は両膝を突き剣を地に差し、【ハァハァ】と荒い息をしている、手に持っている聖剣も神秘的な光が消えていた。


ドラゴンの方を見ると、先ほどのブレスで兵と冒険者が作っていた包囲網が崩れていた。


包囲網の一部がブレスにより焼き払われていたのだ。


ドラゴンの1匹が羽を広げ頭を大きく下げた。


(飛び立つ姿勢?嫌、違う!頭が下がり過ぎてる。)


はねばたかせると同時に足で地面を蹴る。


地面すれすれで勇者に向かい飛ぶ。


(このままではマズイ!)


正面は勇者とドラゴン、左右は火災、逃げるなら後だが、もう一度ブレスか、このまま突っ込まれると終わりだ。


意を決し、あのスキルを起動する。


「《女人化&闇聖女》発動!《魔法使いに変身》魔法スコール使用!」


俺に闇が集まり、螺旋回転しながら半円のドーム状に包み、身長が伸びる、体付きは女性になる、闇が体に巻き付き魔法使い特有の服に変化していく、そして《スコール》を発動した。


※《スコール》は天候系の魔法で、管理システムから付与されたエネルギーの約半分近くを使う事になる。


上空に魔法陣が現れ、晴れだった天候が一瞬で雷雲が発生、空から【ゴロゴロ】と鳴り始め。


「《雷撃覇》!」


スコールの雷雲を利用し《雷撃覇》をドラゴンに向け使用した。


【パシィィィィィン】と音と同時にドラゴンに落ちる雷、低空飛行中だったドラゴンは地上に叩き付けられる。


「な、なんだ?!何がおきている!!」


勇者の目の前で地上に伏せるドラゴン、雷の電気で痺れているようだ、勇者は事態を把握出来ずに困惑している。


私は森から走り出し勇者とドラゴンの間に入る。


同時に《スコール》で発生した雷雲から雨が降り出してきた。


(これで発生した森林火災は収まるはずね。)


「な、何だ!君は!危ないから避難しろ!!」


「はい、はい、ガス欠なんだから大人しくしてなさい。」


勇者を適当にあしらって、もう1匹のドラゴンを見ると、ヴィル達★2の4人が戦っていた。


(あの様すだと、しばらくは大丈夫ですね。)


「失礼な!まだやれる!!」


立ち上がろうとするが、足がプルプルしていてまともに立ちあがれない。


「もういい・・」


さっきまで痺れていたはずのドラゴンの口から炎が漏れていた。


(マズイ!ブレスだ!!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき


1月4日にカクヨムで1000PV達成しました。


詳しくは活動報告にて。

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