勇者PTの女性陣
応急処置をして、気絶している騎手(兵)を背負い教会に向かう。
街の南西に教会があるが、この教会もネットで見たことがあった。
(この教会はドイツのア〇ヘン大聖堂!…いや!こっちも少し形が違う、それに映像でしか見たことないが、幾分か小ぶりのような…)
教会の入り口に入ると、中は口では説明できないほど煌びやかな空間で、リーリさん以外が見惚れていた。
入り口の右側に受付があり、リーリさんが説明をして介護室に案内され、介護室の入口に僧侶が2人が待機してきた。
中に案内されると、何と勇者PTの女性陣がいた、そしてベットには金髪の修道服を着た女性が座っていた。
その隣のベットに騎手(兵)を寝かせると、勇者PTから「休憩所で少し話をしませんか?」っと話しかけてきたので移動した。
「リーリさん、ニナさん、いつもうちのフェブリクが迷惑を掛けてすまない、…君には自己紹介がまだだったね、★6のPTインペル所属、私はタンクのミリアだ、そっちの茶髪の子が盗賊でアマル、ピンク髪の子がサーニー、最後に金髪のこの子がキャリンよ。」
と、自己紹介をしてくれたので俺も「トモヤです、よろしくお願いいたします。」と答えた。
(盾を持ってた人がミリアさん、軽装の人がアマルさん、ゴスロリがサーニーさん、僧侶がキャリンさん、…なぜ?あの勇者に一緒に居るんだろ?セクハラされないのかな?)
「キャリンさん、いつもの貧血ですか?」と、ニナがキャリンさんに質問し。
「はい、以前よりマシになりましたが、たまに倒れる事があり、皆に迷惑をかけて…」
「キャリン、そんな事気にするな!私達仲間でしょ。」サーニーさんがキャリンさんを気遣っている。
「あの~質問してもいいですか?なぜあの勇者と一緒のPTに?それとセクハラされないんですか?」
「はははは!ズバリ聞いて来たな~、まず勇者と居る理由だけど、国から援助金が貰えるから金銭的に楽なんだよ、それに貴族にもある程度影響力があるしね、それとセクハラは受けていた、だな、今は全く無い。」
「「「何故無くなったんですか?」」」
俺とニナ、ナーサが同時に質問した。
「これだよこれ、レッグアーマーだよ。」足を上げ鉄製のレッグアーマーをポンポンと叩いた、よく見るとインペルの全員が装着していた。
「へ?」
「セクハラをしてきたら、これを装着した足でフェブリクの足の間をおもいっきり蹴り上げるんだ、はははは!」
「男の人の…蹴る……蹴れるかしら…」ニナが小言で言いながら頬を少し染め、両手を頬に添える、ナーサはその横で【ブン、ブン】と、蹴り上げの練習をしている。
(ニナ、何を想像してるの?!ナーサ、蹴りが段々鋭くなってるよ!!…だけど有効的だな!)
「有力情報ありがとう!リーリさん後でニナとナーサに、鉄製のレッグアーマーを買いましょう。」
「ニナは分かるけど~ナーサまで~?」
俺はさっきの出来事をリーリさんに説明をすると。
「あらあら~、本当に彼はクズね~私も装備しようかしら~?ウフフフ」
リーリさんは、片手を頬に添え、とても怪しげな微笑みをしながらウフフフ、と笑っていた。
(女性陣がとても怖い、俺も蹴られない用に気を付けよう!!ってキャリンさん!ナーサに蹴りを伝授してる~!音がブン、ブンからブォン、ブォン!って、そんなので蹴られたら息子が潰れちゃう!!!)
「あ!蹴りの新しいスキル覚えた!え~とC〇ck and ball t〇rture…なにこのスキル?」
「ナーサ!ほんと、やめて~!!」