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大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!  作者: zinnto
スタンピード
20/107

シスの街

スタンピードの報を受け慌ただしくなる冒険者たち。


「俺達も行くぞ!」とヴィルが言い出し。


「「「「はい!」」」」俺達はそれに応える。


動き出した俺達に合わせるように勇者PTも動き出した。


王城裏門には既に300人ほどの冒険者が集まっていた。


門は閉まっていたが、その上に騎士が数人立っていた。


『集まっていただき感謝する、既に知っておると思うがシス街30km圏内にスタンピード発生しておる!数は約1万、それに対し我々はシス街の兵500名、冒険者が200名、王都兵が2千名、応援としてガザ街の兵400名、冒険者150名、ブリューク街から兵450名、冒険者160名、ビッサの街から兵370名、冒険者150名が来ることになっておる。』


騎士の中でも位が高いのだろう一人の男性が拡声魔法で現状説明をしている。


「あっちこっちから応援が募るのは良いが、間に合うのか?」


俺が疑問に思っているとヴィルが説明してくれた。


要約すると王都と名前が上がった街(城塞都市)はで馬車で15日ほどの距離、王都の東西南北にあり、東がシス、西がガザ、、南がブリューク、北がビッサ、それぞれ移転の魔法陣で繋がっていて、このような緊急時にしか使われないとの事だ、少人数用も有るが使用頻度は少ないとの事。


『では騎士の誘導に従い移転してもらう。』


と、同時に裏門が開き冒険者を誘導し王城内に入れていき、裏庭を歩いて行くと奥に平屋の大きな建物が4つ見えてきた。


4つの中の東と看板が立てられている建物の中に入ると、中央に大きな魔法陣と20人の魔法使いが壁際に陣取っている。


魔法陣に冒険者全員が乗ると、壁側に居た魔法使いが魔法陣に魔力を込める、魔法陣が赤く輝きだすと視界が変わった、と同時に硫黄の匂いがしてきた。


『速やかにこの建物から出ていただき、買い物など必要な方もいるだろう、今より4時間後、街の東入り口に集まっていただきたい。』


「一旦ギルドに行って情報集め、道具屋も行かないとなスタンピード を片付けた後、時間が有れば温泉も行きたい。」


(温泉!久しぶりに入りたい!!)


ヴィルの指示で歩きだすと、フェブリク達のPTがニナに近寄り絡んでくる。


「ニ~ナちゃん、4時間も時間有るし~デート行かない~?俺様この街に来たこと有るから~エスコートするよ~アクセサリーとか買って~最後は温泉!そうだ!混浴でもすれば俺様の良さも分かるから~グフフフ。」


俺は(またか。)との思いながら間に入ろううとするが入れなかった、フェブリク が手で俺の頭を掴み通せん坊をする。


(キモい下ネタ勇者!ニナに近寄るな!)


「フェブリク、お前達も準備が必要だろ? 」


ヴィルの鋭い目線にたじろぐフェブリク、後ずさりしながら。


「そうだな、ニ~ナちゃん、またな。」


足早に去っていくフェブリク。


「ハァ全くあいつは、俺達も行くぞ。」


ーーーーーーーーーーーー

あとがき


王都編の際(ホームと勇者の間)、男爵の嫡男がニナにちょっかい掛けてくる話を考えていたのですが、話が延びている事、勇者との掛け合いを出したい事、嫡男の話がいまいちだった事、などから飛ばしました。


その為王都編が短くなってしまいましたが、嫡男の話は考え直し、出せそうなとき出します。


PS

カクヨムで500PVを達成しました。

お礼として閑話を書きましたので11/15・15時に投稿します。

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