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勇者

古代ヨーロッパ風の街並みの中で大きな建物が城とギルド会館。


もちろん城が5階建てで一番大きいが、その次に大きさとなる、王国の中でもギルドが重要視されていることが分かる。


ギルド会館は1階が酒場と武器防具屋、道具屋など商業的要素が主だ。


2階がギルドの受付などギルド業務が主になっている。


3階が客室や会議室、ギルド長室の部屋


4階は立ち入り禁止になっているので明細は分からない。


♦️

朝起きると、既に二人ともベッドに居なかった。枕を見ると血が付いている確認すると、耳朶から血が出たようだ。


(ってこっちナーサが齧った方じゃないか!)


部屋を出てリビングルームに入るとニナとナーサがソファーに座ってた。


「おはよう。」


「おはようございます。」


「おはよ・・・プッ」


挨拶を返してくれたが、いきなりナーサが笑いだした。


「プッ・・プッ、その耳朶、血がアクセントになって、かっこいいじゃん!」


「お前がやったんだろ。」


「もっと齧ってあげる。」


悪戯心に火が付いて、歯をカチカチしながら俺に近寄って来る。


「ちょ!勘弁してくれ!」


噛まれないよにと逃げる俺と追っかけるナーサ、それを見てほほ笑むニナ。


そこにヴィルが部屋に入ってきて。


「騒がしいな、じゃれ合うのを止めないか、ギルドに行くぞ。」


「「は~い」」


追っかけごっこは終わり、出かける準備をする。


そして全員そろってギルドに行く。


ギルドの中はとても賑わっていた酒場では既に酔っぱらってる人、武器防具を求める人、道具屋で大量にポーションを買う人、それぞれが思い思いの目的を持って行動している。


俺達は2階の受付の横にある依頼を貼られているボードの前に居た、すると階段からやたらと賑やかなPTが上がってきた。


「だから言っただろ~俺がいれば何とかなるって!」


そのPTは男が一人に女4人のPTだった、その男は金髪イケメン、金ぴか鎧に飾りが付いた剣、剣から神秘的な光が少しだが出ていた。


女性4人、まずは黒髪の短髪、美人でガタイが大きくプレートアーマーを装備しているが兜を被っていなかった、それに大きな盾を持っている。


次に茶髪のショートカット、美人で軽装装備、剣を腰に帯びている。


さらにピンク髪にショートカット、美人でゴスロリ、背中に大きな杖を背負っている。


最後に金髪ロング、美人で修道服を着ており一番胸が大きい。


彼女達は二十歳前ぐらいで全員、男に目をキラキラさせながら男を囲んで上がってきた。


(ん?この男どこかで見たことがあるぞ・・・・・あ!モニターで見た勇者だ!)


勇者がこちらに気付き歩み寄ってきた。


「ニ~ナちゃん!!久しぶり~元気してた~、君と会えるのを一日千秋の思いで待ち続けたよ~。所で、俺達のPTに来る話、考えてくれた~?そしたら俺が戦闘からベッドの中まで守ってあげる、いやベットの中では守るより攻める方が好きだが!ぐへへへへへへ」


ニナの両手を取り、嫌らしい目をして胸を凝視しながら一気にまくしたてる、ニナとそれを聞いていたナーサの顔が嫌な物を見るような顔になった。


俺は男の行動を不快に思い、離れさせる為に二人の間い入り男を睨む。


「あ~!なんだこのガキは。」


不機嫌になり睨んで来る勇者。


「また、ニナにちょっかい出しているのかフェブリク。」


「ヴィルの旦那か~将来優秀な俺様が~優秀な人材をスカウトして何か問題あるか?」


「まだまだひょっこの癖に。」


「チッ、ところでこのガキはなんだ~?」


「新しくPTに入ったトモヤだ。」


「な!どうゆうことだそれ~!俺様が初心者だった時に入れてくれって言った時、断ったのになぜこのガキを入れた!」


「フェブリクの目がいやらしかったからな、問題起こしそうだったから断った。」


「そりゃ~ね~だろ。」


そんな会話をしてると、受付嬢が拡声魔法を使い。


『緊急依頼発生!シス町30km圏内にスタンピード発生!参加する方は王城裏門に集まってください!』

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