ホーム
王都に到着後、ギルドには向かわずホーム向かうとの事。
なんでもその家は、貴族街の隅にある没落した元男爵の2階建ての屋敷で部屋数25部屋、庭付き、使用人付きで購入。
没落した元男爵とヴィルは友人関係で、屋敷が競売に賭けられる前に屋敷だけで大金貨2枚の評価だったのを、ヴィルが全て込みで大金貨3枚で没落後の男爵から直接購入、男爵の借金をほぼ全額返済出来たらしい。
その元男爵夫妻は、今は執事とメイド長をしている、現在六名の使用人がいるとの事。
「今、帰った。」とヴィルが屋敷の扉を開くと。
執事服を着こんだ男性が立っており、頭を下げつつ。
「お帰りなさいませ旦那様、奥様、ナーサ様、ニナ様、お客様もご一緒ですね、すぐにでも準備をさせていただきます。」
顔を上げるとヴィルと同じ年齢ぐらいの男性だった。
「ヴィータ、ため口でいいといただろ?それとこいつはトモヤ、新しいPTメンバーで一緒に住む事になる。」
ヴィータはイケメンで茶髪のオールバック、身長体形は普通の男性の平均
「そうゆう訳にはいきません、私は旦那様に助けられた身、まだ恩返し中です、全て返し終わるまではこのままで、それと失礼しましたトモヤ様、御用の際は何なりとお申し付けください。」
「はい、これからよろしくお願いいたします。」
挨拶が終わると、ナーサとニナがヴィータに部屋割りに付いて話し出した。
「ヴィータ、トモヤの部屋は私達と同じ部屋で、三人で寝られるようにして。」
「ヴィータさん、お手伝いしますのでお願いします。」
「畏まりました、では使われていない部屋からベットとタンスを移動させましょう。」
「トモヤ様、少し後になってしまいますが、使用人の紹介をさせていただきます、それまでリビングルームでご寛ぎ下さいませ。」
話は終わり、ヴィータにリビングルームまで案内された、すぐにヴィータとニナとナーサが出て行った。
それから10分ほどすると5人の男女が部屋に入ってきた。
「初めましてトモヤ様、メイド長のピュカと申します。」
ピュカさんはヴィータと同じぐらいの年齢で少しキリっとした顔立ち、髪は茶髪、長さは腰までありストレートヘアー、服はもちろんメイド服。
「こちらから順にメイドで双子のヒニャとメイ、庭師兼力仕事と雑用をしているニック、料理担当のゴードンです。」
ヒニャとメイさんは優しそうな顔でピンクの髪、ツインテール、瓜二つの容姿だがメイさんには右目の下に小さな泣き黒子がある。
ニックはのほほんとした顔立ちで緑髪の短髪、ガタイは大きくヴィルに負けないぐらい。
ゴードン一番の年長らしくグレーの髪に白髪が混じっている、身長体系は平均。
「「「「「よろしくお願いします。」」」」」
挨拶が終わると各自仕事に戻って行った。
その後夜食を取り、湯浴みをする、部屋には既にベッドが2つ引っ付た状態だった。
布団の中に入り、二人が抱き付いて来て。
「誉めてあげる。」といきなりナーサが言い出した。
「何が?」話しかけてきたのでそちらに向くと。
「スキルよスキル、抱き枕ってスキル!」
「へ?」
するとニナが「ナーサがね、トモヤさんを抱いて寝ると最高に気持ちイイって言ってるの。」
「ちょ!!内緒でって頼んだのに!」真っ赤な顔をしながらニナに文句を言う。
「私も同意見ですよ。」ニナも顔が真っ赤になっていた。
二人の抱き付いてる腕に力が入り。
【プニプニ、ゴリゴリ】と胸の感触が俺の全身を駆け巡る。
(だからニナは良いが、ナーサは痛いんだよ!)
「それでね、ナーサと相談してお礼ってのも変だけど。」
「フ、フン感謝しなさいよね。」
「も~素直じゃないんだから、トモヤさんは顔を上に向けててください。」
顔を上に向けると二人がさらに近寄ってきて【【モニュモニュ】】
二人が俺の両耳たぶを口に銜え、唇でモニュモニュしてきた。
「ほえええええええええ」
さらに甘え噛みをしだし
「ひやわわわわわわわわ」
さらに銜えたまま耳たぶを舌で舐められた。
「はわわわわわわわわ」
俺は完全に鼻の下が伸びていた、それに気が付いたナーサが。
【ガッリ】と耳たぶを強くかじりだした。
「痛い!」
「はなんふははいほへ」と言いガリガリと耳たぶをかじる。
【モニュモニュ、モグモグ】
「ほぁあ~ニナ気持ちいいよ。」
【コリコリ、ガリガリ】
「痛たたたたたた!やめてくれナーサ」
【モニュモニュ、モグモグ】
「うひょ~それいいそれいい。」
【コリコリ、ガリガリ】
「ちょ!ナーサ、犬歯でコリコリするの止めてくれ!」
【モニュモニュ、モグモグ】
「ニナ、それ以上は俺溶けちゃう。」
【コリコリ、ガリガリ】
「痛い!痛い!ナーサ、切歯でガリガリしないで!」
胸以外の天国と地獄、そこにヴィル夫妻の狂った叫び声が隣から聞こえだしてきた。
「隣、始めちゃったか。」ナーサが渋い顔をしながら耳たぶから口を離した。
「もう少し声を抑えてくれるといいんだけどね。」とニナも口を離した。
(ナーサは止めてくれて助かったが、ニナは止めないでほしかった。)
「寝ましょうか。」
そして眠りにつく2人。
(だから発散させてくれ~!!)




