結婚とその後…………(1)
フェブリクの第一婦人にニナ、そして第二夫人にマリナとの結婚式が王都の教会で盛大に行われた後。一年後にニナが妊娠した。
(結婚後、フェブリクとマリナは幸せいっぱいだ、ただその幸せの輪にニナは入れない、当たり前だろう誰しも自分が苦手な相手と一緒にいても幸せにはなれない、しかし公爵夫人の立場もあり「
子供は必要」とフェブリクとマリナに強要され従うしかなかった。)
だがこの頃になるとニナは度々体調を崩す様になっていた。
(この体調不良は邪心の心に汚染された精液がニナの身体に入り、心が蝕われている事で聖女のスキルと反発して引き起こされているのだがこの事をまだニナは知らない。ちなみに同じ邪心の心に取り付かれているフェブリクは、心がクズだったのですんなり融合し勇者のスキルが反発することなく汚染されている。)
お腹が大きくなるにつれニナの体調は悪くなる日が増えてきた、それに対しフェブリクとマリナは公爵の立場と冒険者ランクSSS、そして勇者の名前をフルに使い、現王さえも手が付けれない程の権力者となり、それに伴い悪評が更に大きくなっていた、まぁ実際以前より更にあくどい事をしているのだが。
話しを戻して、出産間近になると、ニナは起きる事すら出来ない程になっていた。
そして出産予定日、フェブリクが冒険者ランク維持のために依頼で家を空けている時にニナが産気付いた。
※余談だが、女性冒険者の出産の際、2年間冒険者ランクの固定措置が規定としてあり、この間冒険者としての活動をしなくてもランクが下がる事がない。(一年半が産休扱いで、半年が冒険者としてのリハビリ期間。)
1時間…5時間…10時間…15時間…難産らしくまだ生まれていない。これには近くに居たマリナも気が気ではなかった。
翌朝早朝にフェブリクが屋敷に戻ってくると同時にニナの部屋に駆け寄ろうとしたが屋敷のメイド達に止められ部屋に入る事が出来なかった。
もうすぐ生まれる時にニナに異変が現れる、体がガクガクと震えだし、その震えが段々と大きくなり奇声も上げる様になり、既に数人で押さえても抑えきれない様になる、それどころか抑え行けようとする人が弾き飛ばされる。
その音に気が付いたフェブリクは部屋の外にいるメイド達の静止を振り切りニナの部|屋に突入すると…そこには信じがたい姿が。
ー---------
あとがき
創造神と邪神との事は、外伝(別枠の時に紹介文で紹介しておりましたが別枠消去時一緒に消去しております。)
簡単に別枠の紹介文を説明すると。
創造神が管理者を作り、その後創造神と邪神が戦い、邪神が負け、心が地上に降り注いだ、創造神も深手を負い、最後の力を使い聖女と勇者のスキルを作り御隠れになった。
それから数世紀後この話に繋がっております。




