フェブリクとマリナの祝勝会(2)
「グビ…ふう~♡策の要のあれの開発には苦労しました、まさか完成に丸二年半の歳月を要したのが申し訳ないぐらいです。」
「グビグビ…ゲボッ!申し訳ないって何言ってるんだ!そのおかげで馬車で60日以上かかる距離の通信を可能とする遠方魔力通信機が完成したんじゃね~か!おかげで前王推進派を衰退と片翼の翼を排除させるため、同時に王国の3ヶ所の危機を作り出す事に成功したのだからなWまさに遠方魔力通信機様様だぜ!」
「まずはフェブリク様がブリュークより更に南、国境に面したベニーク山脈に巣くうレッドドラゴンを負傷させ、ブリュークに逃げるように仕向け。グビ…ふう~♡(トクトクトク)」
「グビグビグビ、プッハ~~!(トン)マリナが蛮族に資金と食料、武器の供与を行いガザに攻撃を仕掛けさせ!」
「グビ…ふう~♡奴隷化した元インペルメンバーを餌にし、ワイバーンキングとワイバーンをビッサへ向かわせた。」
「それらを遠方魔力通信機で同時になるように調整する。これで王国の3ヶ所の危機の出来上がりだ!(キュ~ポン!)グビグビグビ、プッハ~~!」
「後は前王がそれぞれの対応を決める際、前王が一番信頼しているアーカス公爵の右腕であるグレイバー侯爵を蛮族かワイバーンキングのどちらかに付く様に仕向けさせ、同時に現王が片翼の翼に依頼、特にナーサにはグレイバー侯爵の元に行かせ、グレイバー侯爵の願いを叶えるために、実力では敵わないグレイバー侯爵の代わりにフェブリク様がナーサを夜襲で襲い、グレイバー侯爵がナーサを屋敷に連れ帰った後、軽く噂を流してヴィルの耳に入るように仕向け、グレイバー侯爵家に侵入したのを見計らい、現王とフェブリク様そして兵と共に突入、グレイバー侯爵とヴィルを仲間の様に仕立てて両方を失脚させる事に成功!アハハ!これ程上手く策にはまると笑いが止まりませんわwグビグビ…うふふ♡」
「ぎゃはははははは!正しくその通りだな!そのおかげで支持派を失った前王は失脚、現王が新たに王位に就き俺は公爵とニナとマリナが手に入るのだからなW」
「フフフ、フェブリク様の喜びは私の喜び!これからもフェブリク様のお役に立てるよう精進いたしますわ。」
「それならもう一つ良い情報がある!現王と大司教様が冒険者ギルドに俺の冒険者クラスをSSSにする様に進言したそうだ!」
(冒険者クラスSSSになるためには実力は勿論、最低2か国の重要人物、親戚関係のない第三者から推薦が必要なのだ。)
「まぁ!それなら冒険者クラスの最高峰、SSSに上がれるのですね!!」
こうして夜遅くまで二人の宴は終わることなく続いたのだった。
だがこの時マリナは気が付いていかった、フェブリクと男女の関係になっていた事で、邪心の心に汚染された精液がマリナの身体に入り、心が蝕われている事を!そして次の矛先に聖女ニナに向けられている事を。
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あとがき
ん~上手く説明出来たかな?(出来てない気がする(;^_^A)
簡単に言うと、現王の依頼で前王の支持派を崩し、遠方魔力通信機が完成したと同時に3つの危機を作り出す、その一つに前王支持派の右腕と、右腕が欲するナーサを一緒にし、フェブリクがナーサの自由を奪った後に右腕に献上。
右腕が屋敷にナーサを連れ帰った後、ヴィルの耳に入るように仕向け、屋敷に侵入したのを見計らい現王と一緒に右腕の屋敷を襲い、右腕の悪事の現行犯逮捕とヴィルを共犯者に仕立てた。
これにより片翼の翼のリーダーの失墜と王支持派の衰退、これの伴い前王の失墜となった。って事です。
追伸
前話で100話達成していた(;^_^A
う~ん何かしたいが、大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!での話は、最終話が目の前であるためにネタが有りませんm(__)m
(外伝終了後の本編閑話(その後)でネタ切れですw)




