フェブリクとマリナの祝勝会(1)
まえがき
怪しい三者三様の特別依頼(91話)でヴィルの依頼先の街名を間違えていました。
正しくは王国の城塞都市の一つブリュークです。(91話は修正済み、他の場所は書いてないはず………もし間違いが有りましたら教えてください。m(__)m)
それと音説明が数か所入っていますw(必要ないかと思ったが念のために入れました。)
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城の応接室での話が終わった後、フェブリクはインペルのホーム屋敷に帰りマリナと祝勝会を上げてる、フェブリクは片手に持つワイングラスに並々と注がれたワインをがぶ飲みし、マリナは淑女らしく一般的な量を注ぎ少しずつ飲みながら喜びを分かち合っていた。
「ひゃははははは!今日ほど愉快な日はないぜ!これもみなマリナのおかげだぜ!グビグビグビ、プッハ~~!(トン)」
※(トン)←ワインを飲み干し、空になったグラスを机の上に置いた音
「フフフ、私はフェブリク様の望みを叶えて差し上げただけですわ。グビグビ…ふぅ♡」
床には数本空になったワインボトルが転げている、二人共かなり出来上がっているようだ。
「二年半前、王子が…いや現王か、依頼で元王の失脚を依頼しに来た事が切っ掛けで俺様が公爵に、そして第一婦人にニナを、第二婦人にマリナを妻に迎える事が出来る!(キュ~ポン!)グビグビグビ、プッハ~~!」
※(キュ~ポン!)グビグビグビ←ワインボトルのコルクを抜く音と、ワインをグラスに注がずそのままワインを飲む。
「前王様はフェブリク様を嫌っておいででしたので、徹底的につぶす必要があると思っておりましたの、ですが相手は王様、迂闊に手を出そうものなら首を刎ねられかねない、そこに現王が後ろ盾になってくれた事はまさに渡りに船でしたわ!グビ…ふぅ♡(トクトクトク)」
※(トクトクトク)←ワインをグラスに注ぐ音
「それにしても驚かせたのが成功報酬の約束だ!俺の公爵の官位とニナとマリナが俺との結婚、それをマリナ自身が当時王子に要求した事にはマジで痺れたぜ~!!グビグビグビ、プッハ~~!(トン)」
※(トン)←ワインボトルを空にしたので机の上に置いた音
「だって~私は不満だったんです、冒険者ランクが高いヴィルが官位を受け取らなかったせいで、フェブリク様も官位を受け取れになんって、それにニナもこれ程フェブリク様が欲しているのに応じない、そのせいで私までフェブリク様と結婚が遅くなったんだもん。グビグビグビ…(トン!)」
マリナはよっぽど不満だったのだろう、グラスに入っていたワインを一気に飲み干し机の上に乱暴に置いた。
「ははは~悪り~な!ヴィルと俺の我がままでwしかし今回の策には準備期間との手間が半端なかったぜ!(キュ~ポン!トクトクトク)」
マリナが乱暴に置いたグラスにフェブリクが新たに開けたワインを注ぐ。フェブリクも悪いと思ったのか気を利かせた様だ。
「まずは教会や貴族に金や女を見繕い現王の支持派に引き込んだ、そのおかげで前王の求心力は弱まった、そして止めを刺す一撃を刺すためにマリナが開発をしたあれが完成した事で今の成果になりえた!マリナ様様だぜ!グビグビグビ、プッハ~~!」
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あとがき
一話で書く予定でしたが、一話だと長くなるので二話に分けました。
それと7/10の更新をお休みさせていただきます。




