07.暇なのです!
主人公の口調が転生したことや身分が高い家の子供という認識を持ったため最初の方と変わっています。
...結果から言うと全く間に合いませんでした。
この年になってお漏らしをしてしまうなんて...!確かに体的には生まれたばかりの子供ですから周りの人たちの視線はほっこりとしていますよ。でも、私の精神年齢は前世殺伐とした世界でも生きていたこともあり同年代の人よりも多少上だったんですよ。いつも周りからは落ち着いているねとか、大人っぽいねとか。
それが今やお漏らしした上に片付けまで全てやってもらってしまったのです。私の中では抵抗しましたよ。でもね、周りの人たちからしたらお漏らししちゃってお尻が気持ち悪くてぐずってるって思われてるんですよ、絶対に!周りの温かい視線を感じてたら嫌でも伝わってきますよ。だから、私は諦めました。いえ、完璧に諦めたわけではありませんがせめて、授乳を終えるまでは仕方がないことだと思って受け入れようと...!お漏らしの度に毎回毎回抵抗してあの視線を受けるのにはさすがに耐えられません。
...裏社会の人々に恐れられていた私をここもで追い込むなんてたいした人たちです!
まあ、それでも耐えられるとこまでは耐えて授乳期が終わると同時に一人トイレができる用はなりたいですね、フンス!
さて、お花摘みが終わったところでまたベビーベットに戻ってきたわけですが、改めてこの部屋を見回すとこの部屋広すぎませんかね?私が小さいことを含んでも部屋に常駐しているメイドさんが2人とたまに来る男の人(なんか定期的に来る人)がいても全然狭く感じません。むしろ広すぎて遠くにいるメイドさんたちの声が私のところまで全く聞こえません。さすが公爵家と言ったところでしょうか。ベビールームぐらい狭くてもいいのではと思う私は根っからの平民なのでこんなに広いと逆に落ち着きません。
まあ騒いだりはしないようにしていますがね、この落ち着きのなさ加減は早急に対処しなければいけないものです。
そう、なにを隠そう私は暇なのだ。
生後1年?の子供ができることなんてないに等しいです。まあ、能力を使えば色々なことができますがそれをするにはメイドさんたちの目が邪魔です。おそらくですが私の使う能力は魔法ではないので誰かに見られてしまった場合最悪人体実験されてしまうのがオチでしょう。しかし、さすがにそれは嫌です。見つかって捕まりそうになったときにでもも逃げようと思えば逃げることは簡単だと思います。ですが、今世では親孝行をして、平和な人生を送ると決めているのです。逃亡なんて一番遠いところにある選択をわざわざする理由がありません。なので、私の目標を達成するためにもここで下手なリスクを負って能力を使うわけにはいかないのです。
...どうしたものですかね。今まで暇ということが前世の人生の中であまりなかったし、できることが限られている現状私は何をして暇を潰せばいいのでしょうか。
お母様は王女時代からこなしてきた政務の手伝いに城に行っていて今は屋敷にいませんし、お父様には会ったことすらないので分かりませんがきっと公爵家当主としての仕事をしているのでしょう。
そして、聞いた話では私には二人のお兄様がいるそうです(この前お母様が、あなたにはお兄様が二人もいるのよと言っていましたが、こちらもお父様同様会ったことすらなく年齢も分からないので何をしているのかも不明です。
...かまってくれる人がメイドさんしかいない!!普通赤ちゃんには親がついているもんじゃないんですか!?お母様は毎日私のところに来ては嫌だけど行ってくるからいい子にしていてね、といってから出かけていきます。しかし、お兄様とお父様に関しては会ったことがないのです。おかしいでしょ!どんなに忙しくてもちょっと顔見せるぐらいできるでしょ!?親孝行するなんて決めてたけどお母様にしかしないよ!?もはやお父様たち男性陣よりメイドさんの方がよほど家族らしいです。いつも私のことを気にかけてくれて暇そうにしていると気づいたらかまってくれるんです。なんて優しい人たちなんでしょう。でも、まだ名前は教えてもらえてないんですがね。トホホ...
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