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蚊転生~最強の虫~  作者: 鬼才シンイチ
3/6

第3話 卑怯者アリス

前回のまとめッッッッッッッ!!

・佐藤浩一は蚊になってルーラのお城に、突撃!お家の夜ご飯!!(大嘘)

・クリスとかいうメイドをめちゃくちゃにしてやったぜ。

・蚊→人化する方法を聞く。←今ここ。

「それじゃあ一応聞くけど・・・・お前ら、人化できる方法って知らない?」


「は・・?」

クリスは少し戸惑った表情。まあこんなこと知るわけないよな。


「だよなー。知るわけねえよな~。」


「知ってるわよ。」


「今そこのお姫様がなんか言った気がするけど気のせいだよな~。大体人化とか」


「だ・か・ら、知ってるって言ってるの。聖水を飲むのよ。それもかなり遠出する必要のある聖水。

北の国を超えたずっと先に、森があるのよ。そこの森に神水シンスイという聖水があるの。ただ北の国はかなり強い魔物もいて、仲間もかなり強力でないと厳しいわよ。」


「強力な魔物とは?」

俺はルーラに問うと、ルーラは少し顔が険しくなった。


「最悪の王・・とかね。」


「なんか聞いただけでもヤバそうな名前だな。」

ってか最悪って俺がよく聞いた言葉じゃん。世の中の人間から「アンタって最悪・・・」「最悪な人間ね・・・」死ぬほど言われた。


「まあ、~がない限りはね。」


「え?なんか言った?」


「いや何でもないわ。」

なんか言った気がするけどまあいいや。


数秒経ったあと、突然兵士が現れた。

「た、大変です姫様!」


「む、何事かしら。」


「先ほど、南の国の姫、アリス様から果たし状が!」

あ、アリス?南の国の姫?


「アリスめ・・・!」

クリスがキレている


「そいつって強いん?」


「はい・・・何でも都合上うまくいくこの世は彼女でできたかのような存在です・・・。」


なにそれ俺より強そうだし俺よりチート能力じゃん。しかも女って・・・またやらかさないといいが、



「果たし状には、今日の夜に伺うとのことです!」

今日とか早すぎ。もう予定は仕組まれてるか・・・


「分かった。下がれ、」

少しイラついているルーラ、マジで強いのはまあ間違いない。


「・・・サトウ。アンタ、剣術は得意かしら?」


「ああ、まあ一応学生の頃に剣道をやっていたからな。」

ルーラは、何かを探すかのように部屋を漁り始めて、それに続き、クリスも部屋を漁り始めた。


「なんだなんだ・・?」


「あ、あった!さあこれを飲んで!」

ルーラはそこらで取ってきた飲み物を俺に渡してきた。


「な、なんだこれは?」


「さっき言っていた神水よ!これで人化するのよ!」

キレイで透き通った色をした水、賞味期限とかは大丈夫なのか?飲んだら死んじまうとか?

不安がよぎる。


「大丈夫です・・。サトウ、これを飲んだら制限時間はありますが、人化できます。」

クリスが今重要なことを言った気がするけど・・・ってか人の心読めんのかよ。


「とりあえず早くこれを飲んで!さあ!」


「わ、わかったよ!飲めばいいんだろ?」

そう言って俺は針の部分を水に入れて、水を吸い込んだ。


すると、周りでキラキラと光り、体に力を漲ってくる。周りを見回すと裸だが腕がある。


「おお、これはすごい!!!」


「やりましたね!!!」

クリスの喜びの声が聞こえる。


そして目を開けると・・・

「おお・・・!これは・・・!」

15歳の時の姿に戻ってる!15歳の時は一番絶好調だった年だ!!

しかし、クリスとルーラは頬を赤らめている。


「ま、まずは服を着ないとですね・・・」

「そうね・・・」


「え?・・・ ぎゃああああああ!」


その後、黒と青が混ざった服に着替えされられた。


「なあ、俺はどうすりゃいいの?」

持たされたのは剣一刀、二刀流がよかったぜ・・・。


「アンタはとにかくアリスと1対1の対決よ。」

初っ端から都合上最強さんとのバトルかよ~。


「・・・・来ましたよ!」

大勢の馬と兵士を集めて向かってきたのは銀髪の少女、黒いドレスを纏っており、ゴシックお姫様とでもいうべきか。


「来たぞルーラよ。」

ほぼ上から目線でなおかつ自信たっぷりで言う。


「なんの用かしら?」


「決まっている。この国を支配、毎回言っているだろ。」

笑いながら言っているが、その点弱そうな体をしている。


「そう、でも今日は一味違うのよ。来なさい、サトウ。」

呼ばれた。よし、

「うっす、アナタがアリスさんですね?俺佐藤浩一といいます。よろしくっす。」

ちょっと軽めに対応する。


「気安く私に触るな。お前が私の相手か?なんだか弱そうだな。」

嘲笑いながら俺を見て言う。


「そいつはどうかな。俺もアリスさんの事、弱そうだと思ってるんですよ。都合の良いようにで何とか済ませれたらどんだけいい事か。」


「ふっ、この世界は都合の良いもの、悪いもの、色んなものがいる。その中でも、良いものの上にいるのが私だ。」


「都合良ければいいのにな。なんて人の妄想でしかない。都合なんて支配されちゃいねえ。

都合悪い良いとか言ってるくらいなら自力でよくするってのが筋だろ。」


「くっ、ならば試してみるか?」


「ああ、いいぜ。」


馬から降りて剣を取り出したアリス王女。


「ならば、行くぞサトウ!」


「こっちも容赦はしねえけどな。」



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