表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蚊転生~最強の虫~  作者: 鬼才シンイチ
2/6

第2話 異世界さいきょーでも勝てないとってもとっても強い蚊。

「(~)」の部分ですが一応佐藤浩一(蚊)が喋っています。

俺は異世界に来て、蚊になった。


ぷ~ん


羽の音がウザい。目の前に居たら引っ叩いていただろう。


「(ってかここどこ?)」

高級物が並ぶ。それはまるで石油王の家ようだ。

誰かの声がする。


「今日の紅茶は少し甘いわね。」


「はい、申し訳ございません・・・。」

二人の少女が何やら話し合っている。一人はメイドでもう一人はお姫様かな?

遠くからじゃよくわからないのでもう少し近くに寄る。


すると

パチーン!


「いってえ!」

誰かに手で全力で叩かれかのような感覚。けどまだ生きてる。普通の蚊なら死んでるけどね。


「あら、どうしたのかしら?」


「いえ、クズ虫が飛んでいたので。」


クズ虫だと・・・?おう、言ってくれるじゃねえかこのクソメイドさんよお、ええ?

俺が人間ならナイフでぐっさぐさ刺してる所だぞ?


「なんだこのクズ虫・・・うっとしい・・・」

と、またメイドの両手がこちらに向かってくる。


「うわああああああ!!」

俺は勢いよく逃げ込んだ。


「ん・・・?どこだここ?」

真っ暗でよく見えない。虫って目が光るんじゃないの?


「ひ、ひいい・・私のパンツの中に蚊が・・!」


ん?今なんて言った?パンツ?

パンツ・・・・・パンツ!?

うわあああああ!!!


「(とにかく出口を探さないと・・・!)」

俺は必死で出口を探した。


「くぅぅ・・・」

喘ぎ声のような声も聞こえる。


「(そ、そうだ!上の方に少し隙間がある!この体なら勢いでなんとか・・・!)」

と勢いよく隙間が空いた瞬間に出た。だが、


「ひゅん・・・・!」

よく見ると口でおっぱいを吸っているではないか。


「(ああああ!飛び過ぎたああ!)」



「や・・・・やめて・・・」


「ど、どうしたの?」

お姫様のほうが不安そうに見つめる。


「い、いえ。何でもありません!」

強がるメイド、さてどこまで強がれるかなあ?


「(あっ、光が!あそこから出れば!!)」

俺はメイド服の一番下の隙間から出た。


「(ふう・・・何とか逃げれた。)」

一安心したのもつかの間、何やらメイドの方から禍々しい念を感じる。


「こ、この・・・このクズ虫があああああああああああああああああああ!!!!!」

突如メイドは怒り狂い暴走し始めた。


「(俺も悪気があってやったつもりじゃ・・・)」


「たかだか蚊よ?そんなに怒り狂わなくても・・・」

お姫様は止めようとする。けどそんなの通用しなかった。


「このメイド界最強の私を怒らせるとはいい度胸ね・・・。」

謎のキラキラと共に、大砲を出し、こちらに当ててこようとする。


「死ねええええええええええええええええええ!!」

ドーン!!!!!!!!!!!!!!!1

勢いぶっ飛んだ。


「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


ド――――――――――――――――――――――――――――ン!!!!


威力は核兵器とほぼ変わらないくらいのレベル、ってか自然が震えている。


「うわあ・・・・ってあれ?」

あんだけ威力ありそうなのを食らってもピンピンしていた。


「う、うそ・・・」

メイドは怯えていた。たかだか蚊に自分が負けるとは思いもしなかったのであろう。


「なんでこんなことするんだよ・・・」


「え?今蚊が喋った?」

お姫様が何か言っている。


「ふう・・・人間だったら骨すら残ってなさそうだな。」


「やっぱり!あの蚊、喋ってるわよ!」

お姫様は大興奮

「え?そんなはずないじゃないですか・・・」

メイドは若干引いていた。


「おーい!そこの蚊!こっちに来るのね!」


へ?俺のこと?

もしかして俺の喋ってることがわかる人・・・?


「おおお・・・こんな蚊でも言葉がわかる人がいるのか・・・」

困惑する一方でも、ある意味天才だ。


「え?いいんですか?あんなクズ虫」

メイドがウザそうに言う。


「いいのよ!それにあの虫はクズじゃないわ!だって貴方の攻撃受けても死んでいないのだから!」


「はあ・・・確かに・・・やられましたね。」

溜息をつきながら呆れるメイド。遂に観念したって感じかな。



お城に着いた。広すぎる部屋。俺の家とは全然違う。


「ねえ、アナタ。名前は?」


「え?俺は佐藤浩一。」


「サトウ・・・?この辺じゃ聞かない名前ですね・・・。」


「ひょっとして・・・異世界人かしら?」


「そうだぜ。異世界で少し悪いことを犯してしまったんで虫に変えられた。ってところかな。で、お前らの名前は?」


「ん・・・お前ら・・・ まあいいわ。私はクリス。ここのメイドです。」


「私はルーラ。この国の姫様ってところかしら。」


俺はとんでもない所に召喚されていたのか。

まあいいや。


「それで・・・アナタ何か悩みを持ってそうね。」


「ご明察~。」


「どういうお悩みなんですか?」


「う~ん」


「なんでも言って構いませんよ。相談ぐらいは乗りますから。」


「それじゃあ一応聞くけど・・・・


お前ら、人化できる方法って知らない?」

更新頻度は遅いか早いかは不明。けど、なるべく早めます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ