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コネクト  作者: 夏みかん
第4話
27/43

素直な言葉、理由のない気持ち(1)

あの日も暑かった、それは鮮明に覚えている。ただ、他に何があったかなどほとんど覚えていない。覚えているのは自分が彼女を好きだと言った言葉、そしてそれを断った彼女の言葉。小さい頃からずっと好きで、それでも幼馴染という関係を壊したくなくて好きだと言えずにいた。けれどあの日、それが自然と言えた。改まることなく、ただ学校の帰りに一緒になってそのままの流れで告白をしたのだ。彼女も自分を好きだと思っていた。いや、そう思える態度に気づいていた。悪態をつきながらも嬉しそうにした顔にも。けれど、自分の恋心は見事に砕け散った。ショックだった。絶対に両想いだと思っていた。この結果は全く想定していなかったこともあってこれからどんな顔をして彼女に会えばいいかを悩んだ。だから自分は彼女を避けた。わざと会う時間をずらし、登下校の時間も変えた。徹底的に彼女を目に入れないようにする努力を惜しまなかった。ちょうど夏休みに入り、彼女は部活で尚更顔を合わせる機会が減った。それもあって、家は隣同士だが会うことはなかった。そうして夏休みがあと2日で終わるとき、向かい側に住んでいるもう1人の幼馴染に呼び出された。彼には振られた時にそれを告げている。それもあってか、彼と顔を合わすのすら久しぶりの状態になっていた。近くの公園で告白した時のことを話し、そしてもう彼女とは顔を合わせられないと言った。けれど彼はそれは間違っていると言ったのだ。辛いのはお互い様だと思う、とも。正直腹が立った。お前に何が分かるのか、と。けれど思い出した。彼もまた彼女を好きなことを。こいつはまだ彼女と付き合える可能性を残している、それが悔しかった。だから意地悪なこともたくさん言った。なのに彼は文句を言わず、それを受け止めた上でアドバイスをくれたのだ。幼馴染の関係は、大人になっても変わらない。好きかそうでないか、ではなく、同じ時間をどれだけ共有できたかがこの先は重要だと。お互いに好きな人が出来て、その人のことを語り合えるような関係が今の自分たちだとも言った。そう、兄弟みたいな3人だからこそ、この関係を大事にしよう、そう言ったのだ。告白から1ヶ月半で随分と気持ちも落ち着いていた。今は彼女に会いたくないだけの気持ちしかない。けれどそうも言っていられない。これから先も彼女はお隣さんで同級生で、そして幼馴染なのだから。だから自分は決意した、幼馴染でいようと。夏休みの最終日、部活のない彼女の家を訪ねてまだ終わっていない宿題を一緒にして欲しいと頭を下げた。彼女は戸惑いながらも笑って怒った顔をしていた。その顔もはっきりと覚えている。その日から、自分は彼女と幼馴染に戻ったのだ。まだ好きな気持ちをひた隠しにして。そうしているうちにその気持ちも消えた。押さえ込んだわけではなく、自然と消えたのだ。いつしかお向かいの彼と隣の彼女がくっつけばいいと思っていた。変な男に心を奪われるなら彼にして欲しい、そう思っていたし、そうなると思っていた。なのに、彼もまた振られた。振られた直後に真冬の公園のブランコに乗って女心はわからんと笑いあったのもいい思い出だ。あれから2年以上が経つが、今でも彼女とは仲がいい幼馴染だ。そう、これからもずっと同じ関係、そう思っていた。しかし、運命の歯車が噛み合ったはずの2人の関係が狂い出したのはほんの些細な事が原因なのだった。



広くはない空間に4人の人間がいる。秋も深まって木々が綺麗な色に変化するこの季節は学校行事もいろいろあったものの、間近に迫っている冬の到来のせいかその慌しいスケジュールもほとんど消化されていた。部活に関しても河合茜が所属する陸上部は、茜の親友である瀬川香がエントリーしているハーフマラソン程度しか大会はない。わざわざエントリーする必要もなかったのだが、香を含めた長距離選手3人の要望で顧問である池谷愛が許可をしていたのだった。短距離選手である茜は現在筋トレを重点的にしている状態にあってあまり部活に身が入っていないようだ。そんな茜が回転する椅子に腰掛けつつその場にいる3人をざっと見渡した。


「こほん、では、今日お集まりいただいた皆様に少しアンケートを取りたいと思います」


椅子に座って足を組んで言う台詞ではないが、召集をかけた本人だけに誰も何も言わない。


「こら、そこの目つきの悪いの!露骨にイヤな顔をしない!」


ビシッと指を差した茜のその先にいるのはこの部屋の主であり、さっき言われた通り露骨にイヤな顔をした坂巻夕矢だ。ぼりぼりと頭を掻きつつ鋭い目を細め、それから大きなため息をついた。


「お前が召集したのになんで俺の部屋なわけ?」

「私の部屋は神聖ですので」

「ゴメンねぇ・・・・私がどうしても夕矢君の部屋が見たいって言ったから」


てへっと笑う可愛い顔に思わず黙りこむ夕矢。ベッドの上に制服姿のままでちょこんと座っているその美人は向かい側の家に住む幼馴染の彼女であり、校内でも1番の美女と呼び名の高い飯島雪である。


「でも凄いねぇ・・・・・」


部屋を見渡すのは何度目か、雪はフィギュアが大量に並んでいる棚へと目をやりつつ小さく微笑んでいた。


「こんなのキモイだけですよ」


茜が呆れたようにそう言い、夕矢が殺気めいた目を茜に向けた。心の中でお前の親友の香もまた同じキモイ趣味を持っているけどなとバカにするが、それはそれでどこか虚しい。


「話を本題に戻してもらえますか、議長?」


静かにそう言うのはそのお向かいに住む幼馴染の小泉陽太だ。雪の彼氏にして今や将来有望なテニスプレイヤーでもある。校内でもかなりの人気を誇る陽太は雪と付き合っているにも関わらず多くの女子から告白をされているイケメンでもある。成績も優秀で完璧な男子生徒なのだ。


「おほん、では本題ね。あー、以前にスキーの話をしましたが、残念ながら飯島先輩、もとい、雪さんがスキーはドクターストップになっています」


陽太と付き合いだしてすぐに雪は陽太の幼馴染である茜と夕矢には雪と名前で呼ぶように告げていた。そのかわり雪もまた2人のことを茜ちゃん、夕矢君と呼んでいる。雪はさっきの茜の言葉に申し訳なさそうにし、ぺこりと頭を下げてみせた。夏に大怪我をしたこともあり、雪の左足は激しい運動に耐えられない状態になっているのだ。所属していたテニス部でも今はマネージャーとして頑張っているほどに。つまりはスキーなど出来るわけもないのだ。


「そこで、まぁ、いろいろ女子で話をした結果・・・・先輩は無視してスキーを決行っ!」

「えぇぇぇぇっ!そうなのぉ?」

「嘘です」


あっさり撤回した茜の言葉に雪は心底ホッとした顔をしていた。しかしさっきの言葉が嘘だと最初からわかっている2人は意味ありげに顔を見合わせると表情もなくそのまま茜を見やった。茜はその2人を薄い目で睨むが、慣れている2人は無表情を崩さない。


「まぁいいか。で、スキーはやめます」

「え?やめなくてもいいよ。私は雪だるまさん作って遊んでるから」

「雪さんを置いてたら心から楽しめないし、みんなで楽しみたい」

「うう・・・茜ちゃん・・・」


泣いてはいないが涙を拭う仕草を見せる雪、椅子から降りてそんな雪を抱きしめる茜。そんな三文芝居を見せつけられて再度顔を見合わせる陽太と夕矢。


「で、冬といえば・・・・・温泉なのです!」


雪の頭をなでなでしつつ、茜が夕矢を指差してそう大声を出す。なんで俺をいう感じで陽太を見れば、陽太もまた肩をすくめていた。


「そこで、温泉メイン、食べ物メインでの旅行を企画しましたぁ!」

「わーパチパチぃ!」


口で音を表現しつつ実際に手を叩く雪を可愛いと思う陽太、幼いと思う夕矢、2人の感性はここで分かれた。


「女子はそれで納得したのかよ?」

「うん、みんなで話し合った結果。雪さんの怪我のことはみんな知ってることだし、だったら怪我に効く温泉がいいってなってね」

「茜ちゃん・・・ありがとうね」


今度は本当に目に涙を浮かべてそう言う雪は本気でみんなに感謝しているようだった。陽太と付き合うようになり、茜と仲良くなってからは女子陸上部の面々とも仲良くなっていた。あの事故のことは生徒みんなが知っており、同情をしている。だからこそ、今回はスキーを断念してでも温泉に行こうという感じになったのだ。雪はその性格の良さからみんなに好かれている、それもまた今回の温泉旅行を決めた要因になっているのだった。茜は雪の頭をなでつつも陽太を見やる。


「ってことで陽ちゃんは参加決定、と」


頷く陽太を見つめる雪が指で涙を拭って微笑んだ。微笑み返す陽太を見ながら羨ましい気持ちになった茜が夕矢を見れば、緊張感のなさを前面に出した大きな欠伸をしている。そんな夕矢は殺気めいた視線を感じて欠伸をかき消し、何食わぬ顔で茜を見つめた。


「で、夕矢だけど、あんたはちょっと保留ね?」

「なんで?」

「陽太と雪さんはセットだけど、あんたは危険だから」

「なにが危険なわけ?」


そこで今まで黙っていた雪はぱんと両手を合わせて夕矢の方を見やった。


「女の子を襲うってことね?」

「・・・・・・俺のイメージって最悪なんだな」


死にたいと思うほど落ち込み、首を垂れた。確かに目つきは悪いし八重歯も目立つ。だからといって犯罪者扱いはどうかと思った。


「・・・・天然ってことで、ここはひとつ・・・」


申し訳なさそうにそう言う陽太に免じてそれ以上は何も言わず、ため息をついてから茜を見やった。


「で、危険ってそういう意味なのか?」


疲れたような顔をする夕矢を見つめる茜の目が細くなる。まるで呆れたような顔をする茜に夕矢の表情も険しくなった。


「逆よ、逆!」

「逆?」

「体育祭でのあのリレー以降、あんた目当ての女子が増えてんの!だから、調子に乗りやすいあんたは危険!つまり、そういう女子も危険ってこと!」


その言葉を来た夕矢の目がキラリと輝き、口元がみるみる緩んでいく。


「ほほぅ。そうかそうか・・・なるほどねぇ・・・・ま、茜としちゃ俺がそういう女子とイチャイチャするのが面白くない、と?」

「あんたもう死ねば?」

「・・・・・出来ればお前を殺したいけどな」

「殺し返すけどね」


何故か険悪なムードになって睨みあう2人に陽太は深いため息をつくしかない。あのリレー以降、確かに夕矢の話題はよく耳にするようになっている。女子にすれば普段はオタクで容姿が怖めの夕矢は敬遠したい男子だったのだろう。しかし、陽太と五分に渡り合ったあの走りを見てそんな評価が逆転したのだ。ワイルドで且つオタクを公言している隠さない姿勢がかっこいい、そんな風に。茜としてはそんな尻軽女を旅行に誘って夕矢と仲良くなるのが面白くないし、そんな女にほいほい付いて行きそうな夕矢も嫌なのだ。だが実際、茜が夕矢の参加を保留にした真の理由は別にある。その真意を悟られないためにもあえてそっちの話題を口にしたのだ。


「ま、いいぜ。そこまで本気で行きたいわけでもねーしな」


両手を頭の後ろにやりながら壁にもたれる夕矢は微笑を浮かべてそう言い、それを意味ありげに見つめる茜を見やる陽太もまた神妙な顔つきになっていた。


「近日中には、はっきりさせるから」

「へーへー」


夕矢を見つめてそう言った茜を見て、保留にした真意を何となく悟った陽太の顔つきが若干強張ったものの、それに気づく者は誰もいなかった。



文化祭などという大きなイベントがあるが、この学校ではよくある学園祭のような華やかさは持っていなかった。文化部の発表ということで、展示やショーといった催しこそあれ、出店のようなものは1つもなかった。それでも開放的な気分は味わえるし、何より授業がない。基本的に午後3時までは学校にいることが義務付けされているが掃除なども展示をしている部活が担当になり、かなり気が楽な状態にあった。陽太は雪と一緒に校内を見て回り、茜は香たちと友達の部活の展示場などに顔を出していた。愛瑠は副委員長として校内の巡回や展示している部活の支援に回るなどして大忙しの状態にあり、文化祭を楽しむ暇などなかった。本来であれば夕矢を誘って2人で校内を回るはずだったのにと険しい形相で監視をし、細かく指摘する愛瑠は風紀の鬼と化していた。夕矢は夕矢で誰と回ることもせず、体育館でひっきりなしに行われる何かしらのショーを見ることもなく、パイプ椅子を並べて寝転んで昼寝にいそしんでいた。ショー自体も演劇部の劇や有志によるバンドのライブなどばかりで盛り上がりに欠けてガラガラに近い。そのせいか、隅っこでは夕矢のように寝転んでいる生徒も多かった。そうしてほぼ1日をそこで過ごし、3時になる前に起きて教室へと戻る。既に何人かが帰り支度をしている中、夕矢もまたさっさと支度を整える。香や愛瑠はまだ残っているらしく鞄がそのままになっていた。今日は部活もなために楽しんでいるのだろう。そう思い、チャイムと同時に教室を出た。一度トイレに寄って昇降口に行けば、そこには靴を履き替えている茜の姿があるではないか。てっきり香たちと楽しんでいると思っていた夕矢にしてみればそれは意外で、声をかけないのも変だとして茜に近づいた。


「よぉ、早いんだな」

「あ、うん、ちょっとね」


茜にしては珍しく歯切れが悪いなと思う。だがあえて何も言わずに靴を履き換えると、てっきり急いでいたと思っていた茜が自分を待っていたために少々驚く。


「なんだ、急いでたんじゃねーの?」


まさか夕矢が帰るタイミングに合わせて教室を出たとは言えない。途中でトイレに行かれたせいで待つ羽目になったとはいえ、これは計算どおりなのだから。


「別に急いでないよ」

「そっか」


そう言い、並んで歩き出す。家も隣なだけに別々に帰るのも変だからだ。そのまま文化祭について話ながら駅へと向かった。どうやら茜としては終了と同時に帰るつもりだったらしく、文化部に友達がいる香たちとは別れてきたようだ。だが、実際はそれだけが理由ではない。


「あのさ・・・ちょっと寄り道しない?」


いつもの勢いがないことが気になるが、夕矢としては断る理由もないために了承した。電車に乗り、最寄り駅で降りると家へと向かって歩き出した。てっきりどこかのショッピングモールにでも寄るのかと思っていた夕矢はどこへ寄り道するのかを聞こうとしたところで茜が家へ向かう道から逸れた。ようやく寄り道かと思う夕矢を引き連れ、茜が向かった先は公園だった。小さい頃はよく遊んだ場所であり、そして夕矢が2年前の夏に振られた場所でもあった。だからか、茜は入り口で一旦立ち止まった。


「ここ、なんだけどいいかな?」

「ああ」


いつになく大人しめの茜が不気味だ。振った場所、つまりは夕矢にとって苦い経験の場所だと認識しての言葉なのだろうが、それはもう吹っ切っている。何より茜の雰囲気が不気味なだけに、夕矢は公園に入る茜の背中を見る形でゆっくりと中に入った。今日は少し寒いせいか子供の姿はなかった。ブランコに滑り台、シーソーなどがどこか寂しげにしている気がする。茜はブランコに向かい、そこに腰掛けた。夕矢ももう1つあるブランコに腰掛け、少し揺するようにして前後に動かす。


「昔はさ、3人で泥だらけになって遊んだよね?」

「女の子なのに誰よりも泥んこになってたヤツがいたなぁ」

「泥でままごとだもん、私は料理担当だからね」

「泥団子を本気で食わそうとしたしな」

「美味しいんだよ?」

「んなわけあるか!」


そう言い、笑いあう。だがその後は沈黙と静寂が2人を包んだ。赤く染まる空を見上げる夕矢と違い、茜は俯き加減で地面を見つめている。そんな茜を見ず、子供の頃を思い出していた夕矢は自分の名を呼ぶ声に隣を向いた。


「夕矢・・・・さ、2年前、ここで告白してくれたよね?」

「んー、そうだな」

「正直に言うとね、嬉しかったんだ」

「そっか」


振っておいて嬉しいというのは矛盾していると思うが、好きだと言われることは決して嫌なことではないと思う。夕矢にしても振られたことはショックだったが、今はもう吹っ切っているだけにそう冷静に思えた。


「あの日じゃなかったら、私は夕矢の告白を受け入れて、彼女になれたと思う」

「はぁ?」


思わず変な言葉が出た。何故あの日ではダメだったのか、今の言葉の真意が読み取れない。そんな夕矢を見れず、茜はずっと俯いたままだった。そんな茜の瞳から涙が零れ落ちていく。驚くしかない夕矢はどう声を掛けていいか分からずに混乱するばかりだ。茜は鼻をすすり、それから顔を上げた。涙は拭かずに夕矢を見つめる。


「私はね、ずっと、小さい頃からずっとあんたが好きだった・・・」

「なら、なんで?」

「つまらない、本当にくだらない理由で振ったの・・・ずっと後悔してるし、本心を言う資格がないって思ってきた。でもね、無理なんだ・・・だって好きなんだもん!今でも、ずっと好きだから!」


茜は立ち上がってそう叫ぶように言うとわんわん泣き出した。何度も何度も両手で涙を拭い、それでも溢れる涙が地面に落ちる。ただ呆然とするしかない夕矢は2年前に自分が告白した時のことを思い出すのだった。

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