つきあかりのした
とりあえず、なんか書かないとと思い、無理矢理決行。
目を閉じて、冬場の乾いた空気を吸い込む。
息を吐くのと同時に目を開くと 、視界は星空で埋め尽くされた。
月明かりに照らされ、何をするでもなく縁側で空を見上げる。星座なんてオリオン座くらいしか分からないけれど、こうしてる間僕は満たされる。
危険な思想も、異端な欲望も、この瞬間はどうでもよくなる。気になるのは、肌寒い風くらいだ。
僕は、どこまでも平凡で、どこにでも居る普通の人間だ。
月明かりの下、自分のちっぽけさを一人笑った。
正直、面白かった?