前へ目次 次へ 21/192 第四話 曇り時々豪雨ところにより蛾(0) 奴に悪気は何もない。ただ自らにとって住みやすい環境を作り上げること。それだけを静かに望むだけだ。例えそれが全ての人間を滅ぼす毒であってもやつは躊躇うことはない。奴の名は蛾。存在するだけで人間に危害を加える悍ましき混虫だ。周囲一帯を焼き払っても奴の毒気を残すわけにはいかない。 だが、生きている以上、人間も黙ってやられるわけにはいかないのだ。 次回予告 『鋼鉄の狼は絶望の中で希望を運ぶ 第四話 曇り時々豪雨 ところにより蛾』 鋼鉄の狼が運ぶのは絶望か、それとも希望か。