第三話(始まりは突然に)
ブクマ感謝です!
夢を見た。
それは俺が物や人、他人の成績や筋力をおとしている光景で—―
「はあああああ....」
今日何回目になるかにわからないがため息をつく。
何でかって?..これももう何回かやったな。
まあ言うぞ。俺は..
乗り過ごしました!
やっちゃったあああああああああああ!!初日なのにやっちゃったあああああ!!
腕時計を見ると20分以上前に本来降りるはずだった『創堂学園前』を過ぎ去っている。
なんでだあああ!!
「落ち着け落ち着け落ち着け....」
うん。確かに前日の、いや今日の4時まではネットにサーフィンしていたのは認める。
そしてここ一週間ぐらい睡眠をほぼとっていないのも認める。
あとできるだけ家にいたいからと学校が始まる時に着席できるぎりぎりの時間に合わせて行ってきますしたことも認める。
うん....
俺が全部悪いではないか!!
やべえ、今はもういないけど俺が目をつぶる原因になったおっさん達のせいにでもしてやろうかなとか考えていたのにこれじゃあ何も言えねえ。
って今そんなこと考えてもどうにもなんねえな。今は..
俺はちらりと腕時計を見直す。
学校が始まるまでは残り10分。
市電が次の場所に止まるまで、うーん2年前ぐらいだったら後5分くらいってとこか。
そっから走ったら....うん無理!!
俺は考えを投げ出し、ついでに手足も投げ出す。
「どうしようか..」
このままさぼろうか、という案が出てくるが即却下する。
ちい、空からいきなりすごい量の氷でも落ちてきて学校が遅くなればいいんだけどなー。
そう思った時だった。
ダン、ダンダン!
....ん?
なんか上から音が聞こえる。
ダンダンダンダン!!
あ、天井くぼんだ。
ダンダンダンダンダンダン!!!
やべえ!
市電の天井に握り拳ぐらいのくぼみができ、その一つに続くようにどんどんへこんでいく。
しかしそれもままならずついには穴が開いた。
その中に入ってきたものは、
「まじかよ..」
何と氷の塊だった。
乾燥ください!
あ、感想だった。(∀`*ゞ)テヘッ