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楽しめよゲームだぜ!  作者: 七星
第0章 準備
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初イベント1

さっきの謎の男の指示通りに黒猫という名前の宿屋の受付でパスワードを打ち込み部屋に入る。


部屋の中を見渡すが誰もいないので装備の確認やアビリティに経験値を割振りながら、とりあえず部屋で待機して時間を潰す。






30分ほど待っていると部屋の扉がノックされ開き2人の男女が入ってきた。


「みんな待たせたね、久しぶりだね。遅くなってごめんね」


入ってきた女性が全員に頭を下げて椅子に座る。


「初めましてが1人いるから、とりあえず私達の自己紹介させてもらうよ、私はリリーア、レオのリアルの姉だよ。一緒に居るのは私のリアルの大学の同期生でカルマだよ、よろしくね。」


しばらく質問時間になり全員で近況報告をする。






「姉貴、大体の近況はわかったよ。で俺達を呼んだ理由を教えてくれよ。」


リリーアは慌てないでと言いながら本題を話す。


「『英雄達の伝記』でもギルドを立ち上げない?今度は支援系じゃないギルドを。メンバーは厳選して今は部屋に居るメンバーだけの少数精鋭の攻略ギルドを立ち上げない?ただしみんなで足並み揃えてのまったり攻略ギルドとか立ち上げない?」


明らかに作りたくてワクワクしている姉貴に全員が返事をしてギルドを作ることが決まる。しばらくはギルドを立ち上げる準備をすることになる。


「先ずは生産系のジェミニとサジタリウスにカルマが露店を出して作った装備やアイテムの販売、残りのメンバーは生産に必要な素材を収集してギルドの立ち上げ資金を稼いで頑張りましょう。ただしアビリティの強化や枠の拡張を忘れないようにね。」


生産系アビリティを持っている3人は共有生産スペースへ移動して残りの5人は素材収集に即行動する。






「ここが共有生産スペースだよ、先ずは簡単な物から手作りで作成して各生産アビリティのレベルが20を超えてからは生産レシピから大量生産が基本かな。ギルドの立ち上げまでは全部売るから程々の物を大量に作成するよ。頑張ろうね!」


生産スペースを強制ログアウトの30分前まで使用するための料金を払ってそれぞれが分担して作業をする。


ジェミニが石を鑑定して研磨する。サジタリウスが植物を鑑定して薬品に、カルマが毛皮や繊維質のものを鑑定して洗う。






「姉貴、狩場はどこだ、無いならゴブリンが湧き出る場所に案内するけど?」


リリーアは良い狩場があるからと案内してくれる。


「レオはゴブリンの森に行ったのね、彼処みたいな場所はアップデート迄の稼ぎポイントって感じかな。今から行くところは良い素材と経験値が稼ぎやすい場所だから楽しみにね。」


姉貴の行った場所に期待をしながら街道を歩いて進む。他のプレイヤーは途中で別の道に進んで行く。姉貴は気にせずにどんどん道を進むとジャングルらしき場所が見えてきた。



「はーいストップして、彼処のジャングルが見えるかな? そこで狩りだからね。敵はウルフと蜂系だよウルフは毒で蜂は麻痺の状態異常攻撃で襲ってくるから受けるより回避で、慣れるまでは攻撃より回避を優先してね。」


行くよと言って進むリリーアに着いて行くとジャングルに入って行く。するとリリーアが走り出したので追いかける。




ジャングルに到着するといきなり白いウルフが群れで待ち構えていた。姉貴は白いウルフに囲まれてウルフを何体か倒すとしばらく回避に徹すると不思議な行動をしている。


「レオは奥に入って敵ををトレインしてきて! みんなは適当に倒したら回避でウルフが仲間を呼ぶまで回避、全滅させちゃダメだからね。アクエリアスとアリエスはヘイトを稼ぎ過ぎない様に気をつけて! 」


※トレイン…敵を大量に引き連れてくる。


※ヘイト…敵に対して鬱陶しい行動をすると狙われやすくなる、敵が感じるストレス。







「ジェミニとサジタリウスは大量に素材を集めたね!アップデート前ならゴブリンの森かな?アップデート後は湧き出るスピードが遅くなっているから旨みが無くなっているからね。」


「そうなんですか、アップデートで無くなる稼ぎポイントみたいな場所ですか? 」


ジェミニはひたすら石を丁寧に研磨しているしサジタリウスは植物の仕分けに集中している。カルマは毛皮や繊維質のものを洗い終わったので乾かせて装備品に加工を始めた。






「姉貴!ウルフを釣ってきた!」


姉貴は俺を視認すると全員に敵を倒す指示を出す。全滅はさせずにウルフが仲間を呼んで終わらない狩りを続ける。



俺は毛皮を傷つけないように口の中に刀で突きを入れて確実に倒す。スコーピオンも俺を真似てウルフを仕留める。アクエリアスは杖の打撃で倒してアリエスはウルフが動くのに邪魔をしたり持ち味のスピードを出せない様に行動する。姉貴は格闘、この場合は拳や蹴りの打撃で倒していく。


「みんな大丈夫かな? 中々の数だったけど、この調子でどんどん狩りましょうか。」


全員が頷いて、主にウルフを狩り続ける。蜂は大きくて怖かったよ……







僕達はアビリティのレベルを上げてから素材を加工を始めた。


「カルマさん、鉱石をインゴットにできたので加工を始めたいですけど、いきなりロングソードよりナイフ類の方が難易度は下がりますか?」


カルマは僕の質問に答えながら毛皮の加工をしている。


サジタリウスは黙々と初心者ポーションから作り始めた。


生産は僕の場合はリズムゲームの様にインゴットを叩いて冷やして加工を、サジタリウスは理科や化学の実験の様に慎重に丁寧に加工する。カルマは家庭科の裁縫の様に進めていく。






素材収集組はウルフを倒して素材のドロップを確認しながらアビリティに経験値の振り分けをしている。


「みんな大丈夫かな、まだまだいける? このままウルフ狩りをしながら採取もするけど大丈夫かな? 」


全員が大丈夫と姉貴に返事をして狩りを続ける。






みんなは順調に狩りをしてるかな、僕達は順調にアビリティのレベルを上げながら露店で売り出す商品を作ってるよ、会話は少ないけど頑張って作ってるよ。




生産スペースにアラームが鳴る。借りている時間が来た合図だ煩くなくわかりやすいアラームだね。


「時間だね、全部をアイテムボックスに入れて出よう。」


カルマさんの言葉通りに片付けて集合場所の宿屋に向かおう。






素材収集組は待ち合わせの時間になったので宿屋の黒猫に撤収しているようだ連絡が来ていた。



姉貴が生産組に黒猫を待ち合わせ場所と伝えているので直ぐに全員が集合する。


「みんな、お疲れ様。今日の次のログインも生産組は色々な物を作ってね、素材収集組は今のうちに集めた素材を渡しておいてね。私とカルマは18時にログインするから色々と先に始めるね。レオ達は確か19時にログインだよね?早くログインできて取得してないなら暗視系のアビリティを取得しておいてね。じゃあ一度解散しようか、お疲れ様! 」





俺達はログアウトしてから夕食の仕上げをしてテーブルに並べる。夕飯は海鮮丼だ、食べたい具は自分で選んで作ったタレも自分でかける、タレは俺の自家製の手作りタレだ。


その間にみんなには『英雄達の伝記』の掲示板やホームページを見てもらう、何か新しい情報は無いか常にリサーチしないとな。


夕食の準備が終わると電話がかかってきた。姉貴からだ。


「今は時間は大丈夫? 大丈夫なら『英雄達の伝記』のホームページの初イベントのバナーを開いて報酬の確認をお願い。」


初イベント? 姉貴の言ったことをみんなに伝えた。すると……


「ちょっと待てよ、初イベントのバナーを開いてっと。PT対抗戦の優勝商品は……!? ギルドホームとギルド証明書!紅、紅葉さんに参加するって言ってくれ!!」


みんなが賑やかに『英雄達の伝記』の初イベントの話をしている。


「姉貴、聞こえただろ? 次のログインから全員で戦闘アビリティの強化で問題無いよな?」


俺は姉貴とアビリティ強化のために話を続けた。







ログインしてから姉貴とカルマと合流。


「みんな、一気にレベリングするから装備を整えるよ。生産組が作った最高品質の装備と対応するアビリティの取得、移動しながらアビリティの確認を。あとはPT対抗戦までにプレイヤースキルも鍛えるわよ、じゃあ行こう。」



全員が装備を整えて、リリーアの案内で王都の北門からでて少し進んだ先にあるダンジョンの前で止まる。


「ここからは8人を2PTに分けてレベリングするからね、レオ振り分けをお願い。ここはボスを無視しても平均推奨Lvが30〜40だけどβ版なら特殊攻撃をしてくるモンスターはいないわ。出現モンスターはオーガと稀にジャイアント、行動が遅いけどHPは多くて一撃が強いわね。あとPT毎にチャンネルが変わるから共闘はできないよ。セーフティエリアはあるはずだからセーフティエリアを目指して進めば大丈夫よ。」


姉貴に言われた情報からPTの振り分けを考える。


「姉貴、4人2PTはこんな感じで大丈夫だと思う。現状だと火力不足の可能性もあるけどプレイヤースキルでカバーかなって言うかプレイヤースキル強化で2PTに分けるんだよな。なら2PT振り分けは…」


第1PT

・レオ・カルマ・アリエス・アクエリアス


第2PT

・リリーア・スコーピオン・ジェミニ・サジタリウス


「俺が分かる範囲で振り分けたPTだ、多分これで大丈夫。まずは全員で生き残ること、そしてセーフティーエリアを目指してセーフティーエリア周辺でのみ戦闘、HPの安全ラインは5割キープ。最低限の前衛と後衛の役割りをこなしてさえいれば自由に行動。こんな感じかな。じゃあ行くぞ!!」


PTの再編成をしてダンジョンに突入する。



〜第1PT〜


「敵だ、先制攻撃と敵の釣りはアリエスの魔法がカルマはヘイトを集めて壁役を、アクエリアスはカルマに回復をメインに、アタッカーには俺が行く。できるだけ敵は一体ずつを釣る様にしようか。乱戦になると多分、不利になる。」


〜第2PT〜


「サジタリウスが先制で釣って、ジェミニがメインアタッカーでスコーピオンがサブアタッカーをお願い。私は回避盾に徹するから声掛けしながら臨機応変に行動してね。行くわよ!」





〜第1PT〜


「オーガってタフだな攻撃も一発当たると危険だな、カルマは大丈夫か?」


セーフティエリアに到着して休憩しながら経験値を確認してアビリティに割振る。


「僕は大丈夫だよ、あえて武器アビリティを取らずに防具アビリティや自己強化で壁役特化だからね。最初は怖かったけどね。」


カルマは笑いながら平気だと言いながらアビリティ強化を始めた。


「アリエスとアクエリアスも大丈夫か? MP消費が激しいだろ、無理はしない様にな? 」


「私達は大丈夫だよ〜私達も考えてアビリティを取得してるからね〜私は手札を更に増やす予定だから経験値稼がないとね〜。」


アクエリアスは返事も無しにアビリティの強化や取得に集中している。


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