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楽しめよゲームだぜ!  作者: 七星
第0章 準備
4/29

準備中3

朝焼けが綺麗な頃……俺以外は寝ている中、運動用に着替えている。両手両足に重りのバングルをつけてっと。


「よし、走ってくるか。」


ロードワークの準備をしていると誰かが起きたみたいだな。


「おはよう。紅君、走るのかい? 朝食は軽めにしておくよ。気をつけて、いってらっしゃい。」


宗介の作る朝食か楽しみだな。





ロードワークから帰ってきて汗を流しにお風呂に。



スッキリしてから起きているみんなに確認を取る、


「おはよう。隆太は起きたか? 」


全員で目を逸らすなよ……起こせばいいんだろ……隆太も学習しないな……


隆太の布団を剥ぎ取ってから両腕、両足に着けていた重りを隆太の腹に……思いっきり叩きつける!!


起きねぇ!?


「朝食の用意ができたよ。紅君も食べようよ。」


宗介は隆太をスルーして朝食を勧めるが隆太が起きてな……居ない!?


「紅、どうした食わないと勿体無いぞ?」


隆太、てめぇ…





「ごちそうさまでした」


全員が朝食を食べ終わり、お腹を落ち着かせるために休憩を取る。時間は……30分ぐらいは休憩できるな。隆太は落ち着きなく『キーライン』のVRダイブ用ゴーグルを着けている。






「さて、時間だな。落ち着きのない馬鹿は無視してキャラメイクするか。『英雄達の伝記』のキャラメイクエリアにアクセスだ。間違えるなよ。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『英雄達の伝記』へようこそ、ここはキャラアバターを作成するキャラメイクエリアです。


『キーライン』に現存するデータを使いベースアバターを作ります。


読み込みに成功しました。


ベースアバターの名前を決めてください。


名前は重複も可能です。ゲーム開始後も一定条件を満たしていれば変更可能です。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんてことだ…誰も名前のことを考えてなかった…


「名前は自分達の好きな名前を考える〜?それとも〜テーマを統一する~?星座関係で統一とかも有りかな〜?」


香の提案に乗ることになりそれぞれが星座に関係する名前を決める。


「俺は誕生月にするか。」


全員が誕生月にするようだな、名前登録が取り合いじゃなくて良かったよ。



紅=レオ(獅子座)

理々亜=アクエリアス(水瓶座)

隆太=スコーピオン(蠍座)

香=アリエス(牡羊座)

宗介=ジェミニ(双子座)

燕=サジタリアス(射手座)


◆◆◆


「名前も決まったし次は何をするんだ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アバターの課金アイテムを購入しますか?


アバターの変更をするにはキャラメイクエリアでしか変更できません。


アバターの変更は何時でも可能です。


ーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「課金アバターか。みんな、スルーだよな? 」


隆太が確認を取ると全員が頷いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


初めまして英雄の卵の皆様。最初に両親を選んでください。


両親の一覧です。見やすくする為に分類分けをしています。


ゆっくり、選んでください。


決定すると変更はできません。


ーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なんだ?両親を決めるって?」


俺の発言に返事をしてくれたのは理々亜。


両親とは開始時から変更不可の設定でアビリティの種類により上がりやすかったり上がりにくくなり、NPCの対応が変わったりするシステム。


「と、言うことだよ紅。両親の組み合わせでアビリティが手に入ることもあるから、しっかり考えて決めた方がいいよ。」


◆◆◆


紅 ・父 闘神・母 鬼神


理々亜 ・父 死神・母 癒神(ゆしん)


隆太 ・父 風神・母 雷神


香 ・父 魔神・母 魔神


宗介 ・父 鍛神(たんしん)・母 火神


燕 ・父 薬神(やくしん)・母 水神


◆◆◆


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


両親は決まりましたね。


では、最後に初期取得アビリティを5個を選んでください。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


全員で相談しながらアビリティを決める。






アビリティも決まりキャラメイクエリアからプラティクスエリアに移動する。ゲーム開始時にセンスの組み合わせ等の確認ができるからだ。また初回のみ使用可能エリアだ。


「誰か両親システムのアビリティ出てないか?」


隆太の発言で全員がアビリティを確認する。


結果は…


隆太以外は両親システムのアビリティを手に入れていた。


「なんでだよ…なんでオレだけぇぇぇ!!」


隆太は走っていったけどエリアの壁にぶつかって倒れた。




アビリティの確認も終わり『英雄達の伝記』のメインエリアに移動する。


◆◆◆


ゲームのメイン、要はみんなで遊ぶためのVRの仮想空間だ。到着するとスコーピオンが叫ぼうとしたので。


「私は帰ってき…うおぉ!?」


突然、叫んだから蹴っただけだ。


「ここがスタートの町というか村か。まずはチュートリアルか? 何から始める? 」


アリエスが右手で空中に四角を書くとウィンドが出た。


「アイテムBOXにアビリティに合った装備が入ってるよ~最初はウィンドにマークが出てるから装備してね~」


全員が装備の確認を済ませて、最初の行動を決める。


「まずは経験値を稼いで一気に強くなろうぜ!!」


スコーピオンをスルーして話し合う。


「とりあえず村で回復アイテムを買い足してから少し村を見るか。どうせスタートは狩場は人で溢れてるからな。みんな、それでいいか?」


反対も無かったので村を探索する。


回復アイテムも無事に購入して売っていた装備も少し購入する。


「初期装備には無いアクセサリーが売っていたのは助かったぜ! β版だと敵からのドロップ狙うしか最初は無かったんだからラッキーだな! 」


みんなで初期所持金を分け合ったりして必要なアクセサリーを購入する、あとは一番スタートが大変な装備のサジタリウスに残金を全部渡して矢を購入した。


「皆さん、申し訳ないです……まさか矢が別売りの消耗アイテムだったなんて…」


そう、矢が消耗アイテムで買って補充しないと攻撃手段が無くなるのが弓の欠点だった。


「サジタリウスちゃん、気にしないでね〜みんなで楽しくできるのが一番だからね〜気になるなら〜活躍して取り返せばいいんだよ〜」


香の言葉でやる気になったのか燕は謝り続けていたのが止まった。


「すみませんでした、これから何をします? やっぱりクエストを受けて経験値を稼ぎに行きますか? 」


燕の言葉通り村長の家の前のクエストボードからクエストを受けて狩場に向かう。





これ、どうするんだよ……村の近くの狩場に行くと敵が湧いた瞬間に倒されて、場合によっては喧嘩になっていた。


「これは大変だね〜ちょっと早いけどLvが上の狩場に行こっか〜」


アリエス?ちょっと早いも何もまだ戦闘してないから獲得経験値0だぞ? スコーピオンもノリノリで移動を始める。


村の西門から出て道に沿って進む、道中に何度か戦闘をしながら途中のセーフティエリアを目指している。


今のところ西門を出て、森までの道で順調に狩りと採取ができている。


少し周りの風景が変わったジャングルじゃ無いが木々が生い茂っている。


「さぁ、この辺りから本番の狩場だよ〜推奨平均アビリティLvが5〜15だからね~気をつけてね~。」


アリエスの注意を受けて慎重に進む。


木の実や草、石も拾ってアイテムボックス(容量は無限)に入れて進む。


「そろそろ、セーフティーエリアが見えるはずだ。一度アビリティに経験値を割り振って採取したものをジェミニとサジタリウスに鑑定してもらおう。」


アクエリアスの提案に従いセーフティーエリアで休憩する。


「木の実を優先して鑑定してくれ、満腹度が半分以下になっている。」


満腹度…ゲーム内では何か行動をすると消費する、料理や果物等を食べないと回復せずステータスにペナルティが発生する。


鑑定して毒の無い木の実を食べて満腹度を回復させて、また狩りと採取を続ける。


「そういえば羊と猿しかモンスター出てこないな?」


馬鹿スコーピオン、それはフラグだ…!!


◆◆◆


「誰だ!! 変なフラグ立てて回収したやつは!! 」


スコーピオンがゴブリンを狩りながら文句を言っているが…


「お前がフラグ立てて、森の奥に進むって言っただろう!!」


全員でゴブリンを狩りながらスコーピオンにツッコミを入れる。


周りを見渡すとゴブリンが大量に湧いてる。現在進行形で…


「そろそろ、初心者ポーションの残りが少なくなってきた!!一点突破で抜けるぞスコーピオンが先頭でアリエスとアクエリアス、その後ろにジェミニとサジタリウスだ殿(しんがり)は俺がする!!」


◆◆◆


「ハァハァハァ…なんとかセーフティーエリ…ア…まで…帰ってきた…」


スコーピオンはリアルで飯抜きだ!!


休憩してゴブリンからのドロップアイテムをジェミニとサジタリウスに渡して鑑定してもらっている間に経験値を使ってアビリティを成長させている。


「とりあえずポーションとサジタリウスの矢を買いに町に戻るか?」


スコーピオンの提案をサジタリウスが却下した。


「大丈夫です、ゴブリンからのドロップアイテムに初心者ポーションがありました。矢も錆びていますがドロップしています。だから…ゴブリンを狩り尽くしましょう。武器は初心者用なので耐久度は無限の様ですから。」


「そうだな、まだ誰か入ってきた様子は無いし徹底的に狩って経験値を稼ぐか。」


ーーーバトルジャンキーに火がついたか…ーーー


俺と燕以外が諦めた表情でゴブリンの群れがいた場所まで移動する。


ゴブリンを駆逐してやるよ…


◆◆◆


「ノーマルゴブリンがいなくなったか?代わりに色々な武器を持ったゴブリンが湧いてるけど…狩り尽くすだけだ!!」


剣や槍に始まり弓にセスタスといった武器を装備したゴブリンが無数に湧いてPTメンバーはバラバラになり乱戦状態になりながらサジタリウスがPTトークで集合地点やメンバーのサポート、HPやMPの管理の指示を出してくれてギリギリだが誰も倒れずに戦闘を継続する。


全員で武器持ちゴブリンを狩り続けていると、俺の視界に赤い点滅が見える。


「みんな、強制ログアウトまで後10分だ!!セーフティーエリアまで引き返すぞ、走れー!!」


強制ログアウト…一定時間以上のログインができないようにキーラインを使用したゲームでの共通のシステム。


◆◆◆


ログアウトして俺と宗介はベランダに出て、無害煙草を吸っている。


昼食も食べずに頑張っていたので空腹が我慢できなくてカップ麺で夕食を済ませる。しょうがないから隆太にもカップ麺を渡したけどな。


俺と宗介以外は『英雄達の伝記』の掲示板等を見ている。後で話を聞くか。


女性陣から風呂に行かせてからだな、休憩時間はしっかり休憩しないとな。







「さて、掲示板等の話を簡単に言うなら。まだ第二の町と言うか拠点になる町のヒントも出ていないらしい。共有生産スペースもまだ見つかっていないな。β版からの変更点だな。」


隆太が真面目な事を言った!!と全員が驚愕しているが第二の町や生産スペースが見つからないのは生産職には辛いな。


「まあ、サービス開始初日だから焦る必要はないだろ?探索はトッププレイヤー様に任せてゴブリンを狩り尽くそうぜ。もしくは狩場を変えるか?」


俺の意見に反対は無いようなのでスキルの話になる。


「掲示板だと誰もアビリティの合成や進化までたどり着いていないみたいだよ~もしかすると私達がアビリティLvが一番高いかもね~」


ゴブリン狩りは経験値的にも美味しいからな。


「あとは、プレイヤーの中でポーション不足が起こっているらしい。ドロップアイテムで出る量と消費量が間に合ってないらしい。しかもNPC店舗には一日の販売量に制限があるようだ。慌てて回復系アビリティを取得するプレイヤーも多いようだ。」


俺は理々亜が言ったことに驚いた。まだ序盤で大量のポーションが必要の意味がわからない。


「紅君、みんながみんなプレイヤースキルが高い訳じゃないからね?僕達も紅君に助けてもらう場面は多いからね、それにアイテム任せでゴリ押しするプレイヤーもいるよ。」


宗介の言ったことを理解して、とりあえずの目標を決めることになった。


「とりあえずゴブリン狩りをソロでできるようになればいいんじゃねぇか?紅の話だと多数の敵の動きの基本的な練習にはなるようだからな。」


明日からは強制ログアウトまでソロでゴブリン狩りになるようだ。


◆◆◆


「夜食を食べたら一狩り行ってくるから先に寝てもいいからな。採取もしてるから、じゃあ行ってくる。」


1人でログアウトしたセーフティーエリアに移動したけど狩りだけじゃない、気になる場所が索敵センスに引っかかるんだよな。


目的の場所まで採取をしながら進む。


森の中で一ヶ所だけ何も反応が無い場所があるんだよ。モンスターが近づいた様子が無いエリアだからセーフティーエリアだと思うけど…






「あぁ…なるほどNPCの野盗のアジトか。」


いいねえ、全部が俺の糧になるだけだ……


真っ正面から狩り尽くす!!






「紅君のソロは珍しいね、いつもは誰かを誘って狩りに行くのに。何か見つけたかな?」


僕の一人言に返事が返ってきた。


「何か見つけたのは確かだろう、紅はバトルジャンキーだ、1人で楽しい狩りをしているだろうね。」


苦笑しながら理々亜さんが牛乳をパックで飲みながらきた。


「そうだ、掲示板で少し気になる書き込みを見つけた。同じアビリティで同じレベルでも別プレイヤーが使うと少しだが結果に違いがあるらしい。私はこれがプレイヤースキルの一番の違いだと思うが、どう思う?」


理々亜さんの話は相変わらず興味深い。


「具体的には索敵アビリティでも感知する範囲が広かったり感知するモンスターの数が違う程度だがおそらくはプレイヤースキル、しかも脳の使用率等が関係していると思うけどね。」


僕はそれを聞いて一つのワードを思い出した。


「VRジーニアス…かな?VR空間での脳の使用率等が現実より遥かに高い現象だね。僕は紅君がVRジーニアスの1人だと思うよ、紅君は笑って流す話だけどね。」


……さて『英雄達の伝記』からは何人のVRジーニアスが出るかな?


◆◆◆


手ごたえは無いが経験値と報酬は美味しいな、野盗狩りは。みんなに渡す物も手に入れたからいいけどな。宗介と俺には必須のアイテムも手に入れたからいいか。


そろそろセーフティーエリアでログアウトするかな。




ん?セーフティーエリアに誰かいるのか?どこかで見た様な馬鹿だな。


「見つけたぞ、紅髪野郎!!なんでβ版にいねぇんだ!!勝負だ勝負!!PvPだぁぁぁ!!」


いきなりだが、ホントにPvP申請が来たじゃないか。


「なら、覚悟はできているな…また狩り尽くすぞ《黒鬼》?」

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