二十五 天国への階段
カレー屋さんを出てから何とか中央線下り最終に乗車、01時37分にJR高尾駅に到着しました。
周囲の人たちとは関わり合いたくないので、駅の手洗いに入ってスマホで「幸福な日々」をプロロークから読み返し、「けむんぱす日和」、「こくぶんじのみずのみどり」を全部読んで、足が痺れたので改札を出たのが02時過ぎでした。
誰もいません、なんか待合い風の造り。とりあえずここで仮眠を取って、始発で都内に戻ればそこは「あの世」のはず。おやすみなさい、皆さま、、、。
~ゼア-ズレディ フ-シュア オ-ザッグリタィズゴ-ド
アン シーズバイングア ステアエイトゥ ヘブン~
なんだ、何だ、これは! ツエッペリンの「天国へのかいだん」ではありませんか!!!
肉声でこれを聞くのは5万年前の武道館ライブ以来です、何者でしょうか?
あえて『キ・ケーン キター!』と、前置きしておきます。
迷彩戦闘服を着た寅次郎、虎さん(いずみやしげる風)、、、マジやばいです。
「こ、こんばんわ~。」
「なんだ、何だ、うっせぇバカヤロー!」
「失礼しました。」
「てめぇのせいで、次の歌詞忘れたぞ、ボケ!」
「先輩、たしか、フェンシゲゼアシノウ~ でしたか?」
「なめんなょ、このヤロー、発音全部カタカナだろ。」
これが、あの世の衛兵、、、なんでしょうね。