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四十六 反乱軍全滅
ブラック企業は英会話教材を新東京市に納入、そのお金でカレーを職人から仕入れ、ナンツーマン社はブラック企業からのカレーの請求を教材で相殺、そのカレーを反乱軍ホールディングスに販売、あの世のカレーショップの材料となるのです。
ビジネスって難しいですね。
「ウギャー!辛ィーツ、痛ぅらーいよー。」
「う、うけーっ、辛い、つらい、、、」
「なんで、からいはつらいの、おかあさーん!」
想定外の事態発生です!
激辛カレー初心者の兵士達、脳天からの湯気を目出帽に阻まれて圧力上昇、もがき苦しんでいます。
「やべぇ、蒸気放出!」と叫びながら必死で目出帽をむしりとるブラック代表。
しかし、ついに皆さんの心電図は平行線、
「ピーーー」音が重なり合ってサイレンの様に響きわたっています。
大惨事です、反乱軍は全滅です。
「イエローさん、早くあれを。」
「そうだな、わかったよ。」
生存者で宇宙特辛のオカワリをいただいたのです。
「ピーーー」
「....」




