十九 透明人間
ついに明かされる、幸福な日々の真相。
「でも、君たちをここに招いたのは、私なんです。」
「泥酔したり、死にかけたり、気まぐれにカレーが欲しくなった私たちを呼んだとおっしゃる?」
「この世界には容易に理解できない事があります。カレー職人Bさん、お願いがあります。」
「お冷やのお代わりですか?」
「いえ、カウンターの端末に私の言うとおりにタイプしてください。」
「今どきは音声入力じゃね?」
「わかりました、自分で言います。
System.新東京市.交通局長.Visible=False [Enter] 。」
ややっ、五万年前のエクセルマクロの構文と同じだ、、、、
あーぁ!局長さんが消えた?
「私はここに居るのに、可視属性が偽に設定されたので透明人間現るです。」
「現、れ、ないのが、透~明人間です~ぅ。」とカレー職人AB。
(一同沈黙)
「振り付けがイマイチでした。もちろん、この端末で皆さんのいろいろを駆使すれば予定通りの結果が導かれるのです。」
(一同別の沈黙)
「もう、おわかりでしょう。」
「昔から、エクセル使えるやつが偉いんでしょ。」と隊長さん。
「困ったなー。」
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