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幸福な日々  作者: 豊洲 太郎
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四十五 黒くぬれ

 カチャ。

 イエローはシートベルトのロックを大げさに外すと背伸びをしました。

 「トラック泊とはさすがブラック企業だよ。」

 「来ましたよ。」


 「Good evening コンバンハ... ...、やべぇ、これ、いいじゃない。」

 「隊長、いや代表まで合唱してどうするの。」


 「じゃあさ、こちらのBGMは『くろくぬれ!』でいこう。」

 「はいよ、とことんブラックだよ。」

  アイシーアレドア... ...


 「負傷者はともかく、死者は出したくないよ。」


 「行ぐぞ、翼を広げるんだ!」

 「ラジャーですジャー。」


 電動トラックのウィングがゆっくりと開きました。

 なんと、B級グルメフェアの屋台が現れました。


 いよいよ、私の出番です。

 「あの世の反乱軍の皆さん、新作カレーの試食会ですよー。」

 「ウォー!」

 迷彩服に目出帽の兵士が集まって来ました。


 「この世の新製品『ハウズ娑婆シャバカレー 宇宙一辛』をご堪能ください。」


 「アミダさん、カレーな取引成立ですね。」

 「食材と教材の交換です。」

 「Good evening コンバンハ... ...、お得な教材です。」

 「サイちゃん、皆でカレーを食べましょう。」


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