三十四 コンビニで逆ナン派?
これはひょっとしたら「逆ナン」ということでしょうか?
美しい女の人が、一緒に飲みましょうなんて、どうしたことでしょう。
チョット一杯のつもりが、、ハシゴ酒、そして、「いけません、いけませんです奥さん、そんな、飲茶ください、」と中華料理でシメるとか。
「赤ふたのダカラ焼酎25度」が飲み放題ですよ、お客さん、社長さん!。
でも、普通、はげかつらに瓶底鼻眼鏡で変装中のおっさんを逆ナンしますか?
そうかそうか、きっと「カト ジャンの追っかけ」のひとなのだ。
「ちょうどヒマしてます、おツマミは私が持ちましょう。」
いやいや待てよ、流れが携帯小説並に強引すぎじゃあーりませんか。子供の頃、知らない人について行ってはいけませんと教わりました。
「もしも、カト ジャンがまた来週ねーと、お断りしたら?」
「鉄道警察隊に引き渡します。」
「わたすは無実だーす。殺害なんかすらないもん。」
「いいえ、万引きですわ、店内の皆さまは全員、私の知り合いですの。」
いつのまにか、店の入り口の自動扉には「準備中」のパネルがかけられています。
全員がこちらを見て、笑っています。
「うひゃひゃひ、、、」




