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※これはAmebaにも投稿されているものなのです。  

二度目のおやすみパ○ラッシュ。

『くどい』と数少ない読者の罵声を浴びつつもあの人と化物の物語は突き進む。


一応忠告。

これを書いた当時は口が×になっている兎に洗脳されてすぐです。

兎の洗脳活動に興味のある方はニコ動で【ミッフィー 耐久】で検索してください



白紙が続き少し焦った村人B。

それから数ページ先に何やら文字が書かれている。



×月7日

おはようパトラッ○ュ。

本当に良く眠れたよ。

それにしても、この日記を見る人は自分以外にいるのだろうか…

とりあえず、あの人には見られたくないことは確かだ。


×月8日

みぃぃぃっひぃ、かわいいうさちゃん

みぃぃぃっひぃ、おりこううさちゃん

みぃぃぃっひぃ、げんきなうさちゃん

みぃぃぃっひぃ、かわいいうさちゃん

みぃぃぃっひぃ、おりこううさちゃん

みぃぃぃっひぃ、げんきなうさちゃん

みぃぃぃっひぃ、かわいいうさちゃん

みぃぃぃっひぃ、おりこううさちゃん

みぃぃぃっひぃ、げんきなうさちゃん

   ・

   ・

   ・





謎の書き込みが続いている…。



×月9日


何やら頭が痛い。

日記を見ると殴り書きで書き込まれている。

あの人に何か昨日あったかと聞くと

『森から一日中歌声が聞こえた』とのこと。



・・・怖いですね。




×月10日


嫌な話を聞いた。

あの人が親類の都合で引っ越すかもしれないらしい。


直接、本人に聞いたわけではない。


元々あの人は親の店の手伝いをしていて、

あの道を通るのは買出しなどの用事で通っている。


それで人付き合いも良く、看板娘的な存在だかなんだか


気分で街を歩いていたら

道で会議中の中年の女性方から聞こえてきただけだ。



×月12日


勝手に不安になって考えても仕方がないので


直接聞くことにした。



あの人は否定も肯定もしなかった。


やはり不安になる。

その不安の中身が私利私欲の為というのもまた腹立たしい。



心配をかけたくないのだろうか・・・。


頼ってさえもらえない・・・

どうしてこうも自分は「できない」種類なのだろうか

人をまともに心配することもできないとは・・・


まだ、赤い陽の光が鬱陶(うっとう)しいが寝ることにする



×月13日


そんなことよりあの人が来た。


「昨日は伝えそこねたけど・・・」

「・・・引っ越すことになってたの。」

「だいぶ前から。」


自分はどんな顔をしていただろう。

また情けなく泣いたかもしれない。


とりあえず微笑んで「そっか」というような

気の利いたことを言えるわけがないのは確かだ。



叫んで叫び倒して全てを吐き出したいような気分だが

近所が迷惑なのでやめておく。



だからといって収まらないので日記に当たることにした。





×月16日


前の話になるが。


日記にあたっているときにこの日記の最初のページに

第三者の書き込みを見つけた。


「フハハハハハハ!!この手記は見させてもらった!!

 どうせだったら文じゃなく言葉で伝えてよね!!」



・・・・・・・やられた。


どう見ても男の文字ではない。

丸みを帯びた綺麗な文字だ。


しかもちょっと雨か何かで字がぼやけている。

最後に雨降ったのっていつだよ・・・


ちなみに

見ている間、森に入るのは斧を持った中年の男と

あの人だけだ。


人喰いもでるという噂がある中、

闇が渦巻く獣道もまともにない緑生い茂る森に入る馬鹿はそういないだろう。




とりあえず少し考えたが、

これまで通り日記であの人の言動や一緒にいた事を書き留めていこうと思う。


それがこの日記の存在意義であるような気がしたからだ。


いよいよ変態じみてきたというかなんというかだが

まあ、自分はそう言われても仕方がないと思う。


またそのうち、あの人が引っ越した後でも読み返して

あの人のことを忘れないようにしようと思う。


どうせ書き留めなくとも忘れることなどないのだろうが…



少し長くなった。腹も減り始めたし、何より疲れた。もう寝る。




×月18日


あの人来訪。いや降臨でもいいが。

自分の顔を見てから心無しかにやにやしているように見えなくもなかった。


「気づいちゃった?」

「んで、何か言いたいことある?」


流石はあの人。

知識だけではなく、人を見るのも得意なようだ。ああ化け物だったか。

自分は人呼吸おいて、伝える。


「好きです。」

「付き合ってくださいみたいな我儘(わがまま)は言いません」

「とにかく好きなんです。」

「ただ、それだけをずっと伝えかった」


今はもう陽が落ちかけていて出来事は陽が真上に来る前の話なのに


覚えている。

それはもう鮮明に。


そしてあの人は言うのだ。



「はい不合格」

「強気で行きなさいよね」

(いつわ)るなんて聞こえは悪いかもしれないけど大事よそういうの」



「じゃあこっちの話。」



「付き合うのは確かに無理。」


「だけどあなたと会うのはすごく楽しい。」

「できるものならずっと一緒にここで話をしていたい」

「でも、そんなこと言ったらきっとあなたは付いてくる。」


「そんなことしたら『人喰い』の話が広がっていずれ捕まる。」

「私はそんなの。耐えられない。」

「だから・・・引っ越すことは知られたく、なかった。」

「知られたくなんて・・・なかった・・・。」


あの人は泣いていた…と思う。

顔は俯いていたのでよく見えなかった。が、声が震えていたのは確かだ。


ちなみに自分は人を慰める方法なんて分からない。

前で挙動不審に声にならないようなものを喉から出していた気がする。



その日、あの人は帰り際に手を振りつつ

「じゃあね~」と言うまで会話はなかった。



あの人の考えたことが分かって良かったとも思う。

あの人の思いが聞けて嬉しかったとも思う。


だが何となく気分が悪いので寝る。



×月20日


こんなときに日記を書くべきではないと思うが一応、

思い返すためにも必要だと思い帰ってきた。




昨日から、あの人がいない。


しかし、引っ越したとかそういうわけではないらしい。 

ただ来なかっただけだが、なんとなく。

ただ胸騒ぎがしただけ。


それだけを理由に街に出て店に行ったが店もまだやっていて賑わっていた。

だが、看板娘的な存在であるあの人がいない。

賑わう店前もあの人がいなければ邪魔でしかないだけだ。


コミュ障そっちのけで店主に聞くと


「昨日から帰ってない。困ったもんさ売上も軽く落ちちまった。」

なんて頭を掻きながら少し笑って答えた。


若干殺意さえ湧いたがあの人に貰った「この人を食べてはダメなのですリスト」に

写真が載っていたので止めた。


まあ、この人を食べるとあの人も悲しむだろうということが最優先だが。



店から離れ唐突に『人喰い』の噂を思い出した。

いやこの種は自分だがどうも聞こえてくるのはデタラメばかりで

信憑性には欠けるような情報ばかり。ソースは俺というやつだ。


なにせ、聞こえてくる情報は自分の見た目とはかけ離れている。

いや、似ているものがひとつもないのだ。

「どうせ噂に尾ひれが付いただけ」程度に思っていたのだがやはり気になる。


脚が、腿が、身体が重い。

昨日も街中走り回っていたのでろくに睡眠など摂っていない。


まあ睡眠など必要な作りではないのだが多少省エネ状態になるので重宝している。

さらにこの身体は疲れることを知らない。

まあ、知らないだけで、エネルギーはもちろん消費する。


だからあまり動きたくはないのだが。


今更、他の人間など必要ない。

とりあえず、もう行くことにする。



×月21日


あの人はあれからすぐ見つかった。

この廃屋の裏手に倉庫のような廃屋よりも二回りほど小さいトタン屋根の建物がある。

あの人はそこに放置されているソファで寝息を立てていた。

なんとなく腹が立ったので、こよりを作り定番の悪戯をしてみた。


くしゃみはおっさんのそれだった。


まだ寝ているようなので再度やってこようかと思



×月22日


なぜだろう昨日の記憶が曇りガラスでも通したかのようにぼやける。


起きたらそこはいつも日記を書くところで、

おまけに頭に字のようなものがある。



近くには・・・茶色いシミの付いた角材。


自分は明後日の方向に角材をスパーキングした。




あの人は自分の寝所で腹を立てている。

まあ、すぐに笑ったのでふざけていただけらしい。




×月23日



もう明日あの人が引っ越すらしい。


腹をくくっていたつもりだがやはり目元が濡れる。

自分はあの人に向かって笑ってみせた。

あの人ならきっとそうしてくれるから。



「今度、絶対に会いに来るからここに居座っててね!!」



そう言い残してあの人は森の入口へと消えていった。




×月25日



あの人がいないのでこれといって書くこともない。

あの人がいない日々がここまでつまらないとは思わなかった。


雨が森を泣かせるかのように(したた)り続ける

木の葉の音だけが廃屋に(こも)る日々。




寝るか。









最後のページが破れている。



この日記が置いてあった近くには『日記Ⅱ』と表記されたものがあるのが分かると

不意に微笑ましく思えてくr・・・・・・・・・・ってあ~・・・どーも




×月12日



森には断末魔が響きわたり、一匹の人喰いの空腹を満たした。



めでたしめでたし。



でも

俺たちの話はまだまだ終わらねぇええええええ




いや終わります大丈夫です。


とりあえずはい「化物の手記」完結です。

作成時間は1週間とやっつけ感がぱないですが。


まあね。俺は読者を信じてる!!



前も言ったように本当は2,3日で出来る単発だったのに

あの人が妙に可愛くてずるずると構想を練って1週間ですよ。


いやいや本気で怖いですね。

自分が考えただけあって愛着がわくのは予想がついてましたが

まさかここまでとは…


ちなみに次回作は決まってません。


黒歴史をなぞろうか

作成中のものをどーんと公開するかは

まだまだこれからのお話…。


というわけで、次回作はだいぶ先になりますが

これからもよろしくどーぞー



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