第十八話
――ドクンッ――
何で…?
『大丈夫?』
何日か経ってからそう恭介からメールがあった。
何でメールしてくんだよ。忘れたいのに。
それなのに何で私少し嬉しがってんの?
メール返そうとしてんの?
「大丈夫。」
『調子良くないんだ?』
「うん。」
『俺のせい?』
少し答えに戸惑った。
恭介のせいじゃない。
でも心の中で恭介のせいだって思ってしまった時もあったから。
「あれから色々あったから。恭介のせいじゃない。」
あんな憎んだ相手に。
何を優しい言葉言ってんだろう。恭介も後悔して苦しめばいいと思い続けてた。
『俺変わったんだ。もう前とは違う。』
「そーなんだ。じゃぁまた新しい恋愛頑張ってね。私、恭介に幸せになってほしいよ。」
私何言ってんだ?
『雛は何でそうやって優しいの?俺雛を苦しめてばっかいたのに。』
涙が出た。
私恭介を嫌いなわけじゃない。
毎日思い出しいたのも嫌いだっからじゃない。
憎んだのもただ恭介を憎まないと自分救えなかったから。
他の男とどれだけ寝ても虚しかったのは、恭介を想ってたから。
恭介が他の女と遊んでたのが悔しかったから。そして彼女ができて欲しいと思ったのは私が恭介の事好きだったから。
好きだって事を忘れたかったからだ。
「私…恭介のこと好きだぁ…。」
携帯を握りながらそうつぶやいた。
「これからお互いまたいい人が見つかるさ!」
そうメールを送って返事が来てももぅ返さなかった。
これでいい。
私恭介の事好き。
今でもきっと。
恭介のこと好き過ぎたからあの浮気は許せなかった。許せないから好きでももぅ付き合ったりはできない。心狭くてごめんね。
それほど好きだったんだ。まだいい思い出なんかにできない。
だからいつか幸せだったって思えるまで想わせて。
好き。
本当に本当に。
久しぶりにゆっくり眠れた。




