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日本没落  作者: アキラ
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はじまり

世界は豊かになっている。なぜ日本だけ貧しくなったのか。

2040年秋、妻が風邪をこじらせた。病院に行き入院が必要と言われたが金が無い。自分は一般的な勤め人でごく普通の生活をしている。

いつから日本はこんなにも貧しくなったのか。エネルギーも食料も足りない、街を見ても道路やインフラは老朽化して直せない。治安も悪い。

とにかく妻の看病をしながら病院でもらった薬を妻に飲ませる。妻のせき込みは酷くなるが何もできない。入院させたいが金が無い、自分が悪いと思うが、妻はせき込みながらも私に「迷惑をかけてごめんなさい」と言う。何もできない自分が悔しい。妻の隣で看病をしているとつい、うとうと寝てしまった。夜中目を覚ますと妻が息をしていない。「うそだろ、目を開けてくれ」必死にすがった。なんで俺は寝てしまったんだ。妻は寝てしまった俺を起こさないよに咳や苦しいのを我慢して死んでしまった。

呆然と外に出た。街の道路は凸凹で車も無く、街路灯は明かりがついていない。月明かりが夜道を照らしている。

「おい、おっさん、金だせ」3人組の若い男が声をかけてきた。呆然とそのまま通りすぎた。1人の男が後ろからバットで殴りかかってきた。そのまま倒れ込み薄れていく意識の中で、なぜこんなことになったのか。誰が悪いのか。誰が日本をこんなにも貧しくしたのか。


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