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群青をわかつ指先

作者:えんば
 恋なんて、もうしばらく縁のないものだと思っていた。
 仕事に追われて、誰かを好きになる余裕なんてどこにもなくて。
 気づけば、自分の心が乾いていることにさえ慣れてしまっていた。

 だけど――ある日の電車で、ふと見かけた横顔が、そんな日常を静かに壊してしまった。
 名前も知らない、話したこともない人。
 それなのに、なぜだろう。胸の奥が強く震えて、私はどうしても目を逸らせなかった。

 この物語は、そんな私が経験する小さな奇跡の記録だ。
 派手な運命なんてなくても、ただ心を動かされる瞬間がある。
 それを「恋」と呼ばずに、なんと呼べばいいのだろう。

 ――どうか、私の記憶を、あなたに読んでほしい。
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