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あとがき 〜この世界と“信じること”について〜

あとがき 〜この世界と“信じること”について〜


この物語では、「堕天使」「天使」「神学校」「司祭」といった、キリスト教の世界観に関わる用語がいくつか登場しました。

もしかすると、これらの言葉に馴染みがなかった方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、物語の雰囲気を壊さず、少しだけその意味をお伝えしたいと思います。


■ 天使と堕天使とは?


キリスト教では、天使とは神の使いであり、人々に神の言葉を伝えたり、助けたりする存在です。純粋で、光の中にいるような存在として描かれることが多いです。


一方で、堕天使だてんしとは、もともとは天使だったけれど、神に逆らったことで天から追放された存在です。最も有名な堕天使が「ルシファー(サタン)」です。物語では、神の光に反発する“闇の存在”として描かれます。


ディアが立ち向かった「堕天の徒」も、そのような闇の力に染まった存在です。


■ 神学校とは?


神学校は、神や信仰について学ぶための学校です。実際の世界にも存在し、神父や牧師、司祭などの“教える人”や“祈る人”になるための学び舎です。


ディアが育った聖都の学び舎は、こうした神学校をモデルにしています。


■ 司祭とは?


司祭しさいは、教会で人々のために祈りを捧げたり、神と人とをつなぐ役割を持つ人のことです。カトリックでは「神父」とも呼ばれます。


ディアのように、自らの想いを押し込めながらも、人の幸せや救いのために祈り続ける姿は、司祭という立場に深く通じています。



この物語は、「信じることの力」「愛のかたち」「見えない光を信じて歩くこと」をテーマにしています。


神を信じていなくても――誰かを信じることは、きっと誰の心にもある。


そんな祈りのような気持ちが、

この異世界ファンタジーの中で、あなたにも届いていたなら幸いです。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

物語は終わっても、信じる心と優しい奇跡は、あなたのそばにいつもありますように。

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