楽しみました
日曜日
この日、タケルは部屋のベッドに寝そべり、理由の分からない興奮が心の中を支配していた。妙に緊張感が漂う空気が部屋を支配しており、彼の視線は、落ち着かなくさまよっていた。
彼の頭の中では、レミィと司が遊園地で楽しそうに笑いあったり、手を繋いで観覧車に乗ったりする光景が、次々と蘇っては消えていく。
夕方になり、タケルはレミィや司に連絡を取ろうとスマートフォンを手に取る。
しかし、どうやっても二人には連絡がつかず、心の中にモヤモヤとした気持ちが漂っていた。彼は夜が更けるにつれ、焦りと不安が増していくことを感じていた。
頭の中ではレミィのむき出しのお腹に手を這わせる司、しっとりとした顔で司にキスをするレミィ
そのまま手を、デニムパンツの中に入れる司。
「あ、そこはダメ!」
というレミィの言葉を無視してさらに手を進める司 そして二人は濃厚なキスを始めるのだった。
(くそっ! なんでだよ!!)
イライラし謎の興奮をしながら寝返りを打つ。
「あぁもう! ダメだ!!」
ガバッと起き上がり、頭を冷やすためにコンビニに向かうことにした。
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深夜、静まり返った住宅街を歩くタケル。
心の中では、レミィと司が遊園地で過ごしたであろうデートのことが気にかかり、モヤモヤした気持ちが募っていた。
そんなタケルの前に、突如として司本人が姿を現した。
「よう、今日は楽しめたか?」
と司がにっこり笑って尋ねる。彼の声に、タケルはびくりと体が震える。
タケルは司の問いかけに、どう答えていいのかわからず、言葉に詰まってしまう。
彼の心の中では、レミィとのデートのことが気になって仕方なかったが、司に直接聞く勇気が湧かなかった。
「えっと、まあ…そうだね。」
と、適当な言葉を返すタケル。
しかし、彼の顔には明らかに不安が浮かんでいた。
司はタケルの表情を見て、何かを察したように微笑んでいた。
タケルはレミィと司のデートのことを思い出し、再びモヤモヤした気持ちが胸にこみ上げてくる。
彼はなんとかその気持ちを抑え込み、司との会話を続けようとするが、心の中で渦巻く不安と興奮が彼を苦しめ続けるのだった。
「どうやら随分と楽しめてるみたいだな」