表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
純愛は寝取られの前菜!? 彼らの青春と本当のこころ  作者: 寝取られた仲間たち
平凡な少年と金髪の少女が付き合いつつ危うげ
1/16

高嶺の花の美少女と付き合う

挿絵(By みてみん)

「レミィさん! ぼ、僕と恋人として付き合ってください」

「OK、いいわよ」


金髪ポニーテールをなびかせる、美しい少女はなんとも気軽に応えてくれた。


「あ……ありがとうございます!」

僕は思わず頭を下げた。

「ふーん、じゃあさっそくだけどさ。今度の日曜日デートしましょうか」

彼女は腕を組みながら言った。

「え? あの、その、まだ知り合ったばかりだし、もう少しお互いを知ってからのほうがいいんじゃないかな」

僕は慌ててそう答えた。


「あら? もしかして嫌なのかしら? せっかくこの私が誘ってあげてるっていうのに……」

彼女は不機嫌そうな顔になった。

「いえ、そういうわけじゃないんですけど……」

どうしよう、いきなり嫌われたかな・・・。


彼女はこらえきれないという風にプッと吹き出した。

「Joke! うそうそ! 冗談よ! けどデートしたいの本気。 放課後に一緒に帰りましょう? タケル!」




「えっ!?」

突然の展開についていけない僕は、ただ呆然としてしまう。

すると、レミィさんは僕の手を取って、ぎゅっと握ってきた。彼女の柔らかい手の感触にドキッとする。

「いいでしょう? 私もあなたの事が好きになりそうだし。それに、あなたも私の事が好きでしょう?」

そう言っていたずらっぽく微笑む彼女。

ああ、やっぱり可愛いなあ……。

確かに、こんな素敵な女の子に告白が成功するなんて夢みたいだ。

うん、きっとそうだ。

「はい……よろしくお願いします……」

僕がそう言うと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

それから僕らは付き合い始めたんだけど。


友人の司にその事を報告すると、司は驚いた顔をして僕のことをじっと見つめてきた。

「おめでとう、良かったじゃないか! お幸せにな!」

笑顔で祝福してくれる司を見て嬉しくなる。

でもなんだろう、何か違和感を感じる気がする……。

----



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ